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だれも書かなかった部落 単行本 – 1997/5/1

3.6 5つ星のうち3.6 21個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

全国の多くの自治体が同和行政の抜本的見直しを行い、着手しているというのに、京都市の同和行政は、その掲げる目標とは裏腹に、不公正・逆差別・乱脈の象徴となっている。今、改めて「部落問題」を考える。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ かもがわ出版 (1997/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 223ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4876993033
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4876993031
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 21個の評価

著者について

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寺園 敦史
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年12月19日に日本でレビュー済み
これは、多くの国民が、同和教育という名目で洗脳されてきた部落差別問題の

負の側面というべき「えせ同和行為」、つまり同和団体や活動家の悪行を

告発した数少ない書のひとつです。

大型書店の本棚では、活動家の側から書いたプロパガンダ色の強い本にスペースが割かれ、

運動団体や活動家が行なってきた悪事を告発した本は稀少です。

しかし、この「えせ同和行為」を根絶する事こそが、

現代社会に残る部落の問題を解決するために必要なことだと思います。
56人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主に京都市の同和にかかわる優遇措置がいかに不正の温床になっているかを数々の事例を紹介しながら赤裸々にしたレポート。

同和の問題以前に、あまりに幼稚な内部牽制(というか事実上無いに等しいケースが多い)にあきれる思いがした。京都は古都であり、敢えて近代的な街に変貌させない施策がとられてきたが、市政のなかまで古いままなのが非常に残念だ。街が古いと人の意識も古いままになってしまうということなのか。

自分が子供の頃はなんとなくどこが部落かわかったし、特に雇用においては差別があったのを認識している。だけど21世紀になってもはやどこが部落で、誰が部落出身だとかいまどき気にする人はいないのではないかと思う。この本が言うように、市政による同和のための援助が逆に部落の人を浮かび上がらせることになり、不必要な援助が外部の人たちから妬みや不平等感をもたれてしまっている構図がある。

別に同和事業にかかわらず、はっきりした根拠なしにお金を与える制度を作れば100%不正は発生するもの。もはや誰が部落民かわからない相手にお金を与える制度など今すぐに撤廃すべきだ。身分制度が明治時代になって無くなって、150年前にエタ・ヒニンだったかどうかなど証明することは不可能。これは今でも差別されている人がいるいないの問題ではなく、施策として間違っているということである。

この本で残念なのは、著者がせっかく同和問題について非常に深い見識を培われたのにかかわらず、未来に対する提案がまったくないことだ。問題があることはわかった。じゃあどうすればいいの?という声に是非応えて欲しかった。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同和問題を抱える県に生まれ育ち
小学校の頃から学校で同和教育を受けていました。

そのため通り一遍の同和問題に関する論点は頭に入っていましたが,
その机上の(抽象的な)知識と「現実」が結びつかず,
よって現状をどう解釈してよいかわからず思考停止状態になっていました。

これは本書にも,

「『同和』と聞けば一方では過敏になり,もう一方で無反応になってしまう現実がある。
 この現実の意味を考慮することなく,『啓発』や運動を繰り返しても,
 そこからは何も生まれないのではないか。」(259頁)

とありますが,
いろんなトラブルを恐れて
「生々しい話」が少なくともオープンな場所では極力避けられてきたためでもあります。

本書はその「生々しい話」が満載です。
本書に対して差別だと怒っている方もいらっしゃるかもしれないし,
同和はやっぱり怖いと思った方もいらっしゃるかもしれない。

しかし私は本書の内容のようなことがオープンに語られるようになったこと自体は,
同和問題のある種の成熟を意味してるのではないか,
と積極的に解釈して良いのではないかと思いました。

【追記】
ただ,思い返して深刻だなと思うのは,
「実は俺は在日なんだ」「日本人じゃないんだ」
という在日の友達の「告白」は何度か受けたことがあるし,
本名で,なおかつ名前の読み方も朝鮮語の発音で通してる友達もいました。

でも「実は俺、部落出身なんだ」という告白は一度も経験ないですね。
だから部落出身だとわかってる友達はいないです。
そこがこの問題の深刻さを意味してるような気がします。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年1月29日に日本でレビュー済み
京都市職員労働組合が発行している月刊誌『ねっとわーく京都』に連載されたものを中心にしたノンフィクション。新聞記事のような臭みがあるが、一冊の本としてうまく編集されている。掲載誌の性質を反映して、ほぼ完全に京都市ローカルの話題なのだが、それだけに事態の描写が細かいところにまで及んでいて面白かった。

 本書は京都市で行われている同和行政が生み出した矛盾に焦点を当てたルポルタージュで、いちおう中立の立場に立ってはいるが、基本的に全解連を支持し解放同盟を批判するというスタンスである(まあそれは仕方ないことだが)。個々の事例は非常に面白く、京都市清掃局の局員が起こしている不祥事を列挙したところなどは圧巻だった。

 感想は。結局、政治的な活動は利権を生むのであり、適切なチェックが行われないと腐敗する、というレベルで理解するのがよいと思う。地方行政のレベルでの利権を巡るローカルなドロドロした話は、別に解放同盟絡みでなくてもいくらでもある。しかし、「部落問題」という関心から見ると、不適切な同和行政が部落差別を再生産しているという事情は重要であり、本書はそのような再生産がどのように起こりうるかを詳細に報告していてとても興味深い。

 これは中世における被差別部落の位置づけという問題とも関連するかもしれない。被差別部落が特殊な職業の担い手であったということは、そこに利権/特権が発生していたということも意味する。このことが逆に周囲からの嫉妬を産み、差別的な意識を作り出すという(時期と場所によっては起こっていたと推測される)プロセスは、本書で描かれているような同和行政の状況と同じものだったのかもしれない。

 なお、130ページに自民党の野中広務が「同和脱税」の問題について積極的に発言しているとの記述がある。本書では「ここでは野中氏の思惑は置こう」としているが、思惑をぜひとも知りたいところだ。野中はさまざまな問題についてちょっと意外な動きを見せることが多くて面白い。
1999/11/14
2013年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本のタイトルから、もう少し部落問題について知りたいと思い購入しましたが、自分自身が分かってしまっている事ばかりで、斬新さもなく、がっかりしました。せめて文章の運びが面白ければ良かったのですが、正直なところ構成もつまらないし、まわりくどい表現ばかりで、なんて退屈な本なのだろう、と嫌気がさしてきました。同じタイトルで別の人が書いたらどうなるだろう?などと考えてしまいました。文章表現、構成などがたくみな人が書くものは内容にかかわらず、ぐんぐん吸い込まれるように読めるので、これは本当に大失敗。ネット販売の弱みが明るみに出た一冊でした。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月8日に日本でレビュー済み
この本には京都の暗黒面というべき部落解放運動と同和行政の恐ろしいまでの腐敗が極めて緻密な検証に基づき暴露してある。

このようなデタラメな解放運動や同和行政は一刻も早くやめるべきである。
こうしたことが正されない限り差別は絶対になくならない。

そして残念なことに、差別問題を利権とし、差別が無くなると困る人たちも間違いなく存在するのである。

今、一般の人々の心の中に残るのは差別というよりは同和に対する恐怖感だろう。

近代初頭までの差別感の源泉であった「穢れ意識」など多くの現代人は持ち合わせていない。

このような現状が続けば、国際的な観光都市京都にとっても致命傷になりかねないだろう。
85人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年5月7日に日本でレビュー済み
学生時代、京都でしたので地名などのイメージは出来ましたが、
それ以外は初めて聞くことが多くてただただ衝撃でした。

読後と前後して薬物で逮捕者が続出した等の事件が起こり、
非常に説得力を持って読むことが出来た。

私のような本書で詳しく知った人間がこの情報を100%鵜呑みに
出来ないまでも、大阪などで起こっていることを考えれば非常に複雑で
様々な利権等が絡んでて難しい問題だなとしか思えない。

しっかり学ぶことも大事かも知れませんが、個人的にはこのような概念自体
が風化するまで無くならない問題だと感じました。

非常に重たい内容でしたが大人としてしっかりと考えなければいけない問題
であると再認識させられました。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月8日に日本でレビュー済み
京都市の闇を描いた本である。同和利権を追ったルポであり、京都市で行われているいわゆる「部落民」への逆差別を問題にした本である。関西方面の方々にとっては、どこにでもある話で、特段珍しいことではないのかもしれない。

 しかし、東北以北の、同和問題がほとんどない地域で育った私には新鮮な驚きが多々記載されていた。私の出身地では、部落という言葉が差別用語では無く、普通にすべての地域が○○部落と呼ばれていたからだ。

 しかし、京都市の特定地域のみに優先的に施されるインフラ整備・縁故採用・不明朗会計の内容が記された本書を読んで、京都市役所の異常な不祥事や犯罪率、裏金問題、組合問題などの背景が理解できた。差別だと騒ぐことで不当な利益を享受し、既得権と化している。他地区の人間からは余計に反発されるだけだろう。
50人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート