書店にて、はじめてこの本を目にした時ページ数の分厚さに驚いた印象があった。
Amazonの商品説明を参照してみると、現代社会学における世界的なテキストという説明があったので興味本位から読んでみようということになった。
まず目次を見ると、社会学における諸研究テーマから各章に分かれている。
それを著者であるギデンズがあくまでも入門者向けの基礎的な視点に立ち内容を書いているというもの。
アンソニー・ギデンズと言えば、現在も活躍中の社会学者でイギリス・ブレア政権で「第三の道」を提唱した人物である。
この著作のほかに有名なものとして、『モダニティと自己アイデンティティ』、『再帰的近代化』、『親密性の変容』等がある。
図書館でいくつか借りてみたが、まだ理解できていないものが多い。
特に、『再帰的近代化』は興味深い内容のものであったので、いずれ時間があったらしっかり読んでみたいと思う。
この『社会学』は入門書ということもあり、この本で書かれている内容は非常に幅広いのだが、実際のところそこまで詳しくは書かれていない。
ただ、ブックガイドとしても用いることができるので、この一冊から様々な文献を知ることが可能である。
現代社会学における世界的な理論家には、このギデンズの他にハーバマスやルーマン、シュッツ、バウマンらがいる。
いずれ機会があれば、この学者たちの著作についても読んでみたいとな思う。
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