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なぜあの商品は急に売れ出したのか: 口コミ感染の法則 単行本 – 2001/6/1
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- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社飛鳥新社
- 発売日2001/6/1
- ISBN-10487031469X
- ISBN-13978-4870314696
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商品の説明
商品説明
内容は前作とほぼ同じ。販売不振で製造中止になる寸前に一部の人が取り上げたことをきっかけに爆発的に売れた靴や、地下鉄のクリーンアップをきっかけに急激に下がったニューヨークの犯罪率といった事例から、「小さな変化」が「大きな変化」につながることをまず立証。さらに「少数者の法則」「粘りの要素」「背景の力」の3つの法則から、口コミ感染のメカニズムを解き明かしている。
前作と違うのは、ビジネスパーソンや経営者に向けに読みやすくまとめられている点。思想書の趣もあったパラグラフのタイトル表現がビジネス書風に改められ、各章の最初に要点を示したガイド文も付された。ノウハウに徹した書き方ではないが、新製品の発売に臨むなら、誰をターゲットにどんなメッセージを送ればいいかといったポイントを3つの法則から読み取ることができる。集団の人数に触れた「集団の臨界点」の論考からは、組織活性化につながるヒントが得られるだろう。
訳者は新装版に寄せて、「私たちはもう一度単純なことから考え直してみるべきではないだろうか」と不景気への処方箋を語る。「小さな工夫」からすべてが始まると主張する本書に、今を乗り越えられる一手があるというメッセージである。(棚上 勉)
メディア掲載レビューほか
本書は、口コミの威力を実例を挙げて様々な角度から分析した一冊だ。
忘れられていた靴のブランド「ハッシュパピー」が、九五年秋から突如復活して大ブームとなったケースや、口コミを戦略的に利用してスケートボード用の靴をヒットさせたケースの分析がおもしろい。
ただし、本書には売り上げアップの具体的ノウハウは書いていない。「媒介者」「情報通」「説得者」の意図せざる協力によって、爆発的な流行を引き起こす口コミのプロセスを説明している本なので、実際に経営に生かすためには、それなりの工夫が必要だ。
(ノンフィクション作家 野口均)
(日経ベンチャー 2001/08/01 Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 飛鳥新社 (2001/6/1)
- 発売日 : 2001/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 294ページ
- ISBN-10 : 487031469X
- ISBN-13 : 978-4870314696
- Amazon 売れ筋ランキング: - 598,059位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,958位社会学概論
- - 54,991位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1963年イギリス生まれ。カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌 『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。これまでの著書はいずれも世界で200万部超の大ベストセラーになっている。いま世界でもっとも人気 のあるコラムニスト(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選3 採用は2秒で決まる! 直感はどこまでアテになるか?』(ISBN-10:4062162504)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ということを主題としています。
流行というのは人々の一人一人の動き、考え、気持ちが
作用しあって起こるものでそれを細く、計算で導き出す
というようなことはできません。
マルコムは少し大きな視点でその要因を探っています。
その視点が面白いです。
他のマルコムの本が好きな人にはこの一冊も
読んでみる価値があると思います。
人から人へ伝播していく。
何が引き金になるかわからないけれど、
何もしないと、何も起こらないのです。
「ティッピング・ポイント」(飛鳥新社、2000年)
「なぜあの商品は急に売れだしたのか」(飛鳥新社、2001年)
「急に売れ始めるにはワケがある」(SB文庫、2007年)
はいずれも同じ書籍です。
移そうと思うと難しいところも多い。しかし、情報伝播のイメージは掴めます。
しかし、内容はとてもシンプルで素晴らしいと思う。ある条件が揃えばてこの原理が働いて大きな結果を生む事になる。
その条件がメッセンジャー、メッセージ、背景の3つの視点から書かれている。
木を見て森を見ずにならないように目的をもって読んでいけば面白いと思う。
ハッシュパピーの靴が爆発的に売れたこと(p.15)、割れた窓理論(p.192)、ニューヨークの犯罪が地下鉄の落書きと無賃乗車の抑制により激減したこと(p.194)、スタンフォード大の模擬監獄実験(p.207)、150の法則(p.236)など豊富な挿話が3つを基本法則をより強固なものにしております。
読み物として大変面白く、ためになる本だと思いました。
前半では口コミの流行現象を支える3つの基本法則を事例を元に紹介している。やや孫引き的に感じる事例や、「セサミ・ストリート」の成功物語のようにやけに細かくて中だるみを感じる部分はあるが、良く知っている事物が対象なので分かりやすい。特に「個人の行動に与える影響は、その人の信念や考え方よりもその場の状況の方が大きい」という話が非常に面白かった。マーケティングのテクニックと言うよりも、行動心理学とでも言うような内容だ。
その後、社会的な集団の構成人員における臨界点が紹介される。これは組織論として大企業病の処方箋と考えると意義深い内容だ。最後にケーススタディとしてマーケティングの成功と失敗の両方が語られてまとめられている。失敗を語るところが粋である。
図表の類が少なく、事例の内容に密度フバラツキがあるが、専門用語も堅苦しくなく(目次の後にキーワード一覧がまとまっていて便利)、読みやすく、いろいろと気づかされる。amazon.comやkakaku.comの成功の理由がユーザーレビューにあったり、カリスマ主婦やカリスマ読者モデル、テレホンショッピング、mixiなどが効果を上げる背景というのも理解できる。