団地の再生に関してこうした本を読む人は、目的が結構限られていると思う。
すくなくとも公団団地の未来を考えなくてはならないひとが、自分のアイデアを増やすために、視野を増やすために購入するものだと思う。
オシャレな本だが、アイデアは実用性が全く薄く、公団住宅の特徴や問題を全くしらないひとが好きなようにデザインしたな、という印象で、がっかりした。
海外の団地を取材してはいるが、海外の団地のサイズと日本の団地のサイズ、置かれた環境などはかなり開きがあって、あまり参考にはならない。
日本の団地が換気の問題を抱えていたり、古い基準の耐震性、低い天井高、高度成長期でつくられたため、材料がわるかったり、工事がずさんだったりする点、また居住者の年齢などを考慮してもっと実現可能なプランであれば、とても役に立ったと思う。
こういうアイデアは、誰でも考え付く。
(団地でしいたけ栽培って、あんたねぇ・・といいたくなる部分もあるが。)
具体性があるかないか、実現可能かどうかということにアイデアの価値が出てくると思う。
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団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ ((10+1 series/ LIXIL出版)) 単行本 – 2001/9/20
みかんぐみ
(著),
メディア・デザイン研究所
(編集)
団地と呼ばれる集合住宅環境のリノベーション(改修)を提案、 現代における再生の可能性を考える。
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社INAXo
- 発売日2001/9/20
- 寸法11.8 x 3.2 x 18 cm
- ISBN-104872751035
- ISBN-13978-4872751031
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日本全国どこにでもある、あの「団地」を「変える」ためのアイデア集。建物全体を変革するような大規模なものから、ちょっとだけ部屋の一部に取り付けるような簡単なもの、まじめなもの、荒唐無稽なものまでを満載。
著者について
みかんぐみ MIKAN
みかんぐみは、NHK長野放送会館コンペ最優秀賞受賞を期に結成された、加茂紀和子・曽我部昌史・竹内昌義・マニュエル=タルディッツの4人からなる建築家のユニットである。
現在、4人のメンバーと10人のスタッフの手により、戸建て住宅のような小さなものから、保育園、老人ホームや大型ライブハウスのような公共的なものまで、広くさまざまなプロジェクトを手がけている。基本スタンスは、多くの人たちとのコラボレーション。施主をはじめとした多くの人たちとの議論をもとに、最適で新しい建築の実現を追求している。
みかんぐみは、NHK長野放送会館コンペ最優秀賞受賞を期に結成された、加茂紀和子・曽我部昌史・竹内昌義・マニュエル=タルディッツの4人からなる建築家のユニットである。
現在、4人のメンバーと10人のスタッフの手により、戸建て住宅のような小さなものから、保育園、老人ホームや大型ライブハウスのような公共的なものまで、広くさまざまなプロジェクトを手がけている。基本スタンスは、多くの人たちとのコラボレーション。施主をはじめとした多くの人たちとの議論をもとに、最適で新しい建築の実現を追求している。
登録情報
- 出版社 : INAXo (2001/9/20)
- 発売日 : 2001/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4872751035
- ISBN-13 : 978-4872751031
- 寸法 : 11.8 x 3.2 x 18 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 741,455位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 101位民家・住宅論 (本)
- - 1,340位住宅建築
- - 98,808位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
This is a very innovative research on the potentiality of collective housing (danchi) in Japan.
It would help us see the "old" danchi from a different point of view, as a modern heritage for a future city.
It would help us see the "old" danchi from a different point of view, as a modern heritage for a future city.
2002年8月3日に日本でレビュー済み
高度成長期の日本の文化を象徴する事象としての「団地/danchi」を、再生させようとする、試み。
それは、よもすれば単なる「日本論」に流れがちなのだが、みかんぐみの偉いところは、基礎的な研究(歴史的背
景、海外の団地状況の考察、、、)を行ったうえで、具体的なアクションプランとしての、リノベーションのプランを、ビジ
ュアル化し、かつ笑える形で、提出していることだ。
椹木野衣は、同書中TEXTの中で、そんなアプローチを「みかんぐみ的な資質」と呼んでいる。
十二分な基礎研究を経た上で、ユニット内での方向性を共有(するためのディスカッション)、そして、構成員個々の
責任に基づくプランニング(ライティング)。そして、そのすべてのプロセスに、まさしくコンストラクション(建!築!・構築)
と、デザイン、編集の視点が導入されている。
じゃじーの目指すところも、そんなには、遠くない、在り方だ。
団地再生のためのアイデアのタイトルを並べてみるだけでも、彼ら/彼女らが、優秀であることが瞭然とするだろう。
気に入ったヤツは。。。
001 park park パーク パーク
006 kinkaku キンカク
012 top pool トップール
013 top per トップ パー
014 top gar トップ ガー
015 top con トップ コン
017 top ami トップ アミ
026 eyes アイズ
041 co bath コ バス
それぞれの内容と、そのビジュアライゼーションは、買ってお楽しみください^^
それは、よもすれば単なる「日本論」に流れがちなのだが、みかんぐみの偉いところは、基礎的な研究(歴史的背
景、海外の団地状況の考察、、、)を行ったうえで、具体的なアクションプランとしての、リノベーションのプランを、ビジ
ュアル化し、かつ笑える形で、提出していることだ。
椹木野衣は、同書中TEXTの中で、そんなアプローチを「みかんぐみ的な資質」と呼んでいる。
十二分な基礎研究を経た上で、ユニット内での方向性を共有(するためのディスカッション)、そして、構成員個々の
責任に基づくプランニング(ライティング)。そして、そのすべてのプロセスに、まさしくコンストラクション(建!築!・構築)
と、デザイン、編集の視点が導入されている。
じゃじーの目指すところも、そんなには、遠くない、在り方だ。
団地再生のためのアイデアのタイトルを並べてみるだけでも、彼ら/彼女らが、優秀であることが瞭然とするだろう。
気に入ったヤツは。。。
001 park park パーク パーク
006 kinkaku キンカク
012 top pool トップール
013 top per トップ パー
014 top gar トップ ガー
015 top con トップ コン
017 top ami トップ アミ
026 eyes アイズ
041 co bath コ バス
それぞれの内容と、そのビジュアライゼーションは、買ってお楽しみください^^