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日本人の「戦争」 新版: 古典と死生の間で 単行本 – 2008/9/1

5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ユビキタ・スタジオ (2008/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 237ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4877585206
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4877585204
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

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河原 宏
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は60歳。
養育してくれた祖父母、義父、義母はあの世にいる。
死者と語ることも多くなった。
私の生きた昭和とは何だったのか。
それを知りたいという願望が日に日に強くなった。
それを知るにはあの戦争を知らなければならない。
先生は前書きで書かれておられます。

「見るべき程の事は見つ」---これは『平家物語』の終わり近くに現れる平知盛の言葉である。
時代の曲がり角で歴史は、否応なく人々に"見るべき"もの、"見なければならないもの"を提示する。
かつての「戦争」は、今なお、「見るべき」ものとしてわれわれの前にある。
...
私は戦争中、年長世代のいうこの戦争は天皇のための戦いであり、"聖戦"であるという規定をわがものとすることは明確に自覚して
拒否していた。
しかし同じように、戦後の"侵略"という定義をいわれるままに鵜呑みにすることをも拒絶した。
それは世間の風向きに応じて、...、しかもこの二つの主張は僅かの時を隔てて、しばしば同じ人物によってとなえられていたからである。

1995年

私には分からないことがあった。
日本人はどうしてあのような戦いをしたのか。

河原先生は言われる。

なぜ日本人はあの「戦争」---第二次世界大戦の中で太平洋戦争の部分---に歴史のすべてを賭けてしまったのか。
それはあらゆる戦争にとってありきたりの敵愾心などの所為ではなく、近代の日本人は実は自らを憎んでいたからである。
米英が敵だとすれば、実は「米英」は自らの中にもあった。
近代日本、あるいは大日本帝国はそれらに倣って作られていたからである。
...
こうして日本人はあの戦争で、一部は確かに敵を敵として戦いながら、他の一部では祖国をこのようにした自らとも、自らの中の「敵」
とも戦った。
それは勝利なき戦いだった。
こう解しなければ、特攻・斬りこみ・玉砕とあの戦争での日本人の戦いぶりも説明のつかないものとなろう。
...
しかし今も時おりテレビで放映され、一般にも知られているのは昭和十八年十月二十一日、神宮外苑競技場で挙行された学徒出陣式の
光景であろう。
この日、会場には東京近郊七十七校の学生数万が集まり、出陣学徒代表江橋慎四郎は「生等もとより生還を期せず」とその決意を語った。
陸軍戸山学校軍楽隊の奏でる『抜刀隊』と共に雨中の分列行進が行われ、このシーンはしばしばテレビに登場する。
しかし、その際、スタンドを埋める女子学生の中から『海ゆかば』の歌声があがり、それは忽ちスタンドを揺るがす大合唱となって会場
にこだました。
この情景も今から見れば、出征する学生たちの運命を悼むと同時に、まさに日本そのものの挽歌を奏でるものとなっていた。

私は34ページまでしか読んでいませんが、古事記から引用された文と、先生の説明により、ありありとその情景が目の前に現れます。

恐るべし、恐るべし。
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