表紙絵では子どもがスーツ着て、エイエイオー!してるのかと思いましたが、あれは学生服で、教師との秘めた恋のお話でした。
教師とは言っても、授業はロクにやらずプリント配って放置。お気に入り生徒の弱点を見つけたら、脅迫して手込めにと、とても尊敬できるような教師ではありません。
また生徒の方も、授業はふけるしタバコは吸うし成績も悪いし、幼い顔をしていて言動は幼稚でも、単なる可愛らしいタイプでもないようです。
2人とも厭世感というか、何か窮屈さに不満を抱きながら気怠く生きていて、そんなところがどこか共鳴しあっている様子でした。決してお似合いの2人ではない、でも自分の一部として常に渇望し合ってしまうような苦しさも見受けられました。
先生は謎の部分が多く、また従兄弟の扱いも中途半端のまま唐突に終わってしまったので、そのあたりの伏線回収がもう少しあっても良かったかな、と思いました。
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困った瞳で強がって (ガッシュ文庫) 文庫 – 2005/12/27
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社海王社
- 発売日2005/12/27
- ISBN-104877245162
- ISBN-13978-4877245160
登録情報
- 出版社 : 海王社 (2005/12/27)
- 発売日 : 2005/12/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 252ページ
- ISBN-10 : 4877245162
- ISBN-13 : 978-4877245160
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上位レビュー、対象国: 日本
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2006年1月6日に日本でレビュー済み
倫理教師の坂本銀爾に何かにつけて絡まれる主人公・榧。反発するが、際どいことをされつつも拒みきれない。二人の微妙な関係は発展するのか。
まず、倫理教師のくせに生徒に「困った顔が好きだ」なんて手出してくるんじゃねえ!(笑)(そして昨今の子供を取り巻く環境を鑑みるに、どうにも気分が悪いです。ファンタジーだってわかっちゃいますが)
そして榧は銀爾を『銀ギツネ』(名前+目つきの悪さ)というあだ名で呼び、銀爾は榧を『子ダヌキ』と称する。……バカップルです。どう見ても。
嫌いな奴なのに快楽に流され、相手のクールな態度にムカムカ。なんて頭の悪い展開!ラブコメの極致!!と言いつつ高評価なのは、書き下ろし続編が面白かったから。相変わらず肝心なことが判っていないけど、恋愛をして着実に成長している榧にジーンときます。
そして、脇役が程よいスパイスになってます。銀爾と榧の関係にあたふたする桂。どこまでもマイペースで大局を見ている城島。この対比も良い。
桂視点で考えると『もしかして……』とムフフと想像してしまう場面がちらほら。今後、この二人の話は書かれないのかなーと少し期待しています。そしたら読むのに。
まず、倫理教師のくせに生徒に「困った顔が好きだ」なんて手出してくるんじゃねえ!(笑)(そして昨今の子供を取り巻く環境を鑑みるに、どうにも気分が悪いです。ファンタジーだってわかっちゃいますが)
そして榧は銀爾を『銀ギツネ』(名前+目つきの悪さ)というあだ名で呼び、銀爾は榧を『子ダヌキ』と称する。……バカップルです。どう見ても。
嫌いな奴なのに快楽に流され、相手のクールな態度にムカムカ。なんて頭の悪い展開!ラブコメの極致!!と言いつつ高評価なのは、書き下ろし続編が面白かったから。相変わらず肝心なことが判っていないけど、恋愛をして着実に成長している榧にジーンときます。
そして、脇役が程よいスパイスになってます。銀爾と榧の関係にあたふたする桂。どこまでもマイペースで大局を見ている城島。この対比も良い。
桂視点で考えると『もしかして……』とムフフと想像してしまう場面がちらほら。今後、この二人の話は書かれないのかなーと少し期待しています。そしたら読むのに。