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説得 単行本 – 2001/5/1
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- 本の長さ329ページ
- 言語日本語
- 出版社キネマ旬報社
- 発売日2001/5/1
- ISBN-104873762391
- ISBN-13978-4873762395
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
恋心は分別と良識によってどこまで押さえられるものなのか? おだやかな晩秋の光に彩られた愛の再生の物語。最も美しく、最も繊細な作品として仕上がった、ジェーン・オースティンの晩年の傑作。
登録情報
- 出版社 : キネマ旬報社 (2001/5/1)
- 発売日 : 2001/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 329ページ
- ISBN-10 : 4873762391
- ISBN-13 : 978-4873762395
- Amazon 売れ筋ランキング: - 620,584位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
配送も早く、とても綺麗に届きました。ありがとうございました。
2023年9月14日に日本でレビュー済み
ジェーン・オースティンの古典的な名著。
素晴らしい翻訳で、これからの21世紀「理想の教師」の会の、入門テキストらしいです。
ネット上の「井戸端会議」で、最近も噂していたので、とりあえずクリックしてみたら、面白かったです。七田式 小説家志望。
素晴らしい翻訳で、これからの21世紀「理想の教師」の会の、入門テキストらしいです。
ネット上の「井戸端会議」で、最近も噂していたので、とりあえずクリックしてみたら、面白かったです。七田式 小説家志望。
2017年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で借りて読んだ物を選んで購入しました。アンとウェントワース大佐にキュンキュンしています。
2009年11月27日に日本でレビュー済み
まだるっこしい話である。
主人公のアンは過去に周囲の反対により恋人と別れたという出来事があり積極的に恋に夢見るタイプではない
その主人公の前に昔の彼氏、彼氏の友達、従兄、と次々とまずまずのランクの男たちがあらわれるが恋愛には発展しない。
これって恋愛小説だよね??と途中何度か思った。
しかし結局は主人公が誰とくっつくのか知りたくて読んでしまった。見方を変えればそれくらい読者を引っ張る力がある小説なのだろう。
後半登場する友人ミス・スミスは訳者の述べるとおり物語の中で浮いた存在であるが、身体が不自由なのに巷の噂とか全部知ってるって、キャラクターとしてかなり面白いと思う。
主人公のアンは過去に周囲の反対により恋人と別れたという出来事があり積極的に恋に夢見るタイプではない
その主人公の前に昔の彼氏、彼氏の友達、従兄、と次々とまずまずのランクの男たちがあらわれるが恋愛には発展しない。
これって恋愛小説だよね??と途中何度か思った。
しかし結局は主人公が誰とくっつくのか知りたくて読んでしまった。見方を変えればそれくらい読者を引っ張る力がある小説なのだろう。
後半登場する友人ミス・スミスは訳者の述べるとおり物語の中で浮いた存在であるが、身体が不自由なのに巷の噂とか全部知ってるって、キャラクターとしてかなり面白いと思う。
2014年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オースティンといえば、「高慢と偏見」と「エマ」の人気がツートップだと思いますが、「マンスフィールド・パーク」やこの「説得」も勝るとも劣らない面白さがあります。
前二者と後二者の違いといえば、主人公の能動性でしょう。マンスフィールド・パークの主人公ファニーよりも説得の主人公アンは心が弱い人間で、つかめたはずの幸福を自ら逃した経緯があります。そのため、どちらかというと感情移入して主人公になりきってよむよりも、どちらかといえば主人公を一歩引いて観察するような立場になることでしょう。その意味では、感情移入して主人公になりきってドキドキハラハラできる高慢と偏見やエマのような意味での面白さは一歩劣りますが、歯車が完璧に回って最後まで物語が完成する美しさは他の長編に勝るもので、完成度ではやはり説得が最高ではないでしょうか。
オースティンの面白さは、このアンが何か一念発起したとか特訓したとかそういうわけではなく、ある出来事をきっかけに自然な成り行きと偶然と必然の繰り返しが最終的な結末を導き出したことです。つまり、場面の設定だけをしてあとは自然に任せたらこうなった、というような流れるような自然さがあります。登場人物の個性さえも、その人物が生まれた境遇から導き出された自然な性格に思え無理がありません。
そしてやはり特筆すべきはその会話の面白さで、何気ない会話の一つ一つが面白く、また思わぬ伏線にもなっており、一読して面白いだけでなく、再読してさらに発見がある素晴らしい作品です。
前二者と後二者の違いといえば、主人公の能動性でしょう。マンスフィールド・パークの主人公ファニーよりも説得の主人公アンは心が弱い人間で、つかめたはずの幸福を自ら逃した経緯があります。そのため、どちらかというと感情移入して主人公になりきってよむよりも、どちらかといえば主人公を一歩引いて観察するような立場になることでしょう。その意味では、感情移入して主人公になりきってドキドキハラハラできる高慢と偏見やエマのような意味での面白さは一歩劣りますが、歯車が完璧に回って最後まで物語が完成する美しさは他の長編に勝るもので、完成度ではやはり説得が最高ではないでしょうか。
オースティンの面白さは、このアンが何か一念発起したとか特訓したとかそういうわけではなく、ある出来事をきっかけに自然な成り行きと偶然と必然の繰り返しが最終的な結末を導き出したことです。つまり、場面の設定だけをしてあとは自然に任せたらこうなった、というような流れるような自然さがあります。登場人物の個性さえも、その人物が生まれた境遇から導き出された自然な性格に思え無理がありません。
そしてやはり特筆すべきはその会話の面白さで、何気ない会話の一つ一つが面白く、また思わぬ伏線にもなっており、一読して面白いだけでなく、再読してさらに発見がある素晴らしい作品です。
2013年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「説得」と「説きふせられて」どちらを買おうか迷って「説得」を購入しました。偶然大学生の娘が「説きふせられて」を買ったと聞き、交換して両方を読み比べました。訳し方の違いですがどちらも面白かったです。ジェーン・オースティンは少しまわりくどい文を書きますが、そこがおもしろいと私は「説得」を。娘は「説きふせられて」を。久しぶりに何度も何度も繰り返し読みました。
2004年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オースティンの作品では、「高慢と偏見」(私は邦訳は「自負と偏見」をよみました)とこの「説得」が一番好きです。
主人公の女性は聡明ながら対照的な印象を受けますが、どちらにも共感できるのです。
「説得」は主人公アンが自らその心情を語る文体となっていますが、その繊細な、しかし深い思いが全編を通してしみじみと心に伝わってきます。
もちろん、ウェントワース大佐の走り書きの手紙、これをはずしてはこの作品は語れません。
オースティンにしては心情描写に傾斜した作品という見方もあるようですが、オースティンらしさを失わない、「上質のロマンティック」な雰囲気がを何度も味わいたくなる作品です。
BBCで映像化した両作品も見ましたが、どちらも原作の雰囲気を見事に伝える素晴らしい物でした。
「高慢と偏見」のコリン・ファースとジェニファー・エールと、「説得」のアマンダ・ルートとシアラン・ハインズ比べると、後者はぐっと地味ですが、前者を楽しい興奮を持って見たのに対し、後者は目頭を熱くしながら見ました。
「説得」は是非DVD化してほしい・・・
主人公の女性は聡明ながら対照的な印象を受けますが、どちらにも共感できるのです。
「説得」は主人公アンが自らその心情を語る文体となっていますが、その繊細な、しかし深い思いが全編を通してしみじみと心に伝わってきます。
もちろん、ウェントワース大佐の走り書きの手紙、これをはずしてはこの作品は語れません。
オースティンにしては心情描写に傾斜した作品という見方もあるようですが、オースティンらしさを失わない、「上質のロマンティック」な雰囲気がを何度も味わいたくなる作品です。
BBCで映像化した両作品も見ましたが、どちらも原作の雰囲気を見事に伝える素晴らしい物でした。
「高慢と偏見」のコリン・ファースとジェニファー・エールと、「説得」のアマンダ・ルートとシアラン・ハインズ比べると、後者はぐっと地味ですが、前者を楽しい興奮を持って見たのに対し、後者は目頭を熱くしながら見ました。
「説得」は是非DVD化してほしい・・・
2008年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オースティンといえば、そこそこの暮らしをしている
令嬢の恋愛話というイメージが強くて、どうもそれ
しか考えていない優雅なお生活だこと…となってしま
いがちですが、主人公のアンは父親にそれほど愛されて
いるわけでもなく、財産の都合上、引越しを余儀なく
された際妹の具合が悪いので、看病をしたり、子供たち
の世話をしたり、なかなか芯のある強い女性。
かつてはウェントワースとの結婚が上手く運ばなかった
けれど、お互い8年という時間が、精神的にも大人に
させた。読んでいて爽やかな気持ちになる作品ですね。
令嬢の恋愛話というイメージが強くて、どうもそれ
しか考えていない優雅なお生活だこと…となってしま
いがちですが、主人公のアンは父親にそれほど愛されて
いるわけでもなく、財産の都合上、引越しを余儀なく
された際妹の具合が悪いので、看病をしたり、子供たち
の世話をしたり、なかなか芯のある強い女性。
かつてはウェントワースとの結婚が上手く運ばなかった
けれど、お互い8年という時間が、精神的にも大人に
させた。読んでいて爽やかな気持ちになる作品ですね。