坂口綱男(息子)による作家・坂口安吾(父)のアフォリズム集です(要するに、坂口安吾の作品の中から一つ一つの格言を抜粋したもの)。
坂口安吾の、安易に周りの人間に合わせない力強い生き方が伝わってきました。参考になる言葉もありました。1ページに1つの格言を載せているだけなので、読み終えるのに時間はかかりませんね。
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なぜ生きるんだ。―自分を生きる言葉 単行本 – 2006/10/1
孤独な魂に、安吾は利きます。
「行きよ堕ちよ、その政党な手順の外に、
真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか。」
異端で無頼派の作家、坂口安吾の「言葉」のメッセージ。
ホンモノの言葉には、力がある。
<2006.10.3>
「行きよ堕ちよ、その政党な手順の外に、
真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか。」
異端で無頼派の作家、坂口安吾の「言葉」のメッセージ。
ホンモノの言葉には、力がある。
<2006.10.3>
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2006/10/1
- ISBN-104872577280
- ISBN-13978-4872577280
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登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 182ページ
- ISBN-10 : 4872577280
- ISBN-13 : 978-4872577280
- Amazon 売れ筋ランキング: - 734,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 705位日本文学(名言・箴言)
- カスタマーレビュー:
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2008年12月29日に日本でレビュー済み
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29の出典から抜粋された数行の言葉が,1ページごとに記載されています。
うち13の出典は「堕落論(角川文庫クラシックス)」に掲載されていますが,装丁を変えただけで,今まで読み飛ばしていた言葉の一つひとつがパンチの効いたものに仕上がり,萎えた気分が吹っ飛びます。
他に,色紙の写真が2つ,安吾自身の写真が7つ掲載されております。
うち13の出典は「堕落論(角川文庫クラシックス)」に掲載されていますが,装丁を変えただけで,今まで読み飛ばしていた言葉の一つひとつがパンチの効いたものに仕上がり,萎えた気分が吹っ飛びます。
他に,色紙の写真が2つ,安吾自身の写真が7つ掲載されております。
2007年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つらいことが続いた。生きていくことがつらくなった。そんな中で学生時代に愛読した坂口安吾の言葉を集めた本書を読んだ。
坂口安吾は「ただ、生きているだけだ。それだけのことだ」(22頁)「苦しめ、そして苦しむのだ。それが人間の当然な生活なのだから」(58頁)「元より人間は思い通りに生活できるものではない。愛する人には愛されず、欲する物は我が手に入らず、手の中の玉は逃げ出し、希望の多くは仇夢で、人間の現実は概ねかくの如き卑小きわまるものである」(44頁)と否定的に説く。一方で「悲しみ、苦しみは人生の花だ」(53頁)「人間にとって、人間以上に美しいものがある筈はない」(28頁)とも説く。それなりに成功し、それなりに幸せだった自分の人生における幸福を所与のものと思ってしまっていた自分を恥じ、「人生とは銘々が銘々の手でつくるものだ」(32頁)という当たり前のことに改めて立ち返り、「独自なそして誠実な生活を求めることが人生の目的でなくて、他の何物が人生の目的だろうか」(45頁)という言葉にかつての自分を感じた一冊だった。BGMで流れている、本書とおよそ違う価値観という認識だったブルックナーの交響曲8番、9番と価値観が調和した気がした。
坂口安吾は「ただ、生きているだけだ。それだけのことだ」(22頁)「苦しめ、そして苦しむのだ。それが人間の当然な生活なのだから」(58頁)「元より人間は思い通りに生活できるものではない。愛する人には愛されず、欲する物は我が手に入らず、手の中の玉は逃げ出し、希望の多くは仇夢で、人間の現実は概ねかくの如き卑小きわまるものである」(44頁)と否定的に説く。一方で「悲しみ、苦しみは人生の花だ」(53頁)「人間にとって、人間以上に美しいものがある筈はない」(28頁)とも説く。それなりに成功し、それなりに幸せだった自分の人生における幸福を所与のものと思ってしまっていた自分を恥じ、「人生とは銘々が銘々の手でつくるものだ」(32頁)という当たり前のことに改めて立ち返り、「独自なそして誠実な生活を求めることが人生の目的でなくて、他の何物が人生の目的だろうか」(45頁)という言葉にかつての自分を感じた一冊だった。BGMで流れている、本書とおよそ違う価値観という認識だったブルックナーの交響曲8番、9番と価値観が調和した気がした。