「ロミオとフリージアのある食卓」を観たのは1979年の秋だったから、
もう29年もの歳月がたってしまったことになる。
演劇は、役者と観客とが時間と空間とを共有するリアルタイムの芸術であって、
上演されてしまうと、形がなくなってしまい、上演者と観客の心の中だけで生き続ける。
「ロミオとフリージアのある食卓」は、私の心の中で30年近く生き続けてきた作品だ。
もう一度、観たい。もはや如月小春の演出では観られないのだが・・・
誰か、初演から30年後の視点で、この作品を演出・上演して欲しい。
この戯曲は決して古びていないはずだ。そうしたら、何があっても、私は観にゆく。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
如月小春精選戯曲集 単行本 – 2001/12/1
如月 小春
(著)
ロミオとフリージアのある食卓,家、世の果ての,MORAL,MOON 他
- 本の長さ367ページ
- 言語日本語
- 出版社新宿書房
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104880082724
- ISBN-13978-4880082721
この商品を見た後にお客様が購入した商品
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
25年間に書かれた50本あまりの戯曲から代表作を精選したベストセレクション。各作品ごとの解題と解説、上演記録、戯曲作品年譜を収録。外岡尚美、西堂行人、楫屋一之によるコメントを掲載。
登録情報
- 出版社 : 新宿書房 (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 367ページ
- ISBN-10 : 4880082724
- ISBN-13 : 978-4880082721
- Amazon 売れ筋ランキング: - 986,990位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,130位戯曲・シナリオ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
5グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2000年に44歳の若さで亡くなってしまった
気鋭の女性演劇人の戯曲集である。
私も収録6作中3作を観劇した。
当初都市を舞台にした、先鋭的で
スタイリッシュな舞台を創り上げてきた彼女だが
徐々に生身の人間や家族といったテーマが
顔を覗かせる変遷が伺える。
収録戯曲は以下の通り。
「ロミオとフリージアのある食卓」
「家、世の果ての……」
「MORAL」
「MOON」
「夜の学校」
「 A・R―芥川龍之介素描―」
気鋭の女性演劇人の戯曲集である。
私も収録6作中3作を観劇した。
当初都市を舞台にした、先鋭的で
スタイリッシュな舞台を創り上げてきた彼女だが
徐々に生身の人間や家族といったテーマが
顔を覗かせる変遷が伺える。
収録戯曲は以下の通り。
「ロミオとフリージアのある食卓」
「家、世の果ての……」
「MORAL」
「MOON」
「夜の学校」
「 A・R―芥川龍之介素描―」
2005年11月12日に日本でレビュー済み
社会風刺と笑えないほどに黒いギャグ、そしてほろ苦いエロスに溢れた戯曲集である。
作者が女性であるせいか、女性について描かれた作品が多い。
その中には、男女平等とは謳われながらも、今だ古い家制度や道徳観、母親像や妻像から逃れられない女性の姿が隠すところなく描かれている。
また、現代の消費社会や物質社会を時にさりげなく、時に痛烈に批判しているところも見逃せない。
作者が女性であるせいか、女性について描かれた作品が多い。
その中には、男女平等とは謳われながらも、今だ古い家制度や道徳観、母親像や妻像から逃れられない女性の姿が隠すところなく描かれている。
また、現代の消費社会や物質社会を時にさりげなく、時に痛烈に批判しているところも見逃せない。