![大学入試問題集 関正生の英文解釈ポラリス[1 標準~応用レベル]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/71Vgv9uN4DL._AC_UL165_SR165,165_.jpg)
こういった「実況中継型参考書」は、いかに想像力を働かせるかがカギになると思います。
想像力を働かせ、まるでその先生の授業を受けているかのように読み込んでいくことが大事だと思います。確かに、無駄に長く感じて要点だけ言えよ！と、思う場面も出てきやすいですが、丁寧に、ある意味一字一句読むようにしていけば、一読しかしていなくても理解および記憶はなかなか消えません。要点メインの参考書は、まとまっていて時間がかからない反面、長期記憶にもなりにくいのです。そういった参考書は、受験の最後のほうにやると知識を短期間で整理できるはずです。
こうしたやりかたでじっくり取り組むと、練習問題はとても簡単に感じます。しかも解説まで丁寧！ 「例文で丁寧に説明したんだから、練習問題の解説は軽く行くよ！」、とか、「もう書くのめんどくさいな」って筆者が思っているのではないか？ 出版社からのページ数制限があって練習問題の解説が少ないのではないか？ などということは微塵も感じられません。
それでも、もっと単語・熟語の解説欲しいとか私も思ったりします。その辺は、他の参考書や辞書、単語集、熟語集などで補うしかないです。というより、自らで補うことで、この先生の信念みたいなものに一歩一歩接近できるのではないでしょうか。「人から与えられるのを待つのではなく、自分でつかみ取る勇気を！」
また練習問題は、すでに習った事の練習でありながら、訳す際にたまに？と思う所が出てきます。それこそが、その人にとっての成長の証なのであり、あらたな試練・壁なのです。
それを乗り越えて行くことで、自分でつかみとろうとする意識がどんどん増していくはずです。
また、この本で曖昧なところ、すなわち解説が薄いところ、言い換えればいまいちピンとこない所は、学力が上がってから理解が進んだり、他の初期構文本・初期読解本で力説されている場合があるのであまり気にしないほうがいいでしょう。むしろ、大学等で研究しないと見えてこない部分なのかもしれません。あくまで英語も言語なので、すべて理詰めで進めることは不可能です。なので、よく分からないからとりあえずそうゆうものだと思っとこうとか、とりあえず暗記しとこうとか、しているうちに英語独特の雰囲気に慣れてきて、感覚的に身に付いていたりイメージ出来てしまうこともあります。
「まあ気楽に、細かいことは気にしないで、英語の全体像をつかんじゃおう！ よく考えたり調べても分からないことは保留。」 っていう考えもありなんじゃないかと思います。
復習は、一度じっくり読めば、と言っても一周するのに何十日もかかるわけではありませんが、２週目以降は回を追うごとにスピードアップできるはずなので、どんどん一周にかかる時間が短縮されていくはずです。音読、間違えた問題・構文把握が曖昧だった問題に重点を置くのもいいと思います。
とにかく、身になるまで復習の必要はあります。
書き忘れましたが、偏差値３０の人ならひと月で一周、７０の人なら一日で一周！
って感じでやるといいと思います。
上級者でも結構穴を拾えるはずです。
とにかくこの先生には衝撃を覚えました。なおかつ人柄が良くやさしそうで頭が非常に柔軟で決まり切った考えを好まないゆかいなせんせいだなあ、と思いました。
ぜひ一読あれ！ 一社会人より
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