手製本をする人向けに、本文の印刷の仕方を説明したデジタル技術部分と、製本作業そのものを説明した部分が丁寧に説明されています。技術的にできることを紹介するのではなく、オーソドックスで見やすい本作りの方向に向いているように感じました。
デジタル部分は、パソコンの操作が主に説明されています。実際には使用環境に応じてアレンジが必要になってくるかもしれません。基本的に必要な作業や注意すべき点は共通と思われます。
製本部分は、紙の裁断から製本まで図を多く使って説明しています。第一人者の坂井さんの説明ですのでちょっと身構えて読んだのですが、特に難解なところはなく初心者の私でも普通に分かりました。それどころか、紙を押さえるのには『缶詰』を、糊付け後の乾燥には『ペットボトル』を重石に使うなど、(失礼ながら)意外にも生活密着な作業指示もあり、見ているだけでも楽しくなります。
またこの本自体、手触りがよく(カバーがついていません)、かわいらしい製本になっています。口絵の作品例も目に楽しいです。
本格的にルリユールをする人も、子供の作ったものを本にしてあげたいお母さんにも、出版業界の方で製本についてちゃんと知っておきたい人にも。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
デジタル技術と手製本 デザイン製本 (4) (デザイン製本 4) 文庫 – 2007/3/29
坂井 えり
(著)
パーソナルコンピュータ,デジタルカメラ,家庭用プリンターな
ど,デジタル技術の普及により,本づくりがより身近になった。「手製本をして
みたいけど難しそう」そんな初めて本づくりに挑戦する人のために,ルリユー
ル(工芸製本)界で当世一流の製本家が,ページレイアウトから印刷,製本まで
を丁寧に解説する。布装・角背・厚表紙(ハードカバー)の小説集,画像をレイ
アウトした折本詩集,表計算ソフトを利用したカレンダー付オリジナル手帳の作
り方を,豊富なイラストで紹介。
ど,デジタル技術の普及により,本づくりがより身近になった。「手製本をして
みたいけど難しそう」そんな初めて本づくりに挑戦する人のために,ルリユー
ル(工芸製本)界で当世一流の製本家が,ページレイアウトから印刷,製本まで
を丁寧に解説する。布装・角背・厚表紙(ハードカバー)の小説集,画像をレイ
アウトした折本詩集,表計算ソフトを利用したカレンダー付オリジナル手帳の作
り方を,豊富なイラストで紹介。
- 本の長さ171ページ
- 言語日本語
- 出版社印刷学会出版部
- 発売日2007/3/29
- ISBN-104870851873
- ISBN-13978-4870851870
商品の説明
著者について
坂井えり(さかい・えり)
登録情報
- 出版社 : 印刷学会出版部 (2007/3/29)
- 発売日 : 2007/3/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 171ページ
- ISBN-10 : 4870851873
- ISBN-13 : 978-4870851870
- Amazon 売れ筋ランキング: - 947,495位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年10月11日に日本でレビュー済み
「手製本」の解説があるので面白そうだと思って読んでみました。この部分は具体的で、親しみやすく解説されていてためになりました。残念なのは「デジタル技術」の部分です。扱っているソフトウェが古い物だったり、既に販売停止になっているPageMakerでした。正確でない記述もあるように思いました。特定のソフトウェアのメニューや画面を使って解説してしまうと、他のソフトウェアで使う初心者は戸惑うかもしれません。ソフトウェアに依存しない使い方、あるいはソフトウェアが異なっても応用の効くようにするのは難しいか。