複素関数は他の物理数学に比べると、やや抽象的なイメージを持ちがちであるが、本書は複素関数(特に複素積分)の厳密な証明はほぼ省かれていて、「使い道」にのみ焦点を当てられている。
特に著者は工学者・物理学者という肩書きを持っているだけあって、中身は数学書というより工学書、物理学書的な内容となっている。
物理数学書は本書以外に色々あるが、分かりやすさという点では、本書は群を抜いていると思う。
途中計算式も非常に丁寧で、つまずく事なく独習で一ヶ月くらいで読みこなせる事だろう。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥3,080¥3,080 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥3,080¥3,080 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1,270¥1,270 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥1,270¥1,270 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
なるほど複素関数 ペーパーバック – 2002/3/1
村上 雅人
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥3,080","priceAmount":3080.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,080","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"kNOPyGHlYn8gBnfxhE%2Brl0ffUB9L9zvT5lMmBZ4XQ3wEBw1tIXNBunri8624S8wADO%2BsMiEbECUmX5yHbUz2DXpBuo%2BLfqVDUMlX5YYzonRiiCu36klrBaJj9Ytb%2FiDN","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1,270","priceAmount":1270.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,270","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"kNOPyGHlYn8gBnfxhE%2Brl0ffUB9L9zvTJlzCHd0qOXBmsyjV6GPLJZ77DcGSH3wzjHNaELAqvJQUG6RzcB%2FAvjKwsj9wg64eo0qYMG9VrlWSJGOeFr640xHNUc%2BoMZVdgODZ6h2umwEjhTas%2BPIBryw2sYm3%2BRCB5CbjNob2fQ0h8WmwTn%2B%2FQg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
複素関数が理工系学問にどのように役に立つのかを実感できるようにまとめた。
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社海鳴社
- 発売日2002/3/1
- ISBN-104875252064
- ISBN-13978-4875252061
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
複素関数が理工系学問にどのように役立つのかを実感できるようにまとめる。等角写像などへの応用や、複素積分の特徴をうまく利用して解法の困難な実数積分を解く方法などを実例とともに紹介する。
登録情報
- 出版社 : 海鳴社 (2002/3/1)
- 発売日 : 2002/3/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 308ページ
- ISBN-10 : 4875252064
- ISBN-13 : 978-4875252061
- Amazon 売れ筋ランキング: - 515,792位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 374位微積分・解析
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
13グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の前に、キャンパスゼミの「複素解析」、石村先生の「すぐわかる複素解析」を半分くらいまでやり、複素積分の所で停滞気味になった。
キャンパスゼミの方は小難しい説明が何ページにも渡って続き、何度読んでも釈然としない。
「すぐわかる」の方はこのシリーズ(というかこの先生の)の例に漏れず簡潔な説明があるのみで、それを読んでも全くわからない。
とにかく説明はいいから例題をやって理解しようと思い、いくつかやるうちに問題はなんとなく解けるようになった。
しかし、説明の通りやるだけで、それがどういうことなのかさっぱりわからない。
そこで、いろいろ探してこの本に行き着いた、というよりこのシリーズの「線形代数」「ベクトル解析」を読んでおり、そちらが非常にわかりやすかったからだ。
そしてこの複素解析、1〜3章は飛ばして複素積分から読み始めた、ところが前出の2冊とは異なり、スイスイと読める。
どこにも「ん?」と思って読み返すところがない。読みながらそのまま頭に入っていく、これはタイトルどおりの「なるほど」である。
説明の仕方がうまいのか、というとそれだけではないと思う。解説の切り口が良く、その後の展開にも無理がない。
とにかく突っかかるところがほとんどない、あったとしてもすこし前から再度読み直せばわかる。もちろん式の展開は省略なしで、「なんでこうなるの?」という疑問もわかない。
難しいことを易しく説明している典型のような、とにかくタイトル通りに「なるほど」と納得できる不思議な本である。
ちなみにベクトル解析でもgrad,div,rotなど、嘘のようにスラスラ理解できた。
キャンパスゼミの方は小難しい説明が何ページにも渡って続き、何度読んでも釈然としない。
「すぐわかる」の方はこのシリーズ(というかこの先生の)の例に漏れず簡潔な説明があるのみで、それを読んでも全くわからない。
とにかく説明はいいから例題をやって理解しようと思い、いくつかやるうちに問題はなんとなく解けるようになった。
しかし、説明の通りやるだけで、それがどういうことなのかさっぱりわからない。
そこで、いろいろ探してこの本に行き着いた、というよりこのシリーズの「線形代数」「ベクトル解析」を読んでおり、そちらが非常にわかりやすかったからだ。
そしてこの複素解析、1〜3章は飛ばして複素積分から読み始めた、ところが前出の2冊とは異なり、スイスイと読める。
どこにも「ん?」と思って読み返すところがない。読みながらそのまま頭に入っていく、これはタイトルどおりの「なるほど」である。
説明の仕方がうまいのか、というとそれだけではないと思う。解説の切り口が良く、その後の展開にも無理がない。
とにかく突っかかるところがほとんどない、あったとしてもすこし前から再度読み直せばわかる。もちろん式の展開は省略なしで、「なんでこうなるの?」という疑問もわかない。
難しいことを易しく説明している典型のような、とにかくタイトル通りに「なるほど」と納得できる不思議な本である。
ちなみにベクトル解析でもgrad,div,rotなど、嘘のようにスラスラ理解できた。
2014年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、工学系化学科で矢野先生の解析学概論で複素関数の講義を受けた経験があります。卒業後30年以上経ち、退職後に大学院でも受験しようと一年程まえから微積分、線形代数、ベクトル解析、統計学等復習しています。学生時代、迷路に入ったまま抜け出せず、「どうして?」と思っていた事が、「なるほど」になっています。村上先生のテキストとの出会いは「量子力学」の三冊でしたが、それらと同じく分かりやすい。私の独断と偏見かもしれませんが、企業、研究で複素関数をつかうご利益と純粋数学の複素関数はちょっと違うと思うのです。複素関数の極表示とベキ級数展開という「筋」を一貫した展開はとても新鮮、ユニークです。他書の複素関数で挫折した経験があれば本屋さんで立ち読みをお勧めします。もし、相性がよければアマゾンさんで注文してみて。
2018年4月28日に日本でレビュー済み
you tube動画で「慶應大学 理工学部 講義 物理情報数学A」
「複素関数を見る」や
対数関数のグラフ -log(z) graph を見て楽しもう。
「ジューコフスキー変換 関数論」は必見です。
「【衝撃】解析接続してみたらまさかの結果に!!!(続編)」と併読がおすすめです。
「複素関数を見る」や
対数関数のグラフ -log(z) graph を見て楽しもう。
「ジューコフスキー変換 関数論」は必見です。
「【衝撃】解析接続してみたらまさかの結果に!!!(続編)」と併読がおすすめです。
2020年2月23日に日本でレビュー済み
院試のために図書館の蔵書を使いました。問題を解けるようにするよりも、なんでそんなことになるのかが直感的にわかります。岩波の理工系入門シリーズで勉強していたのですが、積分に入ってから積分経路がzで定義されていて、被積分関数もzの関数で、一体何をしてるのかこんがらがってしまったのですが、本書のお陰で解決しました。これで安心して解く練習が出来ます。
2014年10月12日に日本でレビュー済み
この本は、高木貞治の名著『解析概論』の進化した現代版である。
どこが関数論の勘所なのかが、明確に認識され、解説されている。
これからの日本人の『論語』となるべき優れた数学書である。
しかしながら残念なことに、文科省の「ゆとり教育」のせいで、
高校で複素平面の基礎知識すら学んでいない、中学・高校の新人数学教師達が現に多数存在する。したがって、この本でさえ彼等には難しすぎるかも知れない。
政治家ではない、数学・物理の専門家の文部大臣の登場が一刻も早く期待される。
どこが関数論の勘所なのかが、明確に認識され、解説されている。
これからの日本人の『論語』となるべき優れた数学書である。
しかしながら残念なことに、文科省の「ゆとり教育」のせいで、
高校で複素平面の基礎知識すら学んでいない、中学・高校の新人数学教師達が現に多数存在する。したがって、この本でさえ彼等には難しすぎるかも知れない。
政治家ではない、数学・物理の専門家の文部大臣の登場が一刻も早く期待される。