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仕事は楽しいかね? 単行本 – 2001/12/1
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- 本の長さ181ページ
- 言語日本語
- 出版社きこ書房
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104877710787
- ISBN-13978-4877710781
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商品の説明
商品説明
本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。
試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。
物語仕立てのビジネス啓発書としては「短編」の部類に入る本書。シンプルながら味わいのある1冊である。(棚上 勉)
メディア掲載レビューほか
熊本のある老舗のラーメン店がテレビで紹介されていた。馴染みのお客さんがインタビューに答えて「はい、昔から味が変わらないのでもう何十年も通っています」。当の主人いわく「毎日、工夫して味を変えてきています。だからお客様は、変わらない味だと言って通ってきていただけるのです」。翻って、先日昔よく通ったラーメン店に行ったら味が変わっておらず懐かしかった。しかし、かつては繁盛していたのに店はガラガラだった。「本当に」味が変わっていなかったのである。
私の座右の銘である「日々新たなり」は「荀日新、日日新、又日新」(大学)から引用したのであるが、ある意味、そこからの発展形として伝承しているユニ・チャームのDNA(遺伝子)の1つに“変化価値論”というのがある。社員一人ひとりの思考や行動が変化した分だけ、企業に付加価値をもたらすという考え方である。それらを実に様々な教訓と実例を交えて理解を深めさせてくれ、動機づけしてくれるのが本書である。
「きみたちの計画は、一見申し分なかったように見える。(中略)だけどきみたちは何も試さなかったし、よりよいものになってもいかなかった。ライバル会社にとっては、止まったまま動かない標的だったんだ。新たにやってこようとする会社ならどこでも、きみたちの店を訪れ、どういう展開をしているかを見て、それにちょっと工夫を加えてよりよいものに改良できる。きみたちは、つぶされるべくしてつぶされたってことだよ」。こう述べられている章の見出しはこの本の要諦でもある。
それは、「きみたちの事業は、試してみた結果、失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ」――。
事業を起こし、まがりなりにも新規株式公開を果たすと世間は「成功者」と呼んでくれる。しかしながら過ちは人の常、創業経営者が間違いを起こさないと考えることは傲慢の極みである。それでも私を支えた信念は「正しいと思ったことをやらなかったり、正しいと思ったことを言わなかったりしたら、それは企業人以前に人間として価値があることなのか」ということである。
トライ・アンド・エラーではなくトライ・アンド・サクセスをイメージして、試すことが大切である。PDC(Plan、Do、Check)のDoは毎日できないかもしれないが、Tryなら毎日できる。昨年の仕事納めの日に、当社の社長が本書を若手社員に薦めていたのが聞こえたので、私も早速本書を「試して」みたことをつけ加えておこう。
(ユニ・チャーム会長 高原 慶一朗)
(日経ビジネス 2002/02/25 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : きこ書房; 第32刷発行版 (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 181ページ
- ISBN-10 : 4877710787
- ISBN-13 : 978-4877710781
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,253位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 34位英米文学
- - 56位ビジネスライフ (本)
- - 521位人生論・教訓
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
私はもっと早くにこの本に出会いたかったです。
試してみて初めて自分が好きなことか嫌いなことかどうか、あるいは得意なことか苦手なことかどうかが分かる。
大人になると、良くも悪くも自分の関心事や得手不得手が分かってしまう。
どうしてもこれはやりたくないことを除き、私は様々なことを一生試していきたい。
こうして読書感想を書いているのも「試すこと」に含まれる。
「試してみることに失敗はない」のだから。
本書には名言が多いので、本書を私にとってのバイブル本とする。
・「必要は発明の母、偶然は発明の父」日頃からアンテナをはっておくことで偶然のチャンスを掴むこと重要。コカコーラとリーバイスの事例。
・「新しいアイデアは、新しい場所に置かれた古いアイデア」これなら、考え方次第で自分でも新しいアイデアが出せるかも。
尚、邦題に違和感があり。
心が弱くなった時や生きる意味を見失いかけた時に読むと元気が出る本。
読む度に気づきがあり、自分の成長と共に気づきがあります。
数々の成功者の実例をもとに主人公の仕事や生き方についてレクチャーされていく内容であったが、少々無理やり感が否めない内容と思えた。
書籍の内容をどう受け止めるかは、読者それぞれなので、起業を検討されている方が読めばもっと好印象なのかもしれない。
読みやすさと内容自体の面白さや観点については勉強になったので、星4つと評価。
学びの多い書です。しかも物語調なのでわかりやすくすっと入ってくる。もう一度読み返して理解を深めようと思います。
「アイデアを生み出すのはコインを振って試し続ける人」
「問題と向き合えば、それは問題にあらず。失敗は大きな問題だが、深いところに切り込んでいけば、それは失敗にあらず」
流そうと思えば流せるボリュームとストーリーだが、経験した人ならではの言葉になっていて、ハッとすることはあるのではないだろうか。
本書の組み立ては筆者の主張をアメリカの成功者の具体例でサポートするという、ありふれた構成だが、要所要所で鍵となるメッセージが多い。
色んなアイデアを生み出し、試し続ければ一つはハマる。失敗の中にこそアイデアの源泉がある、といった内容だが、
例に上がっていたホーソーン効果は興味深い。
よく計量経済学やデータサイエンスでは施策(アウトプット)に効果のある特徴力(変数)というのを特定するのに、他のすべての条件を整えて一つだけ変数を変えて実験を行うことが常識となっている。工場の生産性を上げるには電球の灯りを明るくしてみてはどうか?といった具合に。
ただ、現実は複数の要因が絡み合って相乗効果を起こすことで大きな成果を見込めることが遥かに多い。
だから打つ手はできるだけたくさん、それも同時に試してみようといったことだ。
(明日の会議で自分から挨拶をする。アイスブレークのネタを自分から話す。資料で求められているものに+@して出す。普段のタスクを効率化するプログラムを書く。議事録で先輩の上手い点を盗む)などなど
最後に、提示してある具体的なハウツーがあったのでここに記載します。
以下の三つのリストを作ると良いらしいです。
・仕事に関してやっているあらゆることをリストに出す。(あらゆることを変えるにはまずあらゆることとは何かを出し切るのが大事)
・問題になっていることのリストを作る。(問題は問題ではなかったり、新しいアイデアを得るきっかけになる。)
・失敗したときのリストを作る。(感情を横に置いて失敗を見つめるとそこから発見がある。)
読みやすいし、kindle unlimitedなので一読はしてみてもいいと思います。(2時間で読める分量)