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パルチザン伝説: 桐山襲作品集 単行本 – 1984/1/1
桐山 襲
(著)
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社作品社
- 発売日1984/1/1
- ISBN-104878930993
- ISBN-13978-4878930997
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登録情報
- 出版社 : 作品社 (1984/1/1)
- 発売日 : 1984/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4878930993
- ISBN-13 : 978-4878930997
- Amazon 売れ筋ランキング: - 896,080位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 162,243位文学・評論 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年8月10日に日本でレビュー済み
戦後の天皇制に闘いを挑む内容から、出版当時、ある騒ぎに発展した曰く付きの小説である。しかし本書はどこをどう読んでも堂々たる文学作品である。「政治」は表層でしかない。状況の中で透徹した問題意識を堅持し続けた作者の苦闘が如実に作品に反映されている。だからといって声高な主張があるわけではない。むしろ繊細な、震えるほどのリリシズムが漲り、ただ、今在ることへの苛立ちが痛々しいほど伝わってくる。幼稚な作り話ばかりがもてはやされる平成の世にあって、若くして他界した作者・桐山襲はもっと読まれるべきである。
2016年7月29日に日本でレビュー済み
60年安保、70年安保闘争が終息した後の最後の残り火としてこの本を読みました。わずかな仲間と天皇爆殺計画を実行するも空しく失敗。全編に行動が描かれますが、思想は描かれていない。この本の特徴はそこにあると思います。組織的かつ戦略的な革命計画はあるはずもなく、個人の無政府的なテロ行為があるのみ。浅間山荘事件以後はこのような個人の闘争があるだけなのか。『死霊』のような観念の闘争はもう存在しえないのか。やや物足りなく感じました。作者の行き詰まりも予見されうるような読了感を持ちました。しかし、筆力は見事で読ませます。講談社文芸文庫の復刊にも期待したいです。一度は読んでみたい小説です。