北欧神話をテーマにした、前世でとある英雄だった主人公と、その前世の主人公と恋仲だったあるワルキューレの生まれ変わりが現代で出会ってまた恋をするという内容です。また前世の因縁で戦いに巻き込まれて、戦いの中で記憶と力を取り戻していくという、いかにもバトルファンタジーといった、非常にシンプルな内容でした。あと神話に出てくる神様とか英雄とかがザクザク出て来ます。感覚的には『Fate』とかに近い感じかもしれません。
なお、神話については作中でざっくりと説明してくれるので、物語は知らないけど名前くらいは聞いたことがある程度の知識で問題無いです。個人的には、あまり馴染みのなかった北欧神話の説明が「へぇ〜、そんな話なんだ」と結構新鮮な一方で、ストーリー自体はどストレートに王道なので、逆に飽きずに楽しめました。
そしてもう一つのテーマと言えるのが「恋愛」、女性の主要キャラ全員が誰かに恋してます。主人公もこの巻だけで最終的に4人の女性に好かれます。ちなみに作者さんはラブコメと称していますが、この巻ではいかにもラブコメらしくハーレム状態＆ヘタレ主人公となっているエピローグ以外は、どちらかと言うとラブロマンスに近いように感じました。
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