最近は物質的に豊かで平和な(日本の)時代を反映しているためか、強烈なコンセプトをアピールするというのは流行らないようですね・・・
建築を「つくる」のではなく「おく」という表現からもその辺りの雰囲気が出ているように思います。
もちろん、それはそれでしっかりとしたコンセプトにはなっているのでしょうが、若干物足りなさを感じてしまいます。
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乾久美子 - そっと建築をおいてみると (現代建築家コンセプト・シリーズ 3) ペーパーバック – 2008/9/25
『これまでいろいろ考えてきたことをまとめた本ができました。
本を構想しているとき、
最初の内は写真がたくさん載っているような
一般的な建築の作品集をイメージしていました。
しかし過去の作品の写真を眺めなおしたり図面を見直したりしていたら、
文字で説明しないとよくわからないかもなと思うようになりました。
そうした気持ちで説明を書いていたら原稿がどんどん増えていき、
すると本の構成は読み物らしく縦書きになり、
さらに図面や写真は文字の下にひっそりとレイアウトされることになりました。
出来上がった本は思いがけないイメージの本になりました。
最初の構想からかけ離れたものがでてくる、
そうした作業の経緯は建築の設計にとても近いと思いました。』
--------------------乾久美子
20世紀を牽引した建築原理であるモダニズム─ポストモダニズムとは異なる建築思想を構築する若手建築家のコンセプトを紹介するシリーズ。21世紀に活躍する彼らはどのような理念のもとに建築を試みているのだろうか。
本シリーズ第3弾は、乾久美子を取り上げる。
乾久美子は、青木淳建築設計事務所を経て、2000年に乾久美子建築設計事務所 を設立、《Louis Vuitton Taipei Building》や《Dior Ginza》などの店舗の ファサードデザインによって一躍注目を浴び、その後も、インテリアやモニュメントの設計を手がけ着実にキャリアを積み重ねている。今後も数多くの建築作品が竣工予定である。
その設計手法は、規律やしきたりに満ちた慣習的な身体感覚への批評的/懐疑 的なまなざしを携えており、常に高い評価を得ている。また、本年、初の住宅作品《アパートメントI》にて、第24回新建築を受賞。今後の活躍が最も期待 される建築家の一人である。
全15章で構成される本書は、写真/図面/テキストによって主要作品を解説。
とくに、合計50,000字を超える作品解説は、すべて建築家本人による書き下ろ し。自らの作品を徹底的に語り尽くす。巻末には、乾久美子論を2本収録。筆者は、国際的に活躍する建築家・西沢立衛氏、《BUILDING K》にてデヴューをはたしたばかりの藤村龍至氏。
「建築をつくるのではなく、おくこと」「表現するのではなく表情をデザインすること」。読者は、本書を通じて新たな乾久美子に出会う。それは、一貫して乾がもとめ続ける「日常に潜む世界のみえない秩序への気づき」、その追体験である。
本を構想しているとき、
最初の内は写真がたくさん載っているような
一般的な建築の作品集をイメージしていました。
しかし過去の作品の写真を眺めなおしたり図面を見直したりしていたら、
文字で説明しないとよくわからないかもなと思うようになりました。
そうした気持ちで説明を書いていたら原稿がどんどん増えていき、
すると本の構成は読み物らしく縦書きになり、
さらに図面や写真は文字の下にひっそりとレイアウトされることになりました。
出来上がった本は思いがけないイメージの本になりました。
最初の構想からかけ離れたものがでてくる、
そうした作業の経緯は建築の設計にとても近いと思いました。』
--------------------乾久美子
20世紀を牽引した建築原理であるモダニズム─ポストモダニズムとは異なる建築思想を構築する若手建築家のコンセプトを紹介するシリーズ。21世紀に活躍する彼らはどのような理念のもとに建築を試みているのだろうか。
本シリーズ第3弾は、乾久美子を取り上げる。
乾久美子は、青木淳建築設計事務所を経て、2000年に乾久美子建築設計事務所 を設立、《Louis Vuitton Taipei Building》や《Dior Ginza》などの店舗の ファサードデザインによって一躍注目を浴び、その後も、インテリアやモニュメントの設計を手がけ着実にキャリアを積み重ねている。今後も数多くの建築作品が竣工予定である。
その設計手法は、規律やしきたりに満ちた慣習的な身体感覚への批評的/懐疑 的なまなざしを携えており、常に高い評価を得ている。また、本年、初の住宅作品《アパートメントI》にて、第24回新建築を受賞。今後の活躍が最も期待 される建築家の一人である。
全15章で構成される本書は、写真/図面/テキストによって主要作品を解説。
とくに、合計50,000字を超える作品解説は、すべて建築家本人による書き下ろ し。自らの作品を徹底的に語り尽くす。巻末には、乾久美子論を2本収録。筆者は、国際的に活躍する建築家・西沢立衛氏、《BUILDING K》にてデヴューをはたしたばかりの藤村龍至氏。
「建築をつくるのではなく、おくこと」「表現するのではなく表情をデザインすること」。読者は、本書を通じて新たな乾久美子に出会う。それは、一貫して乾がもとめ続ける「日常に潜む世界のみえない秩序への気づき」、その追体験である。
- 本の長さ160ページ
- 言語英語
- 出版社INAXo
- 発売日2008/9/25
- ISBN-104872751515
- ISBN-13978-4872751512
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登録情報
- 出版社 : INAXo (2008/9/25)
- 発売日 : 2008/9/25
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 160ページ
- ISBN-10 : 4872751515
- ISBN-13 : 978-4872751512
- Amazon 売れ筋ランキング: - 860,499位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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