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マノエル・デ・オリヴェイラと現代ポルトガル映画 (E/Mブックス Vol. 12) 単行本 – 2003/5/1

3.0 5つ星のうち3.0 1個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

現役最長老の世界的巨匠の偉業を称えつつ俯瞰する、ポルトガル映画の過去と現在。2003年5月日本公開「家宝」までのオリヴェイラ監督全作品あらすじ&評を網羅。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ エスクアイア マガジン ジャパン (2003/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 286ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4872950879
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4872950878
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 1個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 刊行されてから10年以上経つ。30ページほどの他のポルトガル監督の記述をのぞけば250ページ以上がマノエル・ド・オリヴェイラの映画についやされている。刊行された時期のせいで、『永遠〔とわ〕の語らい』という邦題がまだ決まっていない作品までの紹介。監督はその後、日本で公開されたものだけでも8本ほどの映画をつくっているが、未公開の全長短編を加えれば1年に1本以上の作品を仕上げ、2015年に106歳で亡くなった。
 可能なかぎりオリヴェイラの映画を観続けているが、あらためてオリヴェイラの全業績を俯瞰する本をどこかで出してほしいというのが私の願いである。
 確かに彼の映画はポピュラーとは言えない。テレビで放映されることも、あまりない(以前放映されたものを録画しておいたのはラッキーだったが)。日本語字幕版が販売されてはいるものの、レンタル店にDVDがそろっているわけではない。だが最近映画館で特集上映があり何度か足を運んだが、意外なほどに観に来る人は多かった。そして見逃していた映画が凄かった。これからオリヴェイラの時代が来る、そんな気がした。
 映画監督の本として本書に不満は多い。各作品の紹介ページを開くと、簡単すぎるシノプシスと海外文献邦訳が載っているが、俳優についての言及はなく、見開きページのスチールにもネームがない。最後のほうのフィルモグラフィを参照しなければならないが、文字が細かすぎる上に、体裁悪く漢数字で時間や年号が記述されていて、見にくい。これだけスチールがたくさんありながら、写真説明の欠如はもったいない。また全体のレイアウトが下手だ。さまざまな文献の翻訳も読みにくいものが多い。なかに貴重な評論・データがあるだけに残念である。
 一冊に映画監督の全体的資料を要領よくおさめたものとしては、フィルムアート社の本がすぐれている。