定価2800円プラス税の本、マケプレでコミコミで定価に近い値で入手。
さすがにオッサンが読む風俗案内雑誌みたいな書き方はしていないが、その時代の煽り広告や戯れ唄や紀行文的なものはちゃんと収集したのか紹介している。
で、キーセンさん達の出自だが日本と同じといって良いと思うが7~8歳ぐらいの女児のうちからほぼ口減らしと借金みたいだな。ちゃんと投資されてる所ほど、そう。
で、抱え主が習い事の先生を付けて歌に踊りに書画に楽器と、上客に合うように付加価値を付ける。
「言語を解する花」として酒の相手・交友の接待・一夜の閨を共にするだけでなくオンリーさんよろしく妾・情婦の格になるものもある。
勿論、ちゃんと教育や管理のされたキーセンばかりじゃなく、その下にキーセン崩れ・私娼、更にその下に真似事の様な戯れ唄や踊りもする飯炊き・女中が必要に応じて男の相手をするという階層があったそうだが、日帝時代にはまとめてキーセンと呼んでたみたい。
普通に客観的に同時代の観察者や好きものの記録や散文なんかも交えて体系的文化的に、この風俗の有り様を紹介してる。倫理的な話は無い。
まぁ良書だと思う。
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妓生: 「もの言う花」の文化誌 単行本 – 2001/8/1
川村 湊
(著)
- 本の長さ257ページ
- 言語日本語
- 出版社作品社
- 発売日2001/8/1
- ISBN-104878933860
- ISBN-13978-4878933868
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
時の権力者に奉仕するべく運命づけられ、恨(ハン)と哀に満ちた「妓生」の歴史をたどりつつ、朝鮮の歴史と文化を捉えなおす画期的考察。「もの言う花」の沈黙を豊富な図像と解説で解明し、日朝の歴史と文化を彫琢する。
登録情報
- 出版社 : 作品社 (2001/8/1)
- 発売日 : 2001/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 257ページ
- ISBN-10 : 4878933860
- ISBN-13 : 978-4878933868
- Amazon 売れ筋ランキング: - 224,416位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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