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オープンソース・ワールド 単行本 – 1999/12/1
- 本の長さ398ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日1999/12/1
- ISBN-104881358359
- ISBN-13978-4881358351
商品の説明
メディア掲載レビューほか
オープンソースという言葉は,単語としては「オープン」と「ソース」という,ごくごく簡単な2語からなる。しかし,その本質を理解するのはとても難しい。なぜならオープンソースは,テクニカルタームでもありながら,ライセンスとしての法的な意味もあり,さらに思想や文化としての側面も合わせ持っているからである。したがって,オープンソースを真に理解するためには,テクニカルタームや法律論といった一面的な見方に留まらず,その言葉の奥底に流れる文化や思想にまで踏み込んで理解する必要があるのである。
しかしこれまでは,専門家による一面的な解説が多かったために,オープンソースを全体として理解することはとても難しかった。そんな中で本書は,筆者自身があとがきなどで述懐するように,まさに徹底的に「素人」の視点から,オープンソースが持つさまざまな側面に光を当て,「思想」としてのオープンソースの本質を浮かび上がらせようと試みた好著である。「オープンソースに関する解説をいくつも読んだが,どれも今一つピンとこない」と感じている方には,本書を手にとって,最初の数ページに目を通してみられることをお薦めする。
もちろん視点は「素人」に徹していても,筆者は,モノ書きとしては一流の「玄人」であり,文章は非常に読みやすく配慮されている。また全体の構成も,「そもそも『ソース』ってなに?」という,ごくごく基本的なところから説き起こしながら,オープンソースのバイブルとも言われるエリック・レイモンドの論文,「伽藍とバザール」に始まる3部作を読み解くところまで到達している。そして最後には,文章などのコンテンツ(contents)にも,オープンソースの考え方を広げていこうとする「オープンコンテンツ」ライセンスにまで言及している。これは,Webサイトのコンテンツや文章に対しても,コピーの自由や改変の自由といった「利用する者の権利」を認めようというもの。実は,(他所からの引用を除いて)本書そのものがオープン・コンテンツ・ライセンスに基づいており,自由な配布や改変が認められているという,実験的な試みでもある。 (フリーランス・ライター 風穴 江)
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-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (1999/12/1)
- 発売日 : 1999/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 398ページ
- ISBN-10 : 4881358359
- ISBN-13 : 978-4881358351
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,612,718位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 802位情報・コンピュータ産業
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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非常に読みやすい文体ながら、内容は決して浅くない。
誰にでもお勧めできる一冊です。
オープンソースコミュニティではないが、いろいろな形態のコミュニティデザインを考える際の参考モデルとしても面白い。