最後まで飽きずに一気に読める。
そして単純にいってほんとにこわい。どきどきしながら読めるし、
ぜったいなんかある、っていう期待を裏切らない最後の臨場感もよかった。
ほんとうに近くで起こってもおかしくない話だからリアルで恐いんだと思う。
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オーディション (幻冬舎文庫 む 1-4) 文庫 – 1997/12/1
村上 龍
(著)
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日1997/12/1
- ISBN-104877285466
- ISBN-13978-4877285463
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (1997/12/1)
- 発売日 : 1997/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 236ページ
- ISBN-10 : 4877285466
- ISBN-13 : 978-4877285463
- Amazon 売れ筋ランキング: - 125,261位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1952年長崎県生まれ。
七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
村上龍の作品は割と満遍なく読んでいるが、本作品はその中でもちょっと異色。 妻を亡くした中年男が理想的なオンナを探して再婚を試みる手段として新作映画の主役になる女優をオーディションで選ぶと言う企画をカモフラージュとして用いて、好みのオンナを見つけてデートに漕ぎ着けたまでは良かったが。次第にオンナの裏の顔が見え隠れし始めるが、惚れた弱みで主観的に気付く事が出来ないのは無理もないかなと思う。最後は思わぬ展開になって行くが、ネタバレになるのでこれ以上は触れないが、オンナの心の闇と主人公に対する攻撃の理由が今一つ私には理解出来なかったので、星は一つ減らして4つにした。
2013年9月3日に日本でレビュー済み
龍の代表作の一つだと思う。クラシックなホラーを楽しみたい方は是非!
2022年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホラーというよりはグロテスクなだけだなと思った。終盤があっさりした展開で終わったので、あまり良い本を読んだという気持ちがしない。
2019年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
往年の龍先生が「俺はなんでも書けちゃうし、小説ならトレンドも作れちゃうぜ。」と思っていたかどうかは判りませんが、油が乗り切っていた時にお書きになった作品です。
先生は物書きとしては超一流ですが、映画では残念ながら、そうはなれずに赤字垂れ流しをしてしまいました。自分は勝手に「だいじょうぶマイフレンド」(1983)という映画でこさえた巨額赤字を返済することがモチベーションになって、それが先生を大作家に育てた?と思っています。(すみません・・・笑)ちなみに、この映画は、なんとイージーライダーのピーター・フォンダ主演にも関わらず、(先生が彼に深く憧れていたのは判りますが・・・)彼にとんでもないことをさせています・・・。
閑話休題。
なんでも書きまくっていた?からか、本作は、あまり文学性はなく、どちらかと言えば単なるサイコホラーものと言ってもいいかもしれません。ただし、そこは流石に龍先生、そんじょそこらのホラーとは比べものにならない位、戦慄します・・・。
青山は妻に先立たれ、息子と二人暮らし。バブル期に作ったビデオ制作会社を経営している。ある日、息子に「再婚でもしたら?」と言われたことから、再婚を意識するように。友人に相談したところ、架空の映画のヒロインを募集するオーディションを開催し、その中で探してみたらどうか?との提案を受ける。青山は、正直、あまり乗り気ではなかったが、一通の審査書類から目を離せなくなる。自己紹介に「ずっと自身の最優先事項だったことが突然崩れるのは、死を受け入れることに似ている。」と、正に青山にも経験があることが記載されていたこともあり、すっかり彼女に惹かれてしまう。彼女に恥も外聞もなく夢中になってしまう青山。その先に待っていたものは・・・。(怖)
先生は若者対しては結構寛大で、総じていつも高い評価をしており、(決して、近頃の若い奴は・・・とか言うタイプではありません。)本作にも、相対的なアクセントとして非常にしっかりとした若者が出て来ます。この小説は本当に怖いんですが、それが唯一の救いでしょうかね・・・?
先生は物書きとしては超一流ですが、映画では残念ながら、そうはなれずに赤字垂れ流しをしてしまいました。自分は勝手に「だいじょうぶマイフレンド」(1983)という映画でこさえた巨額赤字を返済することがモチベーションになって、それが先生を大作家に育てた?と思っています。(すみません・・・笑)ちなみに、この映画は、なんとイージーライダーのピーター・フォンダ主演にも関わらず、(先生が彼に深く憧れていたのは判りますが・・・)彼にとんでもないことをさせています・・・。
閑話休題。
なんでも書きまくっていた?からか、本作は、あまり文学性はなく、どちらかと言えば単なるサイコホラーものと言ってもいいかもしれません。ただし、そこは流石に龍先生、そんじょそこらのホラーとは比べものにならない位、戦慄します・・・。
青山は妻に先立たれ、息子と二人暮らし。バブル期に作ったビデオ制作会社を経営している。ある日、息子に「再婚でもしたら?」と言われたことから、再婚を意識するように。友人に相談したところ、架空の映画のヒロインを募集するオーディションを開催し、その中で探してみたらどうか?との提案を受ける。青山は、正直、あまり乗り気ではなかったが、一通の審査書類から目を離せなくなる。自己紹介に「ずっと自身の最優先事項だったことが突然崩れるのは、死を受け入れることに似ている。」と、正に青山にも経験があることが記載されていたこともあり、すっかり彼女に惹かれてしまう。彼女に恥も外聞もなく夢中になってしまう青山。その先に待っていたものは・・・。(怖)
先生は若者対しては結構寛大で、総じていつも高い評価をしており、(決して、近頃の若い奴は・・・とか言うタイプではありません。)本作にも、相対的なアクセントとして非常にしっかりとした若者が出て来ます。この小説は本当に怖いんですが、それが唯一の救いでしょうかね・・・?
2008年10月19日に日本でレビュー済み
たまたま、母が図書館で借りて来た物を、私も読みました。
母の趣味では無いのですが、内容も知らず、単に何となく借りて来たそうです。
これは率直に面白かったです。
というか怖ぇ!!
このドキドキ感が…ジェットコースターに乗ってる感覚も似ているというか…
最後までドキドキドキドキしながら、楽しく読めました。
思いがけず面白い本に出会ったなあという感じです。
母の趣味では無いのですが、内容も知らず、単に何となく借りて来たそうです。
これは率直に面白かったです。
というか怖ぇ!!
このドキドキ感が…ジェットコースターに乗ってる感覚も似ているというか…
最後までドキドキドキドキしながら、楽しく読めました。
思いがけず面白い本に出会ったなあという感じです。
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先に三池崇史の映画を観てからこの小説を手に取りました。映画がホラーなので原作にもホラーを期待していて、ちょっと裏切られました。映画では演出によってよりいっそうホラーらしくなっていたのですが、小説はそれほどホラーの話ではないです。映画では麻美を序盤から気味悪く見せていたのですが、小説ではもっと恋愛に比重が置かれていて麻美はなかなか正体を現さないので、このあたりの印象がかなり違っています。展開がなかなかホラーらしくなっていかずデートの場面がやたらと長いので、実はこの話は村上龍なりの恋愛小説なのではとすら思ってしまいました。とはいえ終盤の性描写と暴力描写はさすがだなと思わせる迫力があります。
解説は精神科医の斎藤学による専門家らしい評論となっていて、実例を挙げた話によって麻美のトラウマについてのリアリティを補ってくれています。作者もあとがきで「今のこの国で、山崎麻美のような人間は決して特殊ではない」と書いています。
解説は精神科医の斎藤学による専門家らしい評論となっていて、実例を挙げた話によって麻美のトラウマについてのリアリティを補ってくれています。作者もあとがきで「今のこの国で、山崎麻美のような人間は決して特殊ではない」と書いています。
2004年7月2日に日本でレビュー済み
久しぶりに心の底から怖かった。最後のクライマックスよりも、むしろ麻美と出会い幸せな日々を送っている青山の周りで聞こえてくる奇妙な噂などが、彼女の本質を暗示していて怖かった。麻美が「嘘つき」という言葉を残して失踪する場面が、個人的には一番ぞっとさせられた。