SF作品をよく知る本としては十分でした。
稲葉氏、長谷川氏の両名とも博識な方々で、かなり濃い内容です。
なので、予備知識なしでこの本を手に取ることはオススメしません。
少なくとも「ガンダム」を知らないとついていけないです。
そしてこの「ガンダム」について二人が語っているところなんですが
正直違和感がありました。
本書P132のやりとり
稲葉 「本格的な人工知能は《ガンダム》の世界には登場しませんよね。」
長谷川「それは禁じ手ですね 〜中略〜 クローン人間やサイボーグの類もいないですよね。」
「人工知能」「サイボーグ」に関しては補足や対談に書いてあるのですが
「クローン人間」に関しては何のツッコミもありませんでした。
「機動戦士ガンダムZZ」の本編内でクローン人間は登場して活躍します。
ZZをよく扱う長谷川氏がこのような発言をするとは思えませんが・・・。
どのように編集したのか気になるところです。
かなり細かい事を指摘していると思いますが、マニアックなやりとりであるが故に
所々で疑問符が浮かぶのが本書です。
評価が低い理由
・ガノタをなめている(新訳Z完結前の本なので、2人のニュータイプ論は割愛)
・本書の4割がwikipediaで十分
・なのに2千円近い値段
買って損した、というのが感想です。
ガノタ視点で長文失礼しました。
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オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界 単行本(ソフトカバー) – 2005/2/26
稲葉 振一郎
(著)
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オタクの楽園は、本当に不毛の荒野なのか?
『ナウシカ解読』で明晰な宮崎駿論を展開した著者が、日本で2番目にオタクの心がわかっているまんが家(by岡田斗司夫)長谷川裕一を中心に、鉄腕アトム、鉄人28号からガンダム、エヴァンゲリオンにいたるオタクの遺伝子=SFの変容と可能性を描く、壮大な長谷川裕一&SF論。
「オタク的快楽が、ある種常識的な人々に怖気をふるわせる理由は、その人工物や虚構への耽溺でしょう。(中略)しかし本当に人工物、そして虚構とは、何も生み出さない不毛なものなのでしょうか? そして人工物と虚構で埋め尽くされたオタクの楽園には、本当に「外」が存在しないのでしょうか? 本書のテーマは、実はそういうことです。オタクの楽園は本当に不毛の荒野、管理された箱庭、ポルノグラフィックなディズニーランドでしかないのか――ということです。その問題について考えるために、オタクの原点であるSFについて、いま一度考えてみよう、という作業の、とりあえずの最初の一歩です。――稲葉振一郎「はじめに」より
『ナウシカ解読』で明晰な宮崎駿論を展開した著者が、日本で2番目にオタクの心がわかっているまんが家(by岡田斗司夫)長谷川裕一を中心に、鉄腕アトム、鉄人28号からガンダム、エヴァンゲリオンにいたるオタクの遺伝子=SFの変容と可能性を描く、壮大な長谷川裕一&SF論。
「オタク的快楽が、ある種常識的な人々に怖気をふるわせる理由は、その人工物や虚構への耽溺でしょう。(中略)しかし本当に人工物、そして虚構とは、何も生み出さない不毛なものなのでしょうか? そして人工物と虚構で埋め尽くされたオタクの楽園には、本当に「外」が存在しないのでしょうか? 本書のテーマは、実はそういうことです。オタクの楽園は本当に不毛の荒野、管理された箱庭、ポルノグラフィックなディズニーランドでしかないのか――ということです。その問題について考えるために、オタクの原点であるSFについて、いま一度考えてみよう、という作業の、とりあえずの最初の一歩です。――稲葉振一郎「はじめに」より
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2005/2/26
- ISBN-104872338693
- ISBN-13978-4872338690
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商品の説明
出版社からのコメント
従来、「美少女」というタームで語られることが多かったオタク論に対し、SFこそ、オタクの遺伝子であったというもう一つのオタク論の主張であり、いまや「動物的」と呼ばれるようになってしまったオタクの可能性を探ったのが本書です。
その際に、著者が取った戦略は、オタキング・岡田斗司夫をして「日本で2番目にオタクの心が分かっているまんが家」と言わしめた長谷川裕一との対話を通じて、日本のオタク文化の系譜を検証するという手法です。
長谷川裕一というまんが家は、オタク第一世代であり、SFへの耽溺を出自に持ち、その作品において、ロボットと人間という問題では手塚治虫の、ユートピアという問題では宮崎駿の、宇宙観という問題では富野由悠季の、美少女という問題では吾妻ひでおの、いわばオタク文化の先達の遺産を継承し、展開している稀有な存在です。また特撮に関する評論、ゲーム《スーパーロボット大戦》への関与など、オタク文化全般を横断する活動でも知られています。
もちろん、長谷川裕一を知らなくても読めるように、詳細な注、年表、長谷川作品の解題もつけてあります。
オタクの楽園の「外」の光景を見るためにも一読をお勧めします。
その際に、著者が取った戦略は、オタキング・岡田斗司夫をして「日本で2番目にオタクの心が分かっているまんが家」と言わしめた長谷川裕一との対話を通じて、日本のオタク文化の系譜を検証するという手法です。
長谷川裕一というまんが家は、オタク第一世代であり、SFへの耽溺を出自に持ち、その作品において、ロボットと人間という問題では手塚治虫の、ユートピアという問題では宮崎駿の、宇宙観という問題では富野由悠季の、美少女という問題では吾妻ひでおの、いわばオタク文化の先達の遺産を継承し、展開している稀有な存在です。また特撮に関する評論、ゲーム《スーパーロボット大戦》への関与など、オタク文化全般を横断する活動でも知られています。
もちろん、長谷川裕一を知らなくても読めるように、詳細な注、年表、長谷川作品の解題もつけてあります。
オタクの楽園の「外」の光景を見るためにも一読をお勧めします。
著者について
1963年生。86年一橋大学社会学部卒業。92年東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。岡山大学経済学部講師、助教授等を経て、2001年より明治学院大学社会学部助教授(社会倫理学)。主な著作に『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』(窓社、1996年)、『リベラリズムの存在証明』(紀伊國屋書店、1999年)、『経済学という教養』(東洋経済新報社、2004年)等。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2005/2/26)
- 発売日 : 2005/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 349ページ
- ISBN-10 : 4872338693
- ISBN-13 : 978-4872338690
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,101,155位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,294位コミック・アニメ研究
- - 21,160位社会学概論
- - 411,214位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2005年10月31日に日本でレビュー済み
長谷川裕一先生に関しては、作品全てをコンプリートしている訳ではありませんが、「マップス」や「クロノアイズ」といった代表的な作品は押さえており、物語のスケールの大きさといい、そのスケールが壮大な話を上手く消化させてしまうといった所から、SF系漫画の書き手としては好きな方の一人でもあります。
その長谷川先生の作品をSF的な面から考察した本書ですが、著者の稲葉氏との対談と著者による長谷川作品の分析もなかなかの読み応えがありました。個人的にはタイトルである「オタクの遺伝子」というよりもサブタイトルの「長谷川裕一・SFまんがの世界」の印象が強く、どのあたりが「オタクの遺伝子」なのか?と思う所がありましたが、「SFまんが」として考えれば、スペースオペラに時間SF、「ガンダム」に代表されるリアルロボット物、さらにはファンタジーといった古今東西のSF作品(ファンタジーも含めて)の様々な要素が長谷川作品の中では上手く散りばめられているという事をより深く認識する事が出来たと思います。
長谷川作品の愛読者であれば、是非とも一読してみる事をお薦めします。またSF作品としての作品解説としても面白いものがありますので、SFファンの方も読んでみるのも悪くは無いと思います。
その長谷川先生の作品をSF的な面から考察した本書ですが、著者の稲葉氏との対談と著者による長谷川作品の分析もなかなかの読み応えがありました。個人的にはタイトルである「オタクの遺伝子」というよりもサブタイトルの「長谷川裕一・SFまんがの世界」の印象が強く、どのあたりが「オタクの遺伝子」なのか?と思う所がありましたが、「SFまんが」として考えれば、スペースオペラに時間SF、「ガンダム」に代表されるリアルロボット物、さらにはファンタジーといった古今東西のSF作品(ファンタジーも含めて)の様々な要素が長谷川作品の中では上手く散りばめられているという事をより深く認識する事が出来たと思います。
長谷川作品の愛読者であれば、是非とも一読してみる事をお薦めします。またSF作品としての作品解説としても面白いものがありますので、SFファンの方も読んでみるのも悪くは無いと思います。
2005年3月3日に日本でレビュー済み
千年に一度の一冊だと思う。
この本のおかげで生きる勇気が湧いた。
本当にありがとう!
この本のおかげで生きる勇気が湧いた。
本当にありがとう!