原子爆弾に関連する研究の概説から原子爆弾の開発、政治的な動き、広島、長崎への原爆投下と、その被害が写真や図を中心に概観できるように編集された本です。なお、具体的にどのように原子爆弾が開発されたかなどの開発面の詳しい解説はありませんが、これについては山田克哉著『原子爆弾』(1996年、講談社ブルーバックス)などが参考になると思います。
広島、長崎の被害を伝える写真は意図して抑えた内容になっていると思われます。広島平和記念資料館バーチャル・ミュージアム、長崎原爆資料館のWebサイトなど、原爆の悲惨さを知る上で参考となります。(レビュー者は初めて広島平和記念資料館へいった時、展示物が伝える「そこにあった現実」に血の気の引く思いをしたことを今も思い出します。やはり多くの人に実際の展示物を見ていただきたいと思います。)
<< 目次 >>
序章
第1章 原子爆弾開発者たちの野望
第2章 「広島」原爆投下
第3章 「長崎」原爆投下
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原子爆弾: 開発から投下までの全記録 単行本 – 1995/7/1
翔泳社編集部
(編集)
原爆はどのように投下されたか
本書ではアメリカ国立公文書館や軍保存の写真資料、そして日本人の記録した原爆資料から、アメリカから見た原爆開発、投下、惨状と日本人から見た惨状の様子を客観的に紹介していきたいと思う。まだ多数の被爆者がその後遺症に悩まされながら毎日を送っていることを考えると、アメリカとは別の意味で客観的に紹介することの難しさを痛感しているが、人間の尊厳を軽視するために起きた、原爆の製造・行使の内実を理解していただき、次世代の人々の平和への糧としていただければ幸いである
(本書「序章」より)
本書ではアメリカ国立公文書館や軍保存の写真資料、そして日本人の記録した原爆資料から、アメリカから見た原爆開発、投下、惨状と日本人から見た惨状の様子を客観的に紹介していきたいと思う。まだ多数の被爆者がその後遺症に悩まされながら毎日を送っていることを考えると、アメリカとは別の意味で客観的に紹介することの難しさを痛感しているが、人間の尊厳を軽視するために起きた、原爆の製造・行使の内実を理解していただき、次世代の人々の平和への糧としていただければ幸いである
(本書「序章」より)
- 本の長さ157ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日1995/7/1
- ISBN-104881352687
- ISBN-13978-4881352687
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
原爆はどのように投下されたか。アメリカ国立公文書館や軍保存の写真資料、そして日本人の記録した原爆資料から、アメリカからみた原爆開発、投下、惨状と日本からみた惨状の様子を客観的に紹介する。
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (1995/7/1)
- 発売日 : 1995/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 157ページ
- ISBN-10 : 4881352687
- ISBN-13 : 978-4881352687
- Amazon 売れ筋ランキング: - 834,143位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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