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ヒトラ-の呪縛 単行本 – 2000/7/1
佐藤 卓己
(編集),
日本ナチ カルチャー研究会
(著)
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社飛鳥新社
- 発売日2000/7/1
- ISBN-104870314290
- ISBN-13978-4870314290
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
激悪アドルフに華麗なる親衛隊。コミック・映画・ハードボイルドからプラモデル・電脳空間まで…。平和な日本は、ハーケンクロイツの帝国だった!! 前代未聞の「ナチカル資料編」付き。
登録情報
- 出版社 : 飛鳥新社 (2000/7/1)
- 発売日 : 2000/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 322ページ
- ISBN-10 : 4870314290
- ISBN-13 : 978-4870314290
- Amazon 売れ筋ランキング: - 719,985位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,393位サブカルチャー一般の本
- - 13,391位社会学概論
- - 68,058位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年、広島市生まれ。1984年 、京都大学文学部史学科卒業。1986年、同大学院修士課程修了。ミュンヘン大学近代史研究所留学後、1989年京都大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在は京都大学大学院教育学研究科教授。
『「キング」の時代―国民大衆雑誌の公共性』(岩波書店2002年)で第24回日本出版学会学会賞、第25回サントリー学芸賞を、『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書2004年)で第34回吉田茂賞を、『ファシスト的公共性―総力戦体制のメディア学』(岩波書店2018年)で第72回毎日出版文化賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本における不思議な現象を取り上げた不思議な本です。これでもかと思われるほど、日本におけるナチ・コレクションのマニアの生態を取り上げた本です。取り上げられてい素材は、軍服、兵器マニアからパロディとしてのコミックにまで及んでいます。映画や翻訳の系譜についての部分は、これまで手当たり次第に読み散らかしてきた私の過去の読書遍歴の整理にも役に立ちました。西欧のオリジナルな文脈からかなりの部分切り離された形で、これほどのマニアがこの日本に存在するという現象自体が、ある意味では日本における反ユダヤ主義の土壌の決定的な欠如の証明にもなっているようです。と同時に、このナチカルの日本戦記の代用品としての性格をも間接的に示唆しているようです。この不思議な世界の存在理由を考える上では必読の資料です。
2014年1月16日に日本でレビュー済み
この本は、ナチスやヒトラーの研究書としては異端というか際物の部類でしょうが、少なくとも「日本におけるナチスのイメージ」をつかむ上では必読でしょう。この本の観点抜きで日本人のナチス観を論じるのは、例えば現代の児童文化研究で漫画やゲームなどの影響を無視して論じるのと同様の、トンチンカンなことになります。
惜しまれるのは、刊行が古くてその後に出た数々の作品や風潮をカバーしきれていないこと。とくに『HELLSING』以前の書なので、当然のことながらミレニアムの少佐などについては全く触れられていません。
本書刊行後、ウェブ掲示板でナチスネタの追加情報を募っていたので(私自身もネタ提供しています)、それも活かして、増補改訂版を出してもらいたいものです。
惜しまれるのは、刊行が古くてその後に出た数々の作品や風潮をカバーしきれていないこと。とくに『HELLSING』以前の書なので、当然のことながらミレニアムの少佐などについては全く触れられていません。
本書刊行後、ウェブ掲示板でナチスネタの追加情報を募っていたので(私自身もネタ提供しています)、それも活かして、増補改訂版を出してもらいたいものです。
2014年6月28日に日本でレビュー済み
ナチスの研究ではなく日本におけるナチス文化の高揚を研究した本です。一般的なものからディープなものまで日本のナチス文化を網羅的に扱っており、各章の構成はプラモ、小説、映画、音楽、アニメ、オカルト、ファッションなどになっています。ナチヲタやそれを対象に商売をしている人たちのインタビューなどかなりレアな試みもされています。そしてある意味本文以上に貴重なのが巻末のナチカル資料編(つまり参考文献リスト)です。
個人的には仮想戦記の項が参考になりました。柘植久慶、檜山良昭、荒巻義雄などこのジャンルでは大御所達の作品を率直に荒唐無稽であることを認めつつも、彼らの一連の著作や発言を読み解き、その背景にあるしそうを探っている点が非常に面白いです。
個人的には仮想戦記の項が参考になりました。柘植久慶、檜山良昭、荒巻義雄などこのジャンルでは大御所達の作品を率直に荒唐無稽であることを認めつつも、彼らの一連の著作や発言を読み解き、その背景にあるしそうを探っている点が非常に面白いです。