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暗号の秘密とウソ: ネットワーク社会のデジタルセキュリティ 単行本 – 2001/10/1
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- 本の長さ583ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2001/10/1
- ISBN-104881359967
- ISBN-13978-4881359969
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商品の説明
商品説明
技術者向けの専門書ではないが、サーバー、ブラウザ、プロトコル、パケットなどの用語を説明なしで使っており、読者に一定のネットワーク知識があることを前提としている。書名に出てくる暗号だけでなく、パスワード、ウィルス、ファイアウォール、電子透かしなど、この分野の重要なキーワードの多くを網羅している。我々が毎日使っているネットワークシステムがいかに脆弱であるか、それに対してどのような対策をとるべきかを、詳しく論じている。たとえば、暗号ひとつとっても、われわれが想像するほど、安全なしくみにはなっていないのだ。
著者は、セキュリティコンサルティング会社の技術担当者であり、取り上げている広範囲の事例が個々の主張によく合っている。原著は2000年の出版であり、その時点での最新情報を扱っている。しかし、本書出版後に新手の強力なウィルスが現われるなど、この世界の変動は激しい。訳書で600ページ近い大著であるが、アメリカの多くの本と同様に、やや冗長な記述であることから、十分速く読むことができる。
1つ気になる点は、これだけ多くの事例を扱っているわりには参考文献が少ないことである。技術系の専門書だったら、100件以上の文献を並べるところであるが、リソースとして本書巻末で、約10件前後挙げてあるにすぎない。もう1つ、これだけの分量の内容に対して、図表がきわめて少ない。もっとビジュアルな説明をしてくれたら、わかりやすくなると思う箇所がいくつもある。それはそれとして、本書がタイムリーな話題をうまくまとめた、好書であることは間違いない。(有澤 誠)
メディア掲載レビューほか
題名に「暗号」という文字が入っているが、内容は暗号にとどまらずネットワーク全般のセキュリティを幅広く扱っている本だ。セキュリティに関する技術的な説明は概論にとどめ、実際のセキュリティシステムの解説やクラッキングの事例といった実例で、セキュリティの実際を分かりやすく解説している。かなりかみ砕いた説明をしているので非常に分かりやすい。上司の無理解に悩む企業のシステム管理者は、本書を経営陣に読ませるといいだろう。もちろんネットのセキュリティについて今ひとつ実感が持てない人にもお薦めできる。
本書は繰り返し「システムには必ず穴があり、穴は必ず発見され、場合によっては悪用される」と主張している。しかも、なかには存在が知られながら放置される穴さえある。放置するのはソフトハウスであり、それを許すのはユーザーだ。23章では「ソフトハウスにはセキュリティに対するインセンティブがない」とマイクロソフトを筆頭としたソフトハウスの無責任を厳しい言葉で糾弾している。
本書を読めば、真のセキュリティは、「ユーザー自らが常に最悪の事態を想定して用意をする」という古典的危機管理体制によって初めて実現できるということが実感できるだろう。しかしネットユーザーとしては過剰警戒になるのも避けたいところだ。
少なくとも「みんなが使っているから大丈夫」という付和雷同的な安心感は、無意味などころか悪意を持つ第三者のつけ込むところであることは意識しておくべきだろう。自分の頭で判断し、時には他人と違う選択をする勇気を持つことが、結果としてネット全体の安全性を増すことを教えてくれる一冊だ。
( 松浦 晋也=ノンフィクションライター)
(日経パソコン 2001/11/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2001/10/1)
- 発売日 : 2001/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 583ページ
- ISBN-10 : 4881359967
- ISBN-13 : 978-4881359969
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,155,530位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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一般向けだが厚い. セキュリティに関するあらゆることがてんこもり.
おもしろいが一般の人が読むとは思えない.
RSA Conference Japan でのプレゼンはおもしろかったし,
彼が発行しているフリーの newsletter も情報が満載でおもしろい.
頭がよくおもしろい人.
システム管理者が読んで気合を入れる為の本だよ。夜勤を暇な時に読もう!
しかし、セキュリティを作る機械がどれだけよくても、使うのは人間である。
技術面だけでは済まされない、セキュリティの表と裏を、本書は教えてくれる。
本書の立場は「どんなセキュリティも必ずいつかは破られる」というものだ。
だから、防御だけでなく、検出(警報が鳴っていても、誰も駆け付けないのならば意味がない)と対応(捕まえる人がいないなら安心して盗みに入れる)に当たる部分も守らなければならない。
また、技術に頼り過ぎると、人間やその他オフラインの攻撃に負ける。
パソコンそのものが盗まれたら終わり、なんてこともしばしばある。
セキュリティは、その最も弱いところを破られたら負けなのだ。
「理論」と「現実」のギャップと、それをどう捉えるかを示してくれる、なかなかない本である。
書かれたのは2000年あたりとかなり古く、それゆえ例はかなり古いものになっている(Windows2000が「最新」だった時代!)が、本質は現在と何も変わっていない。
ある程度コンピュータ関連の知識がないと読めない(例えば「root権限」の意味が分からないと最初から引っかかると思う)が、その程度の基礎知識があればなかなかおススメである
ただし、多くの人が知ってしまうと、逆に危険も増えるかもしれないという変わった技術です。そのため、読むことを勧める人は限定するとよいかというと、逆に限定した人が危険かもしれないので、どうしたらいいか分かりませんでした。
そういう状態に対して、よい考えを示してくれるのが本書かもしれません。
むしろ、ネットワークの専門家のみならず、インターネットを利用する全ての
一般ユーザーを対象とした読み物だ。
著者が日ごろ携わるネットワークセキュリティの現場で、問題に感じ
苦労している様子が赤裸々に語られていて面白い。
また、「暗号やセキュリティ技術を信じすぎてはいけませんよ。安全は向こうから
やってきませんよ」と語りかける姿勢は、非常に丁寧で優しく、好感が持てる。
本書の言いたいことは、いくら暗号やセキュリティ技術を高度にしても、
ユーザーがそれらの使い方を間違えれば全く意味はないということだ。
こうして書くと当たり前のことと思われるだろう。しかし、実際にインターネッメ㡊«
接続するほとんどの一般ユーザーは、セキュリティのことは心配しながらも有効な
対策方法を持っていないだろう。その一方、技術者は技術偏重型の思考で、
セキュリティを技術の問題と考えがちだ。両者の溝は悲劇的なほど深い。
本書はこの問題に一石を投じ、社会全体のシステムとしてセキュリティを考えなければ
いけないですよと、丁寧に両者に語りかける。
「暗号の秘密とウソ」というタイトルは、一見本書の内容にそぐわないようだが
そうではない。もっと深い考えと慈愛があることを、ぜひ一般のインターネット
ユーザーに感じてほしい。
総合的、全方位的にITセキュリティを理解するのにとても役に立つ。
何故こんな面倒な管理策が必要なのか理解できていないISMS構築担当者にお勧めの一冊。