UIデザインにおける「パターン」の辞書とも言うべき一冊。基礎的なものも多いが、これを体系的にまとめ上げられているところに価値がある。これにより、業務においても共通の言葉を使ってのやりとりができて、スムースに事が進みやすくなりそう。またあまり親しみのなかったパターンについても網羅されており、UIモデリング時に使える道具が増えた感じがする。
中身はビジュアルが多く、各パターンがどのように実際利用されているかが非常にイメージしやすくて助かった。インタラクションのパターンにおいて特によく参照されていたのは、当然ながらWindows、Mac OS、Office各製品、Adobeなどのローカルアプリ、そしてGmail、Google Map、AmazonなどのWebアプリ。
普段何気なく使っているものでも、ミクロな視点で改めて見ると認知科学的に非常によく考えられた上でデザインされているのがわかる。
今でこそこうしたパターンを使って最小工数でのデザインが可能になっているが、もともとのパターンを0から生み出すのは相当に気を遣う作業だったろう。そしてiPhoneやWiiのUIなどからは、これから新しいパターンが生まれて定着してきそう。
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デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン 大型本 – 2007/1/23
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購入オプションとあわせ買い
本書『デザイニング・インターフェース』は、ウェブアプリケーション、インタラクティブなウェブサイト、デスクトップアプリケーション、
携帯電話などのインターフェースをデザインするデザイナーとプログラマーのために、デザイン上の問題に対するすぐに使える解決策を「パターン」として体系化した書籍です。
各パターンは「コンテンツの整理」「ナビゲーション」「ページレイアウト」「アクションとコマンド」「インフォメーショングラフィックス」「ユーザの入力」
「洗練されたルックアンドフィール」といったテーマごとに分類され、本書をリファレンスのように使うことも可能にしています。
先人たちの試行錯誤の上に成り立つ“ベストプラクティス”としてのパターンは、デザインの質と生産性を向上させ、創造性を発揮するための基盤となることでしょう。本文オールカラー。
携帯電話などのインターフェースをデザインするデザイナーとプログラマーのために、デザイン上の問題に対するすぐに使える解決策を「パターン」として体系化した書籍です。
各パターンは「コンテンツの整理」「ナビゲーション」「ページレイアウト」「アクションとコマンド」「インフォメーショングラフィックス」「ユーザの入力」
「洗練されたルックアンドフィール」といったテーマごとに分類され、本書をリファレンスのように使うことも可能にしています。
先人たちの試行錯誤の上に成り立つ“ベストプラクティス”としてのパターンは、デザインの質と生産性を向上させ、創造性を発揮するための基盤となることでしょう。本文オールカラー。
- 本の長さ360ページ
- 出版社オライリー・ジャパン
- 発売日2007/1/23
- ISBN-104873113164
- ISBN-13978-4873113166
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登録情報
- 出版社 : オライリー・ジャパン (2007/1/23)
- 発売日 : 2007/1/23
- 大型本 : 360ページ
- ISBN-10 : 4873113164
- ISBN-13 : 978-4873113166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 476,041位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2009年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年10月25日に日本でレビュー済み
この本では下記に代表されるコンピュータ関連の様々な
デザインについてパターンに分けて紹介しています。
・Webページのデザイン
・アプリケーションのデザイン
・CSSのデザイン
・文章のデザイン
・表やグラフのデザイン
各パターン事に概要・利用場面・用法・理由が掲載されているため、
UIデザインを作成する際の入門書というよりは、
リファレンス的な用途で広く活用されるのではないでしょうか。
全面カラーで優れたデザインが紹介されているため、
眺めているだけでもインスピレーションを得られると思います。
デザインについてパターンに分けて紹介しています。
・Webページのデザイン
・アプリケーションのデザイン
・CSSのデザイン
・文章のデザイン
・表やグラフのデザイン
各パターン事に概要・利用場面・用法・理由が掲載されているため、
UIデザインを作成する際の入門書というよりは、
リファレンス的な用途で広く活用されるのではないでしょうか。
全面カラーで優れたデザインが紹介されているため、
眺めているだけでもインスピレーションを得られると思います。
2008年5月26日に日本でレビュー済み
オライリーなので非常に論理的でちょっと読みにくいです。ただ、技術や考え方、気の使い方として最低限必要な内容だと思います。
2008年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在までに設計されたインタフェースについてのアイデアを、パターンという言葉を使って体系化した本です。
非常に理解しやすく構成されています、インターフェースデザインについてのベースの知識を得る、目的での購入がおすすめができます。
非常に理解しやすく構成されています、インターフェースデザインについてのベースの知識を得る、目的での購入がおすすめができます。
2009年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インターフェースについて初めて学ぶというシステム開発の方向けです。
WEBサイトのインターフェースやユーザビリティについて学ぼうとしている方にはおすすめしません。参考サイトも海外のサイトですので、日本のサイトとはまた異なり、基本の確認/定着にはよいですが、それであればもっと短時間で必要な情報を得られる国内の書籍を選んだほうが効率的だと思います。
本書はパターンごとに概要/利用場面/そこで利用される理由/用法/事例と段階毎に説明されるため、内容には非常に納得感があります。アプリケーションの端々へ取り入れて行きたい要素、注意したい点が色々と盛り込まれています。
ただ、翻訳の説明が非常に頭に入ってきづらいのですが、すべて文章で説明されているため残念ながらこれを読まざるをえません。お時間がある方向けの読み物です。他の方もおっしゃっていますが、まだ読み進んでいない先の章の内容を比較/関連事項として引っぱってくるため、読み進める上で行ったりきたりを繰り返す必要があり、思わずこの本そのもののユーザインターフェースに突っ込みたくなってしまうかもしれません。。
WEBサイトのインターフェースやユーザビリティについて学ぼうとしている方にはおすすめしません。参考サイトも海外のサイトですので、日本のサイトとはまた異なり、基本の確認/定着にはよいですが、それであればもっと短時間で必要な情報を得られる国内の書籍を選んだほうが効率的だと思います。
本書はパターンごとに概要/利用場面/そこで利用される理由/用法/事例と段階毎に説明されるため、内容には非常に納得感があります。アプリケーションの端々へ取り入れて行きたい要素、注意したい点が色々と盛り込まれています。
ただ、翻訳の説明が非常に頭に入ってきづらいのですが、すべて文章で説明されているため残念ながらこれを読まざるをえません。お時間がある方向けの読み物です。他の方もおっしゃっていますが、まだ読み進んでいない先の章の内容を比較/関連事項として引っぱってくるため、読み進める上で行ったりきたりを繰り返す必要があり、思わずこの本そのもののユーザインターフェースに突っ込みたくなってしまうかもしれません。。
2008年3月20日に日本でレビュー済み
本書は特にWEBデザイナーやサイト設計に関わる人向けに書かれたものではありません。
しかし、登場する多くのインタラクショナル・デザインのパターンが示唆する考え方には多くを得るところがあるかと思います。
序盤で「関係ないかな、自分には・・」と挫けそうになりますが、そういう人はきっと無理してでも読み進めると私のように最終章で繋がってくるはずです。
最後の参考資料のページに掲載されている多くの書籍は、この分野を研究している人なら一度は目にした事のあるものばかり。
つまりは、そこから抜粋された考え方の多くは本書を読むだけで理解できます。
東大のKALSが開発しているアプリケーションへもこの考え方、取り入れて欲しいです。
しかし、登場する多くのインタラクショナル・デザインのパターンが示唆する考え方には多くを得るところがあるかと思います。
序盤で「関係ないかな、自分には・・」と挫けそうになりますが、そういう人はきっと無理してでも読み進めると私のように最終章で繋がってくるはずです。
最後の参考資料のページに掲載されている多くの書籍は、この分野を研究している人なら一度は目にした事のあるものばかり。
つまりは、そこから抜粋された考え方の多くは本書を読むだけで理解できます。
東大のKALSが開発しているアプリケーションへもこの考え方、取り入れて欲しいです。
2007年2月17日に日本でレビュー済み
的確なカテゴライズ
インターフェイスは通常、全面が直接ユーザーに提示されるので、「使い易い」「使いにくい」「良い」「悪い」という全体的な結論はすぐ出るのだが、そこから先へ、理論的に分析を進めるのが難しい。
同時に色々な要素が絡まっているから、分析の論旨を整理するのが以外に難しい。
この本は、インターフェイスを構成する要素を、的確に分類して、イディオムという形でパターン化してまとめている。
的確な評価指針
インターフェイスをそのようなイディオムごとに分析すると、それぞれが十分にシンプルなので、明確に分析・評価し、結論を出せる。
それらの個々の議論を積み重ねてインターフェイスをデザインすれば、確実に「使い易い」「使える」インターフェイスを作ることが出来る。
この本は、そのようなインターフェイスの設計・評価に関わる指針を提供してくれる。
読んで損はない良書です。
インターフェイスは通常、全面が直接ユーザーに提示されるので、「使い易い」「使いにくい」「良い」「悪い」という全体的な結論はすぐ出るのだが、そこから先へ、理論的に分析を進めるのが難しい。
同時に色々な要素が絡まっているから、分析の論旨を整理するのが以外に難しい。
この本は、インターフェイスを構成する要素を、的確に分類して、イディオムという形でパターン化してまとめている。
的確な評価指針
インターフェイスをそのようなイディオムごとに分析すると、それぞれが十分にシンプルなので、明確に分析・評価し、結論を出せる。
それらの個々の議論を積み重ねてインターフェイスをデザインすれば、確実に「使い易い」「使える」インターフェイスを作ることが出来る。
この本は、そのようなインターフェイスの設計・評価に関わる指針を提供してくれる。
読んで損はない良書です。
2008年2月17日に日本でレビュー済み
いわゆる「デザインパターン」を、ユーザインタフェースの分野で整理した本です。他のレビューにあるとおり、内容はとても良いと思います。
ただしクロスリファレンスは、最初、少し戸惑いました。他のパターンとの関係を説明する際に「第×章の○○○」という記述が出てくるのですが、ページ数どころかパターン番号(≒節番号)も書かれておらず、そのたびにページを探してイライラしました。
いくつか試してみた結果、巻頭の目次に戻って探すのが最も手軽で早いようです。私のようなクロスリファレンス重視の方は、目次にしおりを挟んでおくと良いのではないでしょうか(私は片っ端からページ数を書き込んでいきましたが…)。
ただしクロスリファレンスは、最初、少し戸惑いました。他のパターンとの関係を説明する際に「第×章の○○○」という記述が出てくるのですが、ページ数どころかパターン番号(≒節番号)も書かれておらず、そのたびにページを探してイライラしました。
いくつか試してみた結果、巻頭の目次に戻って探すのが最も手軽で早いようです。私のようなクロスリファレンス重視の方は、目次にしおりを挟んでおくと良いのではないでしょうか(私は片っ端からページ数を書き込んでいきましたが…)。