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簡素なくらし─つつましやかに、美しく 単行本 – 2005/10/1
mitsou
(著)
少女時代の憧れをかたちにしたら、
たぶん、こんな生活。
乙女のハンカチーフ、春のテーブル、昔からあるいいもの、女の子の映画……
日々のこだわりをつづった初めてのエッセイ集
たぶん、こんな生活。
乙女のハンカチーフ、春のテーブル、昔からあるいいもの、女の子の映画……
日々のこだわりをつづった初めてのエッセイ集
私の生活は、よく雑誌に載っているような、可愛らしい甘々の女の子の世界ではないし、田舎で生活する作家さんなんかが送る制作を中心としたストイックで格好良いものとも違うし、経済力があって趣味も見かけも良いマダムの麗しい生活とも程遠いもので、ふつうであるし、「簡素」なものだと思います。(「はじめに」より)
- 本の長さ95ページ
- 言語日本語
- 出版社WAVE出版
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104872902386
- ISBN-13978-4872902389
商品の説明
出版社からのコメント
著者は、現在、雑誌などで人気上昇中の、小物作家でイラストレーターのmitsouさん。
彼女のくらしには、少女時代からずっと忘れずにあたためてきた憧れの気持ちやこだわりがちりばめられています。
それは、ただ甘いだけの女の子の世界でも、麗しくエレガンスなものでもなく、少々素っ気ないけれども、くすりと笑みがこぼれるような愛らしさのある「簡素」な生活です。
たとえば、「乙女のハンカチーフ」は、太宰治の『女生徒』の主人公が、下着にこっそりとバラの刺繍をして、見えないけれど得意になる、などという愛おしいシーンを思い浮かべながら生まれたもの。
「部屋の明かり」は、高校入学のときにはじめて自分で買ったランプ。幾度もの引っ越しでも、ずっといっしょでした。
さらには、「好きな映画」や「お気に入りの本」や「一番好きな靴」。カルチャーやおしゃれのことにも硬派で凛としたこだわりが感じられます。
本書の文章はもちろんこと、写真もイラストもすべて彼女の手によるものです。
本書を読んでいただくことで、誰もがかつて持っていた少女時代の憧れや潔癖なくらいのこだわり、大人や世間に対してちょっとばかり意地悪だった気持ちを思い出してみてください。
そして、その懐かしい気持ちが、何気ない日常のアクセントになれば素敵なことだと思います。
彼女のくらしには、少女時代からずっと忘れずにあたためてきた憧れの気持ちやこだわりがちりばめられています。
それは、ただ甘いだけの女の子の世界でも、麗しくエレガンスなものでもなく、少々素っ気ないけれども、くすりと笑みがこぼれるような愛らしさのある「簡素」な生活です。
たとえば、「乙女のハンカチーフ」は、太宰治の『女生徒』の主人公が、下着にこっそりとバラの刺繍をして、見えないけれど得意になる、などという愛おしいシーンを思い浮かべながら生まれたもの。
「部屋の明かり」は、高校入学のときにはじめて自分で買ったランプ。幾度もの引っ越しでも、ずっといっしょでした。
さらには、「好きな映画」や「お気に入りの本」や「一番好きな靴」。カルチャーやおしゃれのことにも硬派で凛としたこだわりが感じられます。
本書の文章はもちろんこと、写真もイラストもすべて彼女の手によるものです。
本書を読んでいただくことで、誰もがかつて持っていた少女時代の憧れや潔癖なくらいのこだわり、大人や世間に対してちょっとばかり意地悪だった気持ちを思い出してみてください。
そして、その懐かしい気持ちが、何気ない日常のアクセントになれば素敵なことだと思います。
著者について
奥村麻利子。「mitsou」の名前で布小物作家、イラストレーターとして雑誌、広告などで活躍。1973年福岡県生まれ。年に数回開催される個展を心待ちにしているファンも多い。HP「みつのあはれ」主宰。
登録情報
- 出版社 : WAVE出版 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 95ページ
- ISBN-10 : 4872902386
- ISBN-13 : 978-4872902389
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,121,240位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 31,278位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月20日に日本でレビュー済み
男の友人の繋がりで拝読しお会いしましたが、ご本人は大変に感じの悪い方で、気に入らなければ挨拶しても無視、女子で集まり笑いながら悪口、若い男にはベタベタしていました。店に伺うと、服やジャムの押し売りがものすごいです。チクリンという服は無印みたいでした。この本のような静粛で凛としたイメージではなく、実際にはネチネチドロドロした女の塊のような方でショックでした。
2006年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一回目を通したら、もう一度読みたい、と思うほどには内容の濃さを感じませんでした。
著者のホームページを良くのぞいていましたが、その雰囲気は変わらず感じられます。
淡くてちょっと硬質な感じ。
あるスペイン映画が好き、とか趣味の良さも渋い良さ。
エッセイとして深い内容ではないので、さらりと読める。
もう少し一つの題目を掘り下げて書いてくれたらもっと面白かったのになあ、と思います。
よくある写真の多い暮らし系エッセイから一歩踏み出して欲しい。今後に期待。
著者のホームページを良くのぞいていましたが、その雰囲気は変わらず感じられます。
淡くてちょっと硬質な感じ。
あるスペイン映画が好き、とか趣味の良さも渋い良さ。
エッセイとして深い内容ではないので、さらりと読める。
もう少し一つの題目を掘り下げて書いてくれたらもっと面白かったのになあ、と思います。
よくある写真の多い暮らし系エッセイから一歩踏み出して欲しい。今後に期待。
2008年2月20日に日本でレビュー済み
他のレビュアの方も仰っていますが、
もう少し深みがほしかった、という印象を受けます。
最近多いのが、自分の持ち物などを掲載し
写真ばかりのカタログのようなムックのような本。
それに比べたら、もう少し著者の意見、考えなども出ていると
思いますが、もう少しひとつひとつに対してのページが割かれていたら、と
思います。もっと読んでみたかったので。
でも、先述のカタログ系のものに比べたら
細部にこだわりもあり、出てくるものも「あ、またこれね」
というものでもなく、よかったと思います。
また装丁や表紙がかわいらしく、よかったです。
他の方も仰っていますが、帯には「女の子」「乙女」とありますが、
それよりは「スモールライフ」「シンプルライフ」の方が
ふさわしいような気がします。
もう少し深みがほしかった、という印象を受けます。
最近多いのが、自分の持ち物などを掲載し
写真ばかりのカタログのようなムックのような本。
それに比べたら、もう少し著者の意見、考えなども出ていると
思いますが、もう少しひとつひとつに対してのページが割かれていたら、と
思います。もっと読んでみたかったので。
でも、先述のカタログ系のものに比べたら
細部にこだわりもあり、出てくるものも「あ、またこれね」
というものでもなく、よかったと思います。
また装丁や表紙がかわいらしく、よかったです。
他の方も仰っていますが、帯には「女の子」「乙女」とありますが、
それよりは「スモールライフ」「シンプルライフ」の方が
ふさわしいような気がします。
2007年3月3日に日本でレビュー済み
インテリアへの興味からライフスタイル系の本にも心動かされますが、個人の著書で購入したのは、今のところこれだけ。少女のポストカード、映画、アーミッシュ、宝箱など、ところどころにちりばめられているキーワードに共鳴し、まるで古い友人に再会したような印象を受けたからです。また、柔らかな語り口調だけでなく、ときにスパイスの効いた表現が出てくる文章も、著者の性格が垣間見れて好感が持てます。ただ、内容が暮らし全般に広がり、やや散漫な感じがするため、テーマをタイトに絞って欲しかった…。あと帯の紹介文は、オリーブ少女的なニュアンスが強い感じがして、ちょっと誤解を招きそうな気が。(これは編集サイドによるものでしょうけど)ベースはあくまでも「つつましやかに、美しく」。オリーブ少女的なものは期待しないほうが良いと思います。