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ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか 単行本 – 2019/2/22
購入オプションとあわせ買い
・共同通信 (2019.4.7) | 親として、大人として、男の子に語りかけるべきことは、少なくとも「男の子だから女の子に優しくしなさい」ではないのだ | 紫原明子氏
・日本経済新聞 (2019.4.27) | フェミニズムはこうした「男性性」のもたらす負の側面を明らかにしてきたものの、その裏で見過ごされがちだったのが、男の子がもっか陥っている苦境への対応策だと著者は指摘する
・エッセ (2019年7月号) | 男の子と女の子では脳からして違う? 男の子は生まれつき不器用で乱暴で口下手? ゲームは男の子に有害? 男の子がポルノを好むのは自然の欲求? 読み進めるうちに、実は自分の中に確かにある差別意識に気付かされます | 柚木麻子氏
・朝日新聞 (2020.6.6) | 一ページ読むごとに私は拘束衣を脱がせてもらうような解放を味わった。男は自然と男になるのではない | 星野智幸氏
女らしさがつくられたものなら、男らしさは生まれつき?
男性、女性、すべての人のために。
フェミニズムが台頭する今だからこそ、「男らしさ」の意味も再考するとき。
自身も男の子の親である著者のギーザは、教育者や心理学者などの専門家、子どもを持つ親、そして男の子たち自身へのインタビューを含む広範なリサーチをもとに、マスキュリニティと男の子たちをとりまく問題を詳細に検討。
ジャーナリスト且つ等身大の母親が、現代のリアルな「男の子」に切り込む、明晰で爽快なノンフィクション。
〈目次〉
はじめに――今、男の子の育て方に何が起こっているのか?
1章 男の子らしさという名の牢獄――つくられるマスキュリニティ
2章 本当に「生まれつき」?――ジェンダーと性別の科学を考える
3章 男の子と友情――親密性の希求とホモフォビアの壁
4章 ボーイ・クライシス――学校教育から本当に取り残されているのは誰?
5章 「男」になれ――スポーツはいかにして男の子をつくりあげるのか
6章 ゲームボーイズ――男の子とポピュラーカルチャー
7章 男らしさの仮面を脱いで――男の子とセックスについて話すには
8章 終わりに――ボーイ・ボックスの外へ
「『男らしさ』圧力にマケズ、男の子いかに育てるべきか」。子どもに関わる大人は必読です。
――堀越英美氏 (『女の子は本当にピンクが好きなのか』『不道徳お母さん講座』著者)
「女の子は生来的に数学が苦手だとか、月経周期のせいで優れたリーダーにはなれないという意見に対しては、批判と、豊富な証拠に根差した反論が向けられる。 しかし男の子と男性に関しては、私たちはいまだに、彼らの問題点も短所も、そして長所も、生物学的な結果なのだという考えにしがみついている。女らしさはつくられたものだが、男らしさは生まれつき、というわけだ」(本文より)
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社DU BOOKS
- 発売日2019/2/22
- 寸法12.8 x 2.3 x 18.9 cm
- ISBN-104866470887
- ISBN-13978-4866470887
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「はじめに」および1~2章の内容をご紹介
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はじめに 今、男の子の育て方に何が起こっているのか?「じっと座っていられない子、すぐにけんかを始める子、クラスメートの女の子に嫌がらせを言う子、本を読むのが大嫌いな子、シューティングゲームばかりしている子――彼らについて、自明の理のように『男の子だから』という言葉で片づけてしまっていいのだろうか?」(本文より) |
1章 男の子らしさという名の牢獄――つくられるマスキュリニティ「『男の子はくさい』『暴力が好きなことになっている』『フットボールをしないといけない』『自動的に評判が悪い』『泣いたらだめなこと』『お母さんになれない』……。(略)スペル間違い混じりのつたない字で書かれたリストを見ると、私たちの心はさらに痛んだ。まだ単語のつづりは正しく書けなくても、ジェンダーのルールは理解しているのだ」(本文より) |
2章 本当に「生まれつき」?――ジェンダーと性別の科学を考える「男の子と女の子が何に引き付けられるかというのは、おおむね生来の好みではなく社会化や巧みなマーケティングの結果である。例えば、女の子に人気のピンク。ピンクはいつの時代もプリンセスの色だったわけではなく、一世紀ほど遡れば男性の色と考えられていた。20世紀初期までは、ピンクは活力と強さと権力の象徴で、若い男性がよく身につけた色だ。一方、ブルーはどちらかというと女の子にふさわしい色とされていた。繊細で上品で、聖母マリアのガウンの色でもあるブルーは純潔の象徴だった」(本文より) |
商品の説明
著者について
ウェブメディア「シャトレーン」寄稿編集者であり、作家・出演者としてCBCラジオでも活躍。
ジャーナリストとして受賞歴を持ち、これまで、雑誌「トロント・ライフ」「トゥデイズ・ペアレント」、ウェブメディア「ザ・ウォルラス」「NewYorker.com」、「グローブ・アンド・メール」紙などに寄稿している。
妻と、養子に迎えた息子とともにカナダ・トロントに暮らす。
翻訳: 冨田直子(とみた・なおこ)
翻訳者。訳書に『ANOTHER GIRL ANOTHER PLANET』『Coming of Age』 (いずれもDU BOOKS)がある。
登録情報
- 出版社 : DU BOOKS (2019/2/22)
- 発売日 : 2019/2/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 4866470887
- ISBN-13 : 978-4866470887
- 寸法 : 12.8 x 2.3 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 222,978位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,449位社会一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
日本の社会、教育に携わる方、必読です。
女性も男性も、ジェンダーに悩みのある方、
性差別を感じている方、必読です。
差別の根源としたのは、
例えば女性差別、これが生まれた原因にも関わっているからです。
さらに、
この本は、国内の差別に埋もれ、
"存在しない"とされるが故に、
目下に照らされず、無いとされる
「男性差別」の存在、いかに害悪かを否が応でも知ることができます。
日本のありとあらゆる環境が
特に被害を受けやすい若い男性を蔑ろにしていて、冷たい地下室に閉じ込めたまま
女性差別をなんとかしようとしています。
これでは表面的な問題しか解決しないと
思い知らされるはずです。
"男らしさ" は特に若い男性を苦しめ
声を出すことさえ、"男なのに" でねじ伏せる。"我慢して女性を助け犠牲になるのが男だ"
と常識のような認識が蔓延る日本。
日本で、今見つめなければならない
大問題に気づくことが出来るでしょう。
フェミニストでレズビアンのカップルである著者が抱えてきた悩み、懸念には多くの点で共感した。
本書の特徴として、一つには人種・民族、階級、スポーツなどとのマスキュリニティの絡み合いが描かれることだ。マスキュリニティにどのようにして男の子たちが囚われるのか、その具体的なあり方を知ることができる。
しかし、本書の最大の特徴は、トキシック・マスキュリニティを解体する様々な実践が示されることだろう。性教育も含めて、いわゆるマンボックスに当てはまる男らしさから男の子は離れたっていいという教育実践はとても参考になる。
気になる点をあげるとすれば、二章における子どものトランス選択の早さだ。筆者は10代前半、もしくはそれ以前からトランスを表明する子どもを肯定的に捉えているが、そこに一つ疑問が残る。著者が示すように、子ども向けの商品は強烈にジェンダー区分されており、身体的性とは異なる方のジェンダーをあてがわれたものを好もうものなら、大きなコンフリクトを起こす。はたして、そこで生まれる身体違和は、あとの箇所で示されるようなマンボックスの解体などの実践があれば起こった類のものなのだろうか。性転換手術が身体に大きな負担をかけ、不可逆的なものであるがゆえに、その選択は、大人たちが「性別に関係なくブルーやピンクを好きになってもいいし、好きな髪形、格好を選んでもいい」ということを十分伝えた上で、理想としてはそうした考えが浸透した環境を用意した上でなされるべきではなかろうか。
こうした疑問は残るものの、その疑問に応えるような実践も数多く載っているので、ぜひ一読をおすすめしたい。五章末でデイビスが語るような、革命的な変化を起こすために。
男の子の親、女の子の親、男が嫌いな人、フェミニスト、フェミニストが嫌いな人、その辺の問題に興味がある方みんな読んで欲しい。
仕事などで男女が同じ能力なのに、男性だけにやりがいのある仕事を任せたり、出世させたりすることがまだまだ多い。明らかに女性差別だ。しかも、それを有難く思っていない男性はいるだろうし、男だからといって能力以上の仕事やポジションを押し付けられて悩んでいる男性もいないわけではない。
本書では、こういった「男らしく」「男だから」を取り巻く様々な問題をいろいろな角度から検討している。安易に発せられる「男らしく」といった言葉が、子ども時代はもちろんだが少年期・青年期の男性をいかに蝕み、いかなるリスクをもたらすかなどにも言及されている(例えば、53~54ページ)。著者自身が男の子の子育てをしながら体験したり、感じたりしたことにも触れながら、「常識」としてスルーしがちな部分にも触れられている。また、フェミニズム運動と男性の関係に触れた329ページのエピソードも素晴らしい(フェミニズムを毛嫌いする男性は一読して欲しい)。
「マスキュリニティ」「マン・ボックス」といった耳慣れない言葉も出てくるが、それらは読んでいくことで充分に理解できるし、トランスジェンダーなどについても理解が深まる(85ページの指摘は新鮮だった)。
改めて、何よりも大事なのは、「人間らしく」「人間として」ではないだろうか、と強く思った。
「男の子」を持つ親はもちろんだが、子育てに関係ない人にも、とにかく全ての人に読んで欲しい。
例えば、今までアメリカ社会のマジョリティとして優遇されてきた白人男性が今覚えている不安感が、現状を維持しようとする超保守への流れを生み出していることを想像するのは難しくない。
また、格差や教育の問題についても様々な鋭い指摘があった。例えば、ロールモデルの影響力の強さについても考えさせられた。(私の周囲の子供も、誰にすすめられたわけでもないのに、周囲の身近な同性の大人を自然とロールモデルにしていた。)
多くの人に読んでほしい名著。
男らしく、女らしく、また、自分らしくに
着目して自分に突きつける問題点に気づいたりもしました。
自分の中で、何回か咀嚼していくことで、
共感できたり、この価値観を理解するのに
役立ちそうな本でした。勉強になりました。