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キリストの棺 世界を震撼させた新発見の全貌 単行本 – 2007/6/20
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購入オプションとあわせ買い
エルサレムで見つかった2000年前の墓には、
イエス・キリストと妻マグダラのマリア、
そして息子「ユダ」が埋葬されていた――。
銘刻解読と統計学的確率計算、
遺骨の痕跡からのミトコンドリアDNA抽出と鑑識調査、
墳墓内壁についた泥のミネラル成分解析、
考古学史上はじめてのマイクロ・ロボットを使っての墓内撮影など、鑑識考古学者と、エミー賞受賞ドキュメンタリー・ディレクターが21世紀先端科学で聖家族の墓の真実を検証。
IAA(イスラエル遺物庁)との息詰まる攻防をまじえ、スピード感あふれる訳文で一気に読ませる。
「本書はフィクションではない。すべては事実にもとづき、事実を忠実に追っている」
――ジェームズ・キャメロン(「序文」より)
イエス・キリストと妻マグダラのマリア、
そして息子「ユダ」が埋葬されていた――。
銘刻解読と統計学的確率計算、
遺骨の痕跡からのミトコンドリアDNA抽出と鑑識調査、
墳墓内壁についた泥のミネラル成分解析、
考古学史上はじめてのマイクロ・ロボットを使っての墓内撮影など、鑑識考古学者と、エミー賞受賞ドキュメンタリー・ディレクターが21世紀先端科学で聖家族の墓の真実を検証。
IAA(イスラエル遺物庁)との息詰まる攻防をまじえ、スピード感あふれる訳文で一気に読ませる。
「本書はフィクションではない。すべては事実にもとづき、事実を忠実に追っている」
――ジェームズ・キャメロン(「序文」より)
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2007/6/20
- ISBN-104872577914
- ISBN-13978-4872577914
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商品の説明
著者について
エグゼクティブ・プロデューサー
ジェームズ・キャメロン
ハリウッド映画監督。『エイリアン2』は全世界で1億8000万ドル、『ターミネーター2』は5億6000万ドルの大ヒット。1997年には、アカデミー賞11部門受賞の『タイタニック』が、世界映画史に残る全世界興行収入18億3000万ドルを記録した。
シンハ・ヤコボビッチ
エミー賞受賞ドキュメンタリー・ディレクター、プロデューサー。
「The New York Times」紙、「the Los Angeles Times」紙などに寄稿。
チャールズ・ペルグリーノ
純古生物学博士、鑑識考古学者。100万部のベストセラーとなった著書Titanic(イタリック)は映画「タイタニック」のもとになった。Unearthing Atlantis(イタリック)ほか、ナショナル・ジオグラフィックなどの科学TV番組の原案となった著書も多い。
訳者紹介
沢田 博
東京都立大学人文学科卒、東京大学新聞研究所修了。フリーランスのジャーナリスト、書評紙「図書新聞」編集長を経て、「ニューズウィーク日本版」編集長、「エスクァイア日本版」編集長を歴任。現在「ニューズウィーク日本版」編集顧問。著訳書『インターネットの英語』(講談社)、M・グラッドウェル『第1感』(光文社)などがある。
ジェームズ・キャメロン
ハリウッド映画監督。『エイリアン2』は全世界で1億8000万ドル、『ターミネーター2』は5億6000万ドルの大ヒット。1997年には、アカデミー賞11部門受賞の『タイタニック』が、世界映画史に残る全世界興行収入18億3000万ドルを記録した。
シンハ・ヤコボビッチ
エミー賞受賞ドキュメンタリー・ディレクター、プロデューサー。
「The New York Times」紙、「the Los Angeles Times」紙などに寄稿。
チャールズ・ペルグリーノ
純古生物学博士、鑑識考古学者。100万部のベストセラーとなった著書Titanic(イタリック)は映画「タイタニック」のもとになった。Unearthing Atlantis(イタリック)ほか、ナショナル・ジオグラフィックなどの科学TV番組の原案となった著書も多い。
訳者紹介
沢田 博
東京都立大学人文学科卒、東京大学新聞研究所修了。フリーランスのジャーナリスト、書評紙「図書新聞」編集長を経て、「ニューズウィーク日本版」編集長、「エスクァイア日本版」編集長を歴任。現在「ニューズウィーク日本版」編集顧問。著訳書『インターネットの英語』(講談社)、M・グラッドウェル『第1感』(光文社)などがある。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス; 第1版 (2007/6/20)
- 発売日 : 2007/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4872577914
- ISBN-13 : 978-4872577914
- Amazon 売れ筋ランキング: - 589,155位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 382位神学 (本)
- - 437位キリスト教史 (本)
- - 965位キリスト教入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非キリスト者にとっては,Da Vinci Code ショックのお蔭でトマス福音書を始めとする非正典文書の主なものは勉強してあったので, この本で初めてなのは Acts of Philipだけだった.書いてある通りに Mariamne を Google で探すとその通りの答えが出て来たのにはいささか驚いた.この本で最も弱いのは Jerusalem の2千年前の墓の一般的なあり方の記述がない為に,ギリシャ語をヘブライ文字で書いたりする言語的anarchy が当たり前か不思議かが判定できないこと,それと当時の言語分布が示されていない為にヘブライ-アラム語とギリシャ語がどの程度密接な隣接関係にあったのかが判らないことである.これが考古学者とジャーナリストの違いで,結局この本は学問的には未熟だ,ということになる.面白さは抜群だが,本当かなと,なにかだまされた気もする.
2013年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イエスとその家族のものと思われる10個の骨棺を収めた墓地遺跡が発見されたと聞けば、誰しも驚愕し「それ本当の話?」と呟くに違いない。
が、本書を読み終えると、これは事実かもしれないという気がしてくる。それほど迫力ある興味津津のドキュメンタリーである。
1.地下洞窟墓地が1980年宅地造成工事中に偶然発見される。現場はただちにイスラエル当局の管理下に置かれ、年代も紀元一世紀頃のものと鑑定される。盗掘の形跡はないが、外部の赤土がおびただしく墓室に押し寄せているいることから、過去2000年の間に何者かが侵入し墓の封印を解いたとみられる。(本書ではこれを十字軍・テンプル騎士団によると見て、興味深い推論を展開している。)
2.発掘された骨棺には、イエスを始めとしてマリア、ヨセフ、ヤコブ、マタイ、ユダなど聖書の登場人物の名が刻印されていた。文字筆跡も骨棺同様当時のものと判定された。が、当局はこれらはいずれも当時のユダヤ人社会におけるごくありふれた名前に過ぎないとして、同一墓地に聖書上の人物がこのようにして集結していることの有意性を認めず、規定により回収された骨棺のみを保管、遺骨は処分された。棺の一つにマグダラのマリアがあれば事態は変わっただろう。だがそれはギリシャ文字でマリアムネとあったため当局は安心してこの墓地はあのイエス一族とは無関係であると判断した。
3.ここから著者たちの追跡が開始される。上記マリアムネこそがマグダラのマリアであることを突き止める。またなぜかこの時点で紛失していたイエスの実弟ヤコブの骨棺も同じ墓地に埋葬されていたことを実証する。更にイエスが捕縛され弟子たちが八方に散った時一人の「若者」がイエスに追いすがったとマルコの福音書は記述するが、この若者こそイエスとマグダラのマリアの息子のユダだと推論する。
4.たとえ紛失したヤコブの骨棺(当局が通報を受け最初に墓地を検分した際には同じサイズの骨棺を確認している)を除外し、息子と思われるユダのそれを排除したとしてもこれだけの人物が同一墓地に埋葬されていることの統計確率的有意性は極めて高い。実際のヤコブの棺は後に骨董市場に現れたが、これが同じ墓所から出たものだとすればこの墓地がイエス一族のものである確率は飛躍的にたかまる。
5.残念なことはDNA鑑定がイエスとマグダラのマリアにのみ実施され息子と思われるユダに及んでいないことである。イエスとマグダラのマリアのものとみられる骨粉を分析した結果、両者に血縁が無いこと、にもかかわらず同じ墓地に埋葬されている!ことは証明されたがユダが二人の子であることの証拠が無い。
決定打を欠くとの印象は否めないが我々は無い物ねだりをしているのかもしれない。都市開発が急ピッチで進むエルサレム。ユダヤ教から分派し後にユダヤ教徒迫害の原動力となったキリスト教の始祖たるイエス一族の墓所が一般のユダヤ人にとってどんな意味を持つと言うのか(ユダヤ教徒側の無関心)。イエスの神性を否定し、処女懐胎、イエスの十字架と復活を否定しかねない墓地発掘に寄せるキリスト教徒側の敵意。こうした状況下よくぞここまで探求したというべきであろう。
パウロ登場後キリスト教は変質するがローマの国教となり以後飛躍的に発展していく。ユダヤ教徒はますます防御を固め律法の下に結集する。イエスの墓地は、ユダヤ教徒からは白眼視される一方、かっての支配者ローマの国教に変身した宗教にもなじめない「ユダヤ人キリスト者」(イエスの一族たち)が、歴史からは抹消されつつひっそり守っていたものであろう。2000年をへて、依然として敵対し互いに不寛容な教義を克服できない現代人に、対話と協調を改めて説くためにイエスの墓地は地上に現れたと言えまいか。
が、本書を読み終えると、これは事実かもしれないという気がしてくる。それほど迫力ある興味津津のドキュメンタリーである。
1.地下洞窟墓地が1980年宅地造成工事中に偶然発見される。現場はただちにイスラエル当局の管理下に置かれ、年代も紀元一世紀頃のものと鑑定される。盗掘の形跡はないが、外部の赤土がおびただしく墓室に押し寄せているいることから、過去2000年の間に何者かが侵入し墓の封印を解いたとみられる。(本書ではこれを十字軍・テンプル騎士団によると見て、興味深い推論を展開している。)
2.発掘された骨棺には、イエスを始めとしてマリア、ヨセフ、ヤコブ、マタイ、ユダなど聖書の登場人物の名が刻印されていた。文字筆跡も骨棺同様当時のものと判定された。が、当局はこれらはいずれも当時のユダヤ人社会におけるごくありふれた名前に過ぎないとして、同一墓地に聖書上の人物がこのようにして集結していることの有意性を認めず、規定により回収された骨棺のみを保管、遺骨は処分された。棺の一つにマグダラのマリアがあれば事態は変わっただろう。だがそれはギリシャ文字でマリアムネとあったため当局は安心してこの墓地はあのイエス一族とは無関係であると判断した。
3.ここから著者たちの追跡が開始される。上記マリアムネこそがマグダラのマリアであることを突き止める。またなぜかこの時点で紛失していたイエスの実弟ヤコブの骨棺も同じ墓地に埋葬されていたことを実証する。更にイエスが捕縛され弟子たちが八方に散った時一人の「若者」がイエスに追いすがったとマルコの福音書は記述するが、この若者こそイエスとマグダラのマリアの息子のユダだと推論する。
4.たとえ紛失したヤコブの骨棺(当局が通報を受け最初に墓地を検分した際には同じサイズの骨棺を確認している)を除外し、息子と思われるユダのそれを排除したとしてもこれだけの人物が同一墓地に埋葬されていることの統計確率的有意性は極めて高い。実際のヤコブの棺は後に骨董市場に現れたが、これが同じ墓所から出たものだとすればこの墓地がイエス一族のものである確率は飛躍的にたかまる。
5.残念なことはDNA鑑定がイエスとマグダラのマリアにのみ実施され息子と思われるユダに及んでいないことである。イエスとマグダラのマリアのものとみられる骨粉を分析した結果、両者に血縁が無いこと、にもかかわらず同じ墓地に埋葬されている!ことは証明されたがユダが二人の子であることの証拠が無い。
決定打を欠くとの印象は否めないが我々は無い物ねだりをしているのかもしれない。都市開発が急ピッチで進むエルサレム。ユダヤ教から分派し後にユダヤ教徒迫害の原動力となったキリスト教の始祖たるイエス一族の墓所が一般のユダヤ人にとってどんな意味を持つと言うのか(ユダヤ教徒側の無関心)。イエスの神性を否定し、処女懐胎、イエスの十字架と復活を否定しかねない墓地発掘に寄せるキリスト教徒側の敵意。こうした状況下よくぞここまで探求したというべきであろう。
パウロ登場後キリスト教は変質するがローマの国教となり以後飛躍的に発展していく。ユダヤ教徒はますます防御を固め律法の下に結集する。イエスの墓地は、ユダヤ教徒からは白眼視される一方、かっての支配者ローマの国教に変身した宗教にもなじめない「ユダヤ人キリスト者」(イエスの一族たち)が、歴史からは抹消されつつひっそり守っていたものであろう。2000年をへて、依然として敵対し互いに不寛容な教義を克服できない現代人に、対話と協調を改めて説くためにイエスの墓地は地上に現れたと言えまいか。
2012年11月10日に日本でレビュー済み
ドキュメンタリーも見ました。
エンターテイメントとしては面白いですが、
考古学的には疑問符が並ぶことばかり。
また墓にある名前の統計ですが、
『「イエス」「ヨセフ」「マリア」が1世紀のエルサレムでありきたりの名前だったとしても、
これらの名前が偶然に組み合わさる確率は限りなくゼロにちかくなる。P133』
としてありますが、
刻まれた名にはそれぞれの家族関係もなく、
親子や兄弟というつながりでない中でその名が出てくるのならば、
もっと統計的に高い可能性になります。
すべての仮説が、「もし何々だとしたら」のうえに、構成しているので
仮説の上に仮説を立ててもしょうがないじゃない、というのが感想です。
というか、誰の墓かはわからない、というのが結論ではないかと思いました。
それは、考古学界的にもまともに取り扱ってもらえないはずです。
と思っていたら、そもそもこの棺自体がねつ造であるという、
より明確な論争がありました。
『神々の捏造 イエスの弟をめぐる「世紀の事件」』
ニーナ・バリー著
こちらもノンフィクション。すごく面白いだけでなく
「聖書」をありのまま信じるという考え方の人々の存在とその活動に
あらためて驚愕してしまいました。
エンターテイメントとしては面白いですが、
考古学的には疑問符が並ぶことばかり。
また墓にある名前の統計ですが、
『「イエス」「ヨセフ」「マリア」が1世紀のエルサレムでありきたりの名前だったとしても、
これらの名前が偶然に組み合わさる確率は限りなくゼロにちかくなる。P133』
としてありますが、
刻まれた名にはそれぞれの家族関係もなく、
親子や兄弟というつながりでない中でその名が出てくるのならば、
もっと統計的に高い可能性になります。
すべての仮説が、「もし何々だとしたら」のうえに、構成しているので
仮説の上に仮説を立ててもしょうがないじゃない、というのが感想です。
というか、誰の墓かはわからない、というのが結論ではないかと思いました。
それは、考古学界的にもまともに取り扱ってもらえないはずです。
と思っていたら、そもそもこの棺自体がねつ造であるという、
より明確な論争がありました。
『神々の捏造 イエスの弟をめぐる「世紀の事件」』
ニーナ・バリー著
こちらもノンフィクション。すごく面白いだけでなく
「聖書」をありのまま信じるという考え方の人々の存在とその活動に
あらためて驚愕してしまいました。
2011年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり、こういう類の本は仮説自体を楽しめてなんぼだと思うので
そういう点では面白かったです。
欲を言えば、もう少し食い込んで仮説を展開して欲しかったな〜、と...。
写真も豊富で、そういう意味でも楽しめました。
ということで、☆4です。
そういう点では面白かったです。
欲を言えば、もう少し食い込んで仮説を展開して欲しかったな〜、と...。
写真も豊富で、そういう意味でも楽しめました。
ということで、☆4です。
2007年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディスカバリー・チャンネルで日本では2007/06/24に放映された同名ドキュメンタリー・コンテンツの書籍版です。
1980年にエルサレム近くの工事現場で発見された、イエス時代の墓。10の骨棺に刻印された名前は、「ヨセフの息子、イエス」や「マリア」など、聖書に登場するイエスの家族のものが多く含まれていまいした。統計学的にイエス一族の墓所である可能性が!
電子線マイクロアナライザーやミトコンドリアDNA分析など、最新の技術を使ってこの謎に挑戦しつつ、発掘許可や偽造疑惑と戦う番組のメイキング的な内容も含まれています。
もちろん、この結論が正しいという保証はなく、大きなネタと言えドキュメンタリー番組の制作費の範疇での調査や分析が十分なのか、また当局や本格的な考古学の調査につながっていない胡散臭さも禁じ得ません。
それでも、考古学、宗教、最新科学の融合にロマンを感じつつ、序文でキャメロン監督が指摘しているとおり、将来本格的な調査が行われる日を期待するに足る、挑戦的で興味深い一冊であると思います。
訳者後書きにもありますが、番組に合わせて急造された影響か、ドキュメンタリー本としての完成度は今ひとつと言わざるを得ません。その上で、「実在したイエス」に興味のある方はぜひ。
1980年にエルサレム近くの工事現場で発見された、イエス時代の墓。10の骨棺に刻印された名前は、「ヨセフの息子、イエス」や「マリア」など、聖書に登場するイエスの家族のものが多く含まれていまいした。統計学的にイエス一族の墓所である可能性が!
電子線マイクロアナライザーやミトコンドリアDNA分析など、最新の技術を使ってこの謎に挑戦しつつ、発掘許可や偽造疑惑と戦う番組のメイキング的な内容も含まれています。
もちろん、この結論が正しいという保証はなく、大きなネタと言えドキュメンタリー番組の制作費の範疇での調査や分析が十分なのか、また当局や本格的な考古学の調査につながっていない胡散臭さも禁じ得ません。
それでも、考古学、宗教、最新科学の融合にロマンを感じつつ、序文でキャメロン監督が指摘しているとおり、将来本格的な調査が行われる日を期待するに足る、挑戦的で興味深い一冊であると思います。
訳者後書きにもありますが、番組に合わせて急造された影響か、ドキュメンタリー本としての完成度は今ひとつと言わざるを得ません。その上で、「実在したイエス」に興味のある方はぜひ。
2019年9月24日に日本でレビュー済み
すべて気に入った。何度も読み返している。最高の読書体験! バチカンはもう欺瞞をやめろ。
2017年10月24日に日本でレビュー済み
イエスキリストのお墓を、棺を見つけた!
そんなセンセーショナルな出来事を科学的に証明しようと言う番組のドキュメンタリーです。
つまり「トロイアの遺跡が見つかったことで、トロイア戦争はフィクションではなく史実だった!」
みたいに、イエスと言う人物が実在した証明が為されるのかと思ったら、
「同じお墓にイエス・マリア・ヨセフが葬られていたので、これはキリスト一家のお墓であろう」という
確率論に頼った、非常に曖昧な、根拠の弱い「科学的証明」でした。
スタッフの中に熱心なキリスト教徒は居ないので、客観的で冷静な判断がくだせると書かれているのですが
どう読んでも「キリストの棺であってほしい」という願望ありありでした。
そして終盤、「~以外に考えられないではないか」「この事実から、私達は何を導き出せるだろう?」といった
読者(視聴者)を特定の結論に導こうという意図の文章が顕著になり、むしろ「証拠が薄いんだな」と思ってしまいました。
そんなセンセーショナルな出来事を科学的に証明しようと言う番組のドキュメンタリーです。
つまり「トロイアの遺跡が見つかったことで、トロイア戦争はフィクションではなく史実だった!」
みたいに、イエスと言う人物が実在した証明が為されるのかと思ったら、
「同じお墓にイエス・マリア・ヨセフが葬られていたので、これはキリスト一家のお墓であろう」という
確率論に頼った、非常に曖昧な、根拠の弱い「科学的証明」でした。
スタッフの中に熱心なキリスト教徒は居ないので、客観的で冷静な判断がくだせると書かれているのですが
どう読んでも「キリストの棺であってほしい」という願望ありありでした。
そして終盤、「~以外に考えられないではないか」「この事実から、私達は何を導き出せるだろう?」といった
読者(視聴者)を特定の結論に導こうという意図の文章が顕著になり、むしろ「証拠が薄いんだな」と思ってしまいました。
2012年2月6日に日本でレビュー済み
三大宗教の創始者のうち、キリストの墓だけが伝説に覆われており、研究者・好事家の興味をそそっている。しかし世界最大の人物(神)の墓を暴くという行為はファラオの墓の発掘とは違う。
私もキリストともなれば衿を正したい気分がある。真面目な本でなくては困る。従って著者が誰か、と言うことが関心事となるのだが、考古学者に加えてジェイムス・キャメロンが一枚噛んでいることに注目したい。彼がわざわざ自分の評判をおとしめるようなことに加わるはずはないだろうから。
今回の話は長い経緯がある。だがキリストにまつわる長い話に比べれば一瞬に過ぎないだろう。著述は入り組んでいて判りにくいが、骨子はこうだ。
1980年、その墓はエルサレムの団地造成地から偶然に発見された。墳墓は前室と6個所の納骨洞に分かれ、10個の骨棺が置かれていた。6個には名前が刻まれており、マリア、ヨセフ、マタイ、ヨセフの息子イエス、イエスの息子ユダ、ギリシャ語でマリアムネと読めた。現場を検証したイスラエル遺物庁の調査官は、全て当時のありふれた名で特別な墓ではないとして、棺を保存しただけで団地造成工事を続行させた。
2002年、ある悪名高い古物商が「ヨセフの弟ヤコブ、イエスの弟」と書かれた骨棺の存在をTV局に売り込んできたことから、新たな展開が始まる。碑名が後代に刻まれた偽物ではなく、遺物庁に保管してあった骨棺の一つが盗難されていることも判明する、言語学からマリアムネと言う名はマグダラのマリアらしいと判る。統計的手法からこれらの名を持つ骨棺が同じ場所で発見される確立は超厳格に見積もると600対の1の確率と計算される。
キャメロンが加わることで、資金も得られ、調査隊が作られ、墳墓の再発掘や年代測定やマリアムネとイエスの骨からDNA鑑定などが行われる。
この手の本にありがちな、大げさな表現や結論のでない文献学的推論は除外して、はっきりしたことは次の2点である。1)骨棺は2000年の間同じ場所にあった。2)二体のDNAは一致しない、従ってマリアムネとイエスは親族ではない。
DNAの違う二人が同じ墓にいるからといって、それだけで夫婦と断定はできない。更に歯がゆいのはイエスの息子とされる人物の遺物を採取しながら、そのDNA鑑定結果は述べられておらず、理由も開示されないことである。DNA鑑定はできたのかできなかったのか、その次第を明らかにすべきである。ここまで追ってきてのこの隠蔽に後味の悪さを感じる。
結局は読み終わってから苛々感がつのっただけだった。それはキャメロンも同じだろう。墓があろうが無かろうがキリストそのものが変わるわけでないので、そうだったかね、と笑ってやるのが教養人としての正しいあり方と思うが、しかし残念だ。
私もキリストともなれば衿を正したい気分がある。真面目な本でなくては困る。従って著者が誰か、と言うことが関心事となるのだが、考古学者に加えてジェイムス・キャメロンが一枚噛んでいることに注目したい。彼がわざわざ自分の評判をおとしめるようなことに加わるはずはないだろうから。
今回の話は長い経緯がある。だがキリストにまつわる長い話に比べれば一瞬に過ぎないだろう。著述は入り組んでいて判りにくいが、骨子はこうだ。
1980年、その墓はエルサレムの団地造成地から偶然に発見された。墳墓は前室と6個所の納骨洞に分かれ、10個の骨棺が置かれていた。6個には名前が刻まれており、マリア、ヨセフ、マタイ、ヨセフの息子イエス、イエスの息子ユダ、ギリシャ語でマリアムネと読めた。現場を検証したイスラエル遺物庁の調査官は、全て当時のありふれた名で特別な墓ではないとして、棺を保存しただけで団地造成工事を続行させた。
2002年、ある悪名高い古物商が「ヨセフの弟ヤコブ、イエスの弟」と書かれた骨棺の存在をTV局に売り込んできたことから、新たな展開が始まる。碑名が後代に刻まれた偽物ではなく、遺物庁に保管してあった骨棺の一つが盗難されていることも判明する、言語学からマリアムネと言う名はマグダラのマリアらしいと判る。統計的手法からこれらの名を持つ骨棺が同じ場所で発見される確立は超厳格に見積もると600対の1の確率と計算される。
キャメロンが加わることで、資金も得られ、調査隊が作られ、墳墓の再発掘や年代測定やマリアムネとイエスの骨からDNA鑑定などが行われる。
この手の本にありがちな、大げさな表現や結論のでない文献学的推論は除外して、はっきりしたことは次の2点である。1)骨棺は2000年の間同じ場所にあった。2)二体のDNAは一致しない、従ってマリアムネとイエスは親族ではない。
DNAの違う二人が同じ墓にいるからといって、それだけで夫婦と断定はできない。更に歯がゆいのはイエスの息子とされる人物の遺物を採取しながら、そのDNA鑑定結果は述べられておらず、理由も開示されないことである。DNA鑑定はできたのかできなかったのか、その次第を明らかにすべきである。ここまで追ってきてのこの隠蔽に後味の悪さを感じる。
結局は読み終わってから苛々感がつのっただけだった。それはキャメロンも同じだろう。墓があろうが無かろうがキリストそのものが変わるわけでないので、そうだったかね、と笑ってやるのが教養人としての正しいあり方と思うが、しかし残念だ。