実務でプログラミングを仮に打っていたとしても、他の言語の経験から「それらしく書く」ことができ、そして動いてしまうことがJavascriptの恐いところだと実感しています。
本書の「悪いパーツ」を知るか知らないかではコードの品質は全く異なるものになるでしょう。
また、Javascriptがプロトタイプ型言語である部分についても分かり易く解説されています。
オブジェクト指向言語と勘違いしている人間からすれば、冷や汗ものだと思います。
本としては厚みはなく、読みやすいです。
最終的にJSLint(現場ではJSHintを使うかもしれませんが。)の発想に至るまでの道筋が書かれていると言って良いと思います。
手に取って損をする物ではありません。
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JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス 大型本 – 2008/12/22
Douglas Crockford
(著),
水野 貴明
(翻訳)
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「JavaScriptは言わばひとかたまりの大理石であり、私はその中からこの言語のすばらしい本質が現れるまで、美しくない機能を取り除いていく。最終的に私が削り出すことになる美しいサブセットは、より信頼でき、読みやすく、メンテナンスがしやすく、すべてにおいて非常に優れた言語になると私は信じている。」(「1章 良いパーツ」より)
―本書は、JavaScript言語の「良いパーツ」に注目し、良質なコードを書くためのポイントを示唆する書籍です。
「良いパーツ」を通してJavaScriptを再評価することで、見落とされていたJavaScript言語の本質が見えてきます。
―本書は、JavaScript言語の「良いパーツ」に注目し、良質なコードを書くためのポイントを示唆する書籍です。
「良いパーツ」を通してJavaScriptを再評価することで、見落とされていたJavaScript言語の本質が見えてきます。
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社オライリージャパン
- 発売日2008/12/22
- 寸法1 x 19 x 24 cm
- ISBN-104873113911
- ISBN-13978-4873113913
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商品の説明
著者について
Douglas Crockford (ダグラス・クロフォード): Yahoo!(米国)のJavaScript技術者。JSONを見出し、普及させた。各所で講演や発言を行うJavaScript界の有力者。ECMAScriptにも参加している。
登録情報
- 出版社 : オライリージャパン (2008/12/22)
- 発売日 : 2008/12/22
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4873113911
- ISBN-13 : 978-4873113913
- 寸法 : 1 x 19 x 24 cm
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2011年2月16日に日本でレビュー済み
「はじめに」 にも書かれているように、本書は初心者向けの書籍です。 JavaScript を使う上で 「こうしたらいい」 という指針が示されており、JavaScript を使い始めて間もない人や、長年使ってはいるけどちゃんと勉強したことがないという人には有益だと思います。
JavaScript をちゃんと勉強して長年使ってきた人にとっては当たり前のことが多いので、あまり読む価値はないでしょう。 (復習という意味ではいいと思いますが。)
全体的には綺麗にまとまっていて筆者の主張も悪くはないのですが、多少独善的過ぎる部分がある点が気になりました。 「こう書くのが正しい、他のやり方は絶対ダメだ」 というような調子で、もちろん筆者の主張が全面的に正しい場所もあるのですが、多少やりすぎな感は否めません。 特に初心者は書籍の内容を鵜呑みにしてしまいがちなので、ここまで激しい主張を初心者相手にするのはいかがかなぁ、と思いました。
それともうひとつ残念なのは 「継承」 についての章です。 継承を行う方法として、本書では、コンストラクタ関数を用いる手法をあまり良くない方法だとみなし、別の方法を紹介しています。 良くない理由としては 「プライベートな領域がない (オブジェクト外部からは参照できない変数やメソッドをもてない)」 ということがあげられていました。 しかし、
1. コンストラクタ関数を用いる方法でもやろうと思えばプライベートな領域をもつこともできる
2. 本書で紹介している方法は 「すっきりしている」 と書かれているが、コンストラクタ関数を用いる方法のほうがすっきりしている
3. JavaScript の組み込みのオブジェクト (Date オブジェクトなど) は new 演算子で生成するので、自分で作るものもそれにあわせたほうが良い
4. 書籍中では説明されていないが、プロトタイプ継承では複数のオブジェクトで同じメソッドを使うためメモリの節約になるが、作者の提示した方法では各オブジェクトごとに異なるメソッドを持つのでメモリがより多く必要となる
という理由から、著者の意見には賛同しかねました。 もちろん様々な手法があることを提示するのは良いと思いますが、初心者向けの書籍なのにデメリットをきちんと説明していない、という部分が気になりました。
個人的にはこの書籍よりも 『 JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法 』 をオススメします。 (内容は多少高度です。)
JavaScript をちゃんと勉強して長年使ってきた人にとっては当たり前のことが多いので、あまり読む価値はないでしょう。 (復習という意味ではいいと思いますが。)
全体的には綺麗にまとまっていて筆者の主張も悪くはないのですが、多少独善的過ぎる部分がある点が気になりました。 「こう書くのが正しい、他のやり方は絶対ダメだ」 というような調子で、もちろん筆者の主張が全面的に正しい場所もあるのですが、多少やりすぎな感は否めません。 特に初心者は書籍の内容を鵜呑みにしてしまいがちなので、ここまで激しい主張を初心者相手にするのはいかがかなぁ、と思いました。
それともうひとつ残念なのは 「継承」 についての章です。 継承を行う方法として、本書では、コンストラクタ関数を用いる手法をあまり良くない方法だとみなし、別の方法を紹介しています。 良くない理由としては 「プライベートな領域がない (オブジェクト外部からは参照できない変数やメソッドをもてない)」 ということがあげられていました。 しかし、
1. コンストラクタ関数を用いる方法でもやろうと思えばプライベートな領域をもつこともできる
2. 本書で紹介している方法は 「すっきりしている」 と書かれているが、コンストラクタ関数を用いる方法のほうがすっきりしている
3. JavaScript の組み込みのオブジェクト (Date オブジェクトなど) は new 演算子で生成するので、自分で作るものもそれにあわせたほうが良い
4. 書籍中では説明されていないが、プロトタイプ継承では複数のオブジェクトで同じメソッドを使うためメモリの節約になるが、作者の提示した方法では各オブジェクトごとに異なるメソッドを持つのでメモリがより多く必要となる
という理由から、著者の意見には賛同しかねました。 もちろん様々な手法があることを提示するのは良いと思いますが、初心者向けの書籍なのにデメリットをきちんと説明していない、という部分が気になりました。
個人的にはこの書籍よりも 『 JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法 』 をオススメします。 (内容は多少高度です。)
2014年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の内容紹介には、「JavaScript言語の『良いパーツ』に注目し、
良質なコードを書くためのポイントを示唆する」とありますが、
私は単なるJavaScript中級の解説書として読みました。
私のようなC, C++, JavaプログラマーにとってJavaScriptの
関数まわりとprototype継承の部分は分かり難いところです。
前に読んだJavaScriptの入門書で分かったつもりになってましたが、
この本の4, 5章で正しく理解してなかった事に気付かされました。
その意味でこの本は私にとって有益でした。
ただ著者が主張する良いJavaScriptの書き方の本としては中途半端な印象です。
単にここが良い、ここが悪いという指摘で終わってしまってる感じです。
本当に著者が主張するプログラミングスタイルを広めたいと思ってるなら、
もっと別の書き方があったのではないかという気がします。
良質なコードを書くためのポイントを示唆する」とありますが、
私は単なるJavaScript中級の解説書として読みました。
私のようなC, C++, JavaプログラマーにとってJavaScriptの
関数まわりとprototype継承の部分は分かり難いところです。
前に読んだJavaScriptの入門書で分かったつもりになってましたが、
この本の4, 5章で正しく理解してなかった事に気付かされました。
その意味でこの本は私にとって有益でした。
ただ著者が主張する良いJavaScriptの書き方の本としては中途半端な印象です。
単にここが良い、ここが悪いという指摘で終わってしまってる感じです。
本当に著者が主張するプログラミングスタイルを広めたいと思ってるなら、
もっと別の書き方があったのではないかという気がします。
2015年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで初心者向けの書籍を何冊か勉強しました。
もやもやと自分の中で消化しきれない部分が、この本を読んで納得することができました。
良いパーツと悪いパーツの理由、JavaScriptの特徴や注意点が分かりやすくまとめられている。
比較的薄い本だが、大変興味深い内容でした。
個人的には、各章の冒頭に必ずシェイクスピアの引用が掲載されており、
訳者まえが きを読んでフフッとなった。
もやもやと自分の中で消化しきれない部分が、この本を読んで納得することができました。
良いパーツと悪いパーツの理由、JavaScriptの特徴や注意点が分かりやすくまとめられている。
比較的薄い本だが、大変興味深い内容でした。
個人的には、各章の冒頭に必ずシェイクスピアの引用が掲載されており、
訳者まえが きを読んでフフッとなった。
2012年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に注意を促したいのは、この本はJavaScript言語の本であって、「Webブラウザで動作するプログラムを書く方法」の本ではない、ということです。
この違いがまだ分からない、という方は、「JavaScriptでダイナミックなWebサイトを作ろう!」みたいな本を先に見ることをお勧めします。
JavaScript言語の、言語仕様についての説明と、その特徴を適切に利用するための技法が紹介されます。
オブジェクトリテラル、関数オブジェクト、プロトタイプ継承など、Javaのような、型付けが強い、クラス型のオブジェクト指向言語に慣れてきた人間にとって、敷居の高いところを端的な表現と短いスクリプト例で示してくれています。
繰り返しになりますが、ブラウザオブジェクトの操作、DOMの操作、イベントリスナーの扱いなどは記述がありません。当然、「すぐに使えるサンプルスクリプト」なんてのもありません。
このように書くと、つまらない本のように見えますが、一段上のレベルでJavaScriptを利用したい方、言語の仕様、仕組みについて深く理解したい方のための本として、おすすめです。
この違いがまだ分からない、という方は、「JavaScriptでダイナミックなWebサイトを作ろう!」みたいな本を先に見ることをお勧めします。
JavaScript言語の、言語仕様についての説明と、その特徴を適切に利用するための技法が紹介されます。
オブジェクトリテラル、関数オブジェクト、プロトタイプ継承など、Javaのような、型付けが強い、クラス型のオブジェクト指向言語に慣れてきた人間にとって、敷居の高いところを端的な表現と短いスクリプト例で示してくれています。
繰り返しになりますが、ブラウザオブジェクトの操作、DOMの操作、イベントリスナーの扱いなどは記述がありません。当然、「すぐに使えるサンプルスクリプト」なんてのもありません。
このように書くと、つまらない本のように見えますが、一段上のレベルでJavaScriptを利用したい方、言語の仕様、仕組みについて深く理解したい方のための本として、おすすめです。
2011年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
JavaScriptで何らかのアプリケーションを組んだことがある人はこの本よりもっと高度なものを読んだ方が良いでしょう。
しかし、これからJavaScriptを始めるという人は重宝すると思います。
・構文
・関数やクラスもどきなどの書き方
・よく使われるメソッド
・使うとデメリットの大きいもの(evalなど)
が解説されており、薄いながらも内容が詰まった一冊になっています。
ただ、この本のみでは知識が不足する面もあるでしょう。
たとえば、ECMAScript5で追加されたような新しいメソッドはこの本では語られません。
これは本書が悪いというわけではありません。
JavaScriptは成長途中の言語であり、この本は成長途中で書かれたものだというだけのものです。
知ってる事が多く、個人的には少し物足りない感じではありました。
しかし、今後も学び続ける必要がある事も教えてくれた一冊でもありました。
しかし、これからJavaScriptを始めるという人は重宝すると思います。
・構文
・関数やクラスもどきなどの書き方
・よく使われるメソッド
・使うとデメリットの大きいもの(evalなど)
が解説されており、薄いながらも内容が詰まった一冊になっています。
ただ、この本のみでは知識が不足する面もあるでしょう。
たとえば、ECMAScript5で追加されたような新しいメソッドはこの本では語られません。
これは本書が悪いというわけではありません。
JavaScriptは成長途中の言語であり、この本は成長途中で書かれたものだというだけのものです。
知ってる事が多く、個人的には少し物足りない感じではありました。
しかし、今後も学び続ける必要がある事も教えてくれた一冊でもありました。
2014年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
webデザインのためのjavascriptですが、デザインのスナップショットが1つもありません
言語の文法をBNFで載せています。かといってパーサの作成者向けでもなく、
開発環境にもふれないのですが、唐突にJSLINTについて詳細な照会があったりします。
30年前の構造化プログラムの入門書を思い出しました。(カーニハン便乗本)
若い方に。昔はこんな書籍が売れたりしたんですよ。ネタとして見てください。
言語の文法をBNFで載せています。かといってパーサの作成者向けでもなく、
開発環境にもふれないのですが、唐突にJSLINTについて詳細な照会があったりします。
30年前の構造化プログラムの入門書を思い出しました。(カーニハン便乗本)
若い方に。昔はこんな書籍が売れたりしたんですよ。ネタとして見てください。
2012年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までJavaScriptの勉強は、WEB上の入門編で済ませてきました。これだとコーディングが自己流になってしまいます。書くには書けるのですが美しいとはほど遠いものになっていました。
そこで手にしたのが本書でした。
本書には次のような特長があります。
本書は文法書である。
必ずしも入門書にはなっていない。
(初心者ならWEB上にそれなりの入門編があり、HTMLやCSSと一緒に載っているので、まずそちらから当たったらよいと思われます)
使うべき機能に対する良いパーツ(実現させる機能)、悪いパーツ(機能)が示されている。
読むには若干堅苦しいところ(チャートetc)がある。
比較的薄い本なのに中身の濃いいものになっている。
などと云ったような特長です。
これから書くJavaScriptでは自分の中でプログラミングの標準化となるのではないでしょうか。
そこで手にしたのが本書でした。
本書には次のような特長があります。
本書は文法書である。
必ずしも入門書にはなっていない。
(初心者ならWEB上にそれなりの入門編があり、HTMLやCSSと一緒に載っているので、まずそちらから当たったらよいと思われます)
使うべき機能に対する良いパーツ(実現させる機能)、悪いパーツ(機能)が示されている。
読むには若干堅苦しいところ(チャートetc)がある。
比較的薄い本なのに中身の濃いいものになっている。
などと云ったような特長です。
これから書くJavaScriptでは自分の中でプログラミングの標準化となるのではないでしょうか。