いつも気になることがあります。それは、こういった本をネット右翼の方々が、平気で買われることです。
タイトルとか著者名を見れば、だいたいどんな傾向の内容か想像がつきそうなものですが、立ち読みでもされたんでしょうか。
私はタカ派や右翼(鈴木さんとかは別)のバカ学者やアホ政治家の書いた本は絶対買いません。表紙にそいつの顔が写っていたりすると、
反吐が出ます。私は心が狭いんです。悪しからず。
さて内容ですが、ひとつだけ、水木さんのことを書きたいと思います。
水木さんの戦記物の中に名セリフがあります。
「殺されてたまるかってんだ。」「アメリカ軍だって日本軍だってオレをいじめる奴はみんな敵なんだ。」
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戦争論妄想論 単行本 – 1999/7/1
宮台 真司
(著)
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- 本の長さ297ページ
- 言語日本語
- 出版社教育史料出版会
- 発売日1999/7/1
- ISBN-104876523665
- ISBN-13978-4876523665
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
小林よしのりの「戦争論」が98年に発刊されて以来、日本は戦争をめぐって揺れ続けた。「国家と個人」「戦争と平和」の論争に答え、8人の執筆者が「戦争論」に取ってかわるべきリアルな対抗軸を示す。
登録情報
- 出版社 : 教育史料出版会 (1999/7/1)
- 発売日 : 1999/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 297ページ
- ISBN-10 : 4876523665
- ISBN-13 : 978-4876523665
- Amazon 売れ筋ランキング: - 977,378位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年、宮城県生まれ。
社会学者、評論家。首都大学東京教授。公共政策プラットフォーム研究評議員。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)。『日本の難点』(幻冬舎)、『14歳からの社会学』(世界文化社)、『中学生からの愛の授業』(コアマガジン)『<世界>はそもそもデタラメである』(メディアファクトリー)、『制服少女たちの選択』(朝日文庫)、『終わりなき日常を生きろ』(ちくま文庫)など多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あああ・・・
久々にお金と時間を無駄にしたという実感を得ました。
内容があまりに酷すぎ
・・・今時、朝日新聞だってここまで酷くないよ。
宮台、姜、にインタビューだけしてでっちあげ。二人とも結論がない。
水木しげるは、いつもおんなじ。読まなくても内容が分かる。
石坂は汚らしい全共闘宣伝集のためのマンガ。目が腐った。
金と時間を返してくれ!
久々にお金と時間を無駄にしたという実感を得ました。
内容があまりに酷すぎ
・・・今時、朝日新聞だってここまで酷くないよ。
宮台、姜、にインタビューだけしてでっちあげ。二人とも結論がない。
水木しげるは、いつもおんなじ。読まなくても内容が分かる。
石坂は汚らしい全共闘宣伝集のためのマンガ。目が腐った。
金と時間を返してくれ!
2009年9月4日に日本でレビュー済み
人の意見は多様なので、戦争論に反発する人がいるのも本書に反発する人がいるのも当然の事だが、少なくとも本書はここで批判されているように感情的な人格攻撃や非論理的な悪口で構成されているような不誠実な本ではないと思う。それは冒頭の「今求められる批判とはゴーマニスト達を真理の高みから見下すように罵倒する事でも、したり顔で迎合する事でもない。私達一人ひとりが戦争論に対抗する平和論を表明する事だ。」という指針の言明からも分かる事である。
本書は六名の論者の独立した文章からなっていて、戦争論批判という共通点を除いては言っている事も文体も多様である。また戦争論に比べて視角に訴えるものがないとも言われてるがそれは嘘で戦争論に対抗してか、漫画が二つほど収録されている。
個人的に面白く感じたのは宮台氏とみどり氏の二人。後者は半ば好意的とも思えるほど小林氏の長所や魅力にも触れつつ、丹念にその主張や経歴、またその支持者の言葉や心理を分析していく。小林氏は元々は正義を疑う人であったという。正しいとされている事を疑う事を進め自分さえをも疑うように促した、結果その一貫した態度が多くの支持を集めたそうである。だが戦争論に至った小林氏はかつてあらゆる正義を疑えと言っていた立場を捨て、自分が国家という正義を押し付けるに至ってしまった。みどり氏の話は大体そんなものである。
前者、右だけでなく左の馬鹿もやられてしまえと挑発的な姿勢でものを語る宮台氏はひときわ異彩を放っており本書では切り込み隊長のような立ち位置にある。その論旨は基本的に小林氏の戦争論、ナショナリズムを一種の共同体主義と判断し、それをリベラリズムの観点から徹底的に批判するもの。
重要なのは公というものが何なのかである。小林らのような右翼は短絡的に公を国と同一視するがそのような公観は全く古臭く、既に失効していると宮台氏は言う。では現代の常識としての公観は何かというと、それは特定の共同体成員ではなく共同体間に分布する者らに担われ作られる公である。それは過去ポリスなどで共有された共同性としての公と異なり共同体間・個人間の共生条件を意味する。簡単に言えば多様な個人や多様な共同体が上手く仲良く共生できるためのルールや想像力、対話、工夫が公なのであって「お前はこの国に生まれたのだから問答無用でこの国に御奉仕しろ」などという公は時代遅れも甚だしい…と宮台氏は小林氏ら右翼を批判する。
共同体が失われアノミー化が進んだ社会では脆弱な弱者が意味や権威にすがる。共同性の消滅で行動前提、道徳の基準が崩れた事に衝撃を受けた小林氏は「じゃあ戦前戦中に存在した国民的共同性を復活させればいい」と単純に考えた。しかし国民的共同性が歴史的に現実として衰退したのにその原因を問う事もなくまた復活させようなどと言うのは無教養な保守派にありがちなロマンでしかないと宮台氏は言う。宮台氏は誤解されがちだが共同体それ自体の復活を否定しているわけではない。実際ここでも宮台氏はアノミー化を放任する事を説くわけではなく、戦前戦中的な国民的共同体の復活ではなく、代わりにデュルケム的な選択共同体を処方箋として提示している。それは共同体を過剰に頼らずに済む(頼らないわけではない)制度と生き方を樹立する処方箋だとされる。それは共同体の否定ではなく、ただ自覚的に選ぶ事が可能な共同体を求めるものである。いわばこれはリベラルな選択共同体、それに対して保守派に右翼に小林氏に主張され宮台氏が批判するのは、全く選択できない共同体、ただそこに生まれたというだけの理由で愛国心や滅私奉公を強要される公としての国民的共同体という事になる。リベラルな価値観を持たない人にとっては「日本に生まれたのだから日本を愛し誇るべきだ」「公は国家だ」という言明にはなんら違和感が感じられない。多少なりともリベラルな感性を持つ人間にはこの二つともがとんでもない言明に思える。両方ともに何故?と問う事ができ、両方ともがなんとも理不尽だからだ。ここに保守的な共同体主義とリベラルの決定的対立点がある。
また上記は公観や国家、愛国心に関してだったが戦争に関しての宮台氏の見解は端的に言えば、戦争の評価は思われてるほど簡単に出来るものではない、というものだと思う。つまり戦争の是非や罪の重さは非常に複雑で多様な要素から判定すべきであって、例えば南京大虐殺があったかどうかだけで左右されるものでもないし、戦争がアジアの一部の国の独立に少し役立ったというだけで正当化されるものでもない。「戦争を一つの事項で代表させるな」と宮台氏は分かりやすく豪語する。「インドネシアは独立した。だから日本の戦争は善かった。」「南京大虐殺はあった。だから日本の戦争は悪かった。」という右翼左翼の思考は全く同質で等しく愚かで、対立してるようで似た者同士、というのが宮台氏の見解である。
本書は六名の論者の独立した文章からなっていて、戦争論批判という共通点を除いては言っている事も文体も多様である。また戦争論に比べて視角に訴えるものがないとも言われてるがそれは嘘で戦争論に対抗してか、漫画が二つほど収録されている。
個人的に面白く感じたのは宮台氏とみどり氏の二人。後者は半ば好意的とも思えるほど小林氏の長所や魅力にも触れつつ、丹念にその主張や経歴、またその支持者の言葉や心理を分析していく。小林氏は元々は正義を疑う人であったという。正しいとされている事を疑う事を進め自分さえをも疑うように促した、結果その一貫した態度が多くの支持を集めたそうである。だが戦争論に至った小林氏はかつてあらゆる正義を疑えと言っていた立場を捨て、自分が国家という正義を押し付けるに至ってしまった。みどり氏の話は大体そんなものである。
前者、右だけでなく左の馬鹿もやられてしまえと挑発的な姿勢でものを語る宮台氏はひときわ異彩を放っており本書では切り込み隊長のような立ち位置にある。その論旨は基本的に小林氏の戦争論、ナショナリズムを一種の共同体主義と判断し、それをリベラリズムの観点から徹底的に批判するもの。
重要なのは公というものが何なのかである。小林らのような右翼は短絡的に公を国と同一視するがそのような公観は全く古臭く、既に失効していると宮台氏は言う。では現代の常識としての公観は何かというと、それは特定の共同体成員ではなく共同体間に分布する者らに担われ作られる公である。それは過去ポリスなどで共有された共同性としての公と異なり共同体間・個人間の共生条件を意味する。簡単に言えば多様な個人や多様な共同体が上手く仲良く共生できるためのルールや想像力、対話、工夫が公なのであって「お前はこの国に生まれたのだから問答無用でこの国に御奉仕しろ」などという公は時代遅れも甚だしい…と宮台氏は小林氏ら右翼を批判する。
共同体が失われアノミー化が進んだ社会では脆弱な弱者が意味や権威にすがる。共同性の消滅で行動前提、道徳の基準が崩れた事に衝撃を受けた小林氏は「じゃあ戦前戦中に存在した国民的共同性を復活させればいい」と単純に考えた。しかし国民的共同性が歴史的に現実として衰退したのにその原因を問う事もなくまた復活させようなどと言うのは無教養な保守派にありがちなロマンでしかないと宮台氏は言う。宮台氏は誤解されがちだが共同体それ自体の復活を否定しているわけではない。実際ここでも宮台氏はアノミー化を放任する事を説くわけではなく、戦前戦中的な国民的共同体の復活ではなく、代わりにデュルケム的な選択共同体を処方箋として提示している。それは共同体を過剰に頼らずに済む(頼らないわけではない)制度と生き方を樹立する処方箋だとされる。それは共同体の否定ではなく、ただ自覚的に選ぶ事が可能な共同体を求めるものである。いわばこれはリベラルな選択共同体、それに対して保守派に右翼に小林氏に主張され宮台氏が批判するのは、全く選択できない共同体、ただそこに生まれたというだけの理由で愛国心や滅私奉公を強要される公としての国民的共同体という事になる。リベラルな価値観を持たない人にとっては「日本に生まれたのだから日本を愛し誇るべきだ」「公は国家だ」という言明にはなんら違和感が感じられない。多少なりともリベラルな感性を持つ人間にはこの二つともがとんでもない言明に思える。両方ともに何故?と問う事ができ、両方ともがなんとも理不尽だからだ。ここに保守的な共同体主義とリベラルの決定的対立点がある。
また上記は公観や国家、愛国心に関してだったが戦争に関しての宮台氏の見解は端的に言えば、戦争の評価は思われてるほど簡単に出来るものではない、というものだと思う。つまり戦争の是非や罪の重さは非常に複雑で多様な要素から判定すべきであって、例えば南京大虐殺があったかどうかだけで左右されるものでもないし、戦争がアジアの一部の国の独立に少し役立ったというだけで正当化されるものでもない。「戦争を一つの事項で代表させるな」と宮台氏は分かりやすく豪語する。「インドネシアは独立した。だから日本の戦争は善かった。」「南京大虐殺はあった。だから日本の戦争は悪かった。」という右翼左翼の思考は全く同質で等しく愚かで、対立してるようで似た者同士、というのが宮台氏の見解である。
2013年12月16日に日本でレビュー済み
あなた達はお国に守られていて、教授というお国からの権威に乗っかって、自由を保証された立場から国家転覆を言ってソ連にお国を売ろうとしていたことを全く反省も自省もなく垂れ流し続けているんですね。
ということがわかる。
こいつらが戦車で踏まれないなんと素晴らしい国なんでしょうか。その日本の安全を護ることが第一でしょう。
それから平和だのなんだのは言ったらいい。
ということがわかる。
こいつらが戦車で踏まれないなんと素晴らしい国なんでしょうか。その日本の安全を護ることが第一でしょう。
それから平和だのなんだのは言ったらいい。
2009年3月19日に日本でレビュー済み
戦争論を購入し、偏ってはいけないと妄想論を買いましたが、軍配的には妄想論の妄想だけが際立った結果となった。
宮台氏や姜氏の主張は公私の社会全体の小林氏への反論であったが、その他の執筆者の数人が、小林氏の人格を中傷することや具体的な説明ではなく、学生の1人が私の講義で小林氏をまやかしだと気づいたと記述したり(では、それを本書に書けばよかったのでは?)小林氏の信用を失墜させようとする人が多くてうんざりした。
個人的には、具体的にではどうすればよかったのかや第一次資料を検証することを期待していたのに、掲載されているのは、戦争は大変だ!小林は間違っている!と声高に叫んでいるだけのインターネットの書き込み以下だと思う。
時代考証や資料批判を期待して買ってはいけません。
宮台氏や姜氏の主張は公私の社会全体の小林氏への反論であったが、その他の執筆者の数人が、小林氏の人格を中傷することや具体的な説明ではなく、学生の1人が私の講義で小林氏をまやかしだと気づいたと記述したり(では、それを本書に書けばよかったのでは?)小林氏の信用を失墜させようとする人が多くてうんざりした。
個人的には、具体的にではどうすればよかったのかや第一次資料を検証することを期待していたのに、掲載されているのは、戦争は大変だ!小林は間違っている!と声高に叫んでいるだけのインターネットの書き込み以下だと思う。
時代考証や資料批判を期待して買ってはいけません。
2004年1月12日に日本でレビュー済み
若者に絶大な影響力を持つとされる小林よしのり氏を批判するために出
た本です。
表紙に名前のある御歴々はほぼ全て、驚異的な売上部数をあげる小林
氏の著作(内の日本近現代史に関する主張)について、反対の立場を
とっていると容易に推察できます。で、どのような反論をかましてく
れるのか読んでみたのですが。。
展開されるのは懐かしさを感じるほど代わり映えしない左翼的主張だけ
でした。 これでは反対論側の限界を露呈してるようなものかと。
文字通り「リアルな」対向軸を示さないことには、静かだが教育水準は
世界最高のこの国の読者、有権者の関心を呼ぶことは無理では?
もっとも小林氏の主張に反対する方々の主張を知るにはこの本は便利
かも知れません。
実際その目的で購入された方もいるようですし、考えようによってはなか
なか商売上手。 まあ目論み通りの売り上げだったかは??
た本です。
表紙に名前のある御歴々はほぼ全て、驚異的な売上部数をあげる小林
氏の著作(内の日本近現代史に関する主張)について、反対の立場を
とっていると容易に推察できます。で、どのような反論をかましてく
れるのか読んでみたのですが。。
展開されるのは懐かしさを感じるほど代わり映えしない左翼的主張だけ
でした。 これでは反対論側の限界を露呈してるようなものかと。
文字通り「リアルな」対向軸を示さないことには、静かだが教育水準は
世界最高のこの国の読者、有権者の関心を呼ぶことは無理では?
もっとも小林氏の主張に反対する方々の主張を知るにはこの本は便利
かも知れません。
実際その目的で購入された方もいるようですし、考えようによってはなか
なか商売上手。 まあ目論み通りの売り上げだったかは??
2006年5月4日に日本でレビュー済み
戦争論の間違いを資料と合わせて、理論的に間違いを指摘する…。
なんてことはない。まず最初から子供のような悪口を読まされる。きつい;
小林よしのり精神論(偏見野郎どもが行く〜)にタイトル変えろよ…。
とにかく不快です。
なんてことはない。まず最初から子供のような悪口を読まされる。きつい;
小林よしのり精神論(偏見野郎どもが行く〜)にタイトル変えろよ…。
とにかく不快です。
2003年4月4日に日本でレビュー済み
一応断っておきますが、私は右翼でもなければ左翼でもないという立場です。小林よしのり氏『戦争論』を読んだ後この本を購入し比較致しました。
さて軍配は..。圧倒的に小林氏著書の方が質が高いように思いました。
太平洋戦争に関する「非」の論を聞きたかったにもかかわらず、内容は「太平洋戦争」よりも「小林よしのり氏」への批判が多く、全く脳みそのシワが増えませんでした。
例えば「戦時国際法の観点から見た太平洋戦争」の様な視点があれば楽しく読めたかもしれません。陸軍の進駐計画に国際法違反はなかったのか?といった学者ならではの視点を読者へ提供していただきたく思いました。
さて軍配は..。圧倒的に小林氏著書の方が質が高いように思いました。
太平洋戦争に関する「非」の論を聞きたかったにもかかわらず、内容は「太平洋戦争」よりも「小林よしのり氏」への批判が多く、全く脳みそのシワが増えませんでした。
例えば「戦時国際法の観点から見た太平洋戦争」の様な視点があれば楽しく読めたかもしれません。陸軍の進駐計画に国際法違反はなかったのか?といった学者ならではの視点を読者へ提供していただきたく思いました。