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ジプシー差別の歴史と構造;パーリア・シンドローム 単行本 – 2005/1/19
- 本の長さ332ページ
- 言語日本語
- 出版社彩流社
- 発売日2005/1/19
- 寸法19.5 x 13.5 x 2.7 cm
- ISBN-104882029715
- ISBN-13978-4882029717
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登録情報
- 出版社 : 彩流社 (2005/1/19)
- 発売日 : 2005/1/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 332ページ
- ISBN-10 : 4882029715
- ISBN-13 : 978-4882029717
- 寸法 : 19.5 x 13.5 x 2.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 290,924位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 87位その他の地域の世界史の本
- - 785位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近日本でもロマ(ジプシー)研究は進んでいるが、自身がロマで言語学者のイアン・ハンコックの本書は、問題の核心を衝き、他に例を見ないほどの迫力に満ちてる。ロマに対する迫害を歴史的に検証し、21世紀の課題として我々に問いかけている。拙著『ヒトラー万歳と叫んだ民衆の誤算』(共同文化社、2016)の続編として『大ドイツの夢と流浪の民ロマ族』を執筆中。ドイツ史の流れの中にロマ迫害の歴史を重ねると、アウシュヴィッツの惨劇が鮮明に浮かび上がる。目下、出版方法を検討中。予算はゼロ。興味ある出版社が連絡下されば誠に幸甚。
2021年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原著を読む気は毛頭ないがこの訳文の意味が解らないところがあまりにも多い。原文が困難なのかもしてないが、翻訳させた後、日本語として理解しやすいように意訳してほしかった。著名な翻訳者であられるのにお弟子様に訳させて目も通されなかったのでないかもしれないほど日本語が理解できないので珍しく途中で読むのをやめてしまった。引退して読書と鉄道模型で生き延びている比生産者がこの時代に生き延びているのは申し訳ないが、元医者なので容易であるが自殺すると家族に迷惑をかけるのが忍びないので痛みをこらえて生き延びている。
2021年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりのかわいそうで、途中で、読めないなった。
2018年11月9日に日本でレビュー済み
はじめてジプシー関連の本をきちんと読みました。
私は歴史にあまり詳しくない方です。
わからない単語はWikipedia首っ引きにして、1週間ほどで読了でした。
過去の論文の間違いを片っ端から指摘しています。
ジプシーの歴史が時系列に沿って記述されています。
■初めて知ったこと(だらけでした)
・ジプシーのたどった詳しいルート
・ジプシーが奴隷になったり解放されたりした歴史
・奴隷としてのジプシーの扱われ方
・言語学的にみるジプシーのルーツ
・ロマニ側の、自らの歴史認識の薄さ・抵抗することへの気力のなさ
★今でも先進国においてさえ差別が強く残っている理由
★ジプシーが非ジプシーと交わらない理由
★ナチス・ドイツのホロコーストでユダヤ人だけでなく多くのジプシーも殺害されたこと
★人間は自分たちの文化を画定するために他文化の民族のイメージを勝手に作り上げることがある
★メディアがいかに差別を広め、根深くさせたか
★ロマニ語には「義務」「所有」「美しい」などの概念・言葉がないという説は完全なる間違いであること
■よかったところ
・文章が平易で、文法的な崩れがなく、読みやすい
・激しくグロテスクな写真が無い
・他の似たような差別現象(黒人差別など)と比較し、教訓を見出している
★差別が起こる特定の状態・心理を指摘している
★ロマニ差別をなくすためにこれからどうすべきか書いてある
★2章で翻訳者が、1章の中で誤りだと思われる箇所を指摘している
■よくなかったところ
・地図があるが簡素なものが一つだけ
……自分でノートに書きました。
■?なところ
★結局、ロマニのルーツを明らかにしていない
総合すると、大変勉強になりました。
より普遍的な、差別が起こる社会・精神構造とはどのようなものか、知りたいと思いました。
民族的なことだけでなく、あらゆるアウトサイダーへの偏見、いじめへの対策になりうると思うからです。
次は本書の翻訳者が出している本を読む予定です。
私は歴史にあまり詳しくない方です。
わからない単語はWikipedia首っ引きにして、1週間ほどで読了でした。
過去の論文の間違いを片っ端から指摘しています。
ジプシーの歴史が時系列に沿って記述されています。
■初めて知ったこと(だらけでした)
・ジプシーのたどった詳しいルート
・ジプシーが奴隷になったり解放されたりした歴史
・奴隷としてのジプシーの扱われ方
・言語学的にみるジプシーのルーツ
・ロマニ側の、自らの歴史認識の薄さ・抵抗することへの気力のなさ
★今でも先進国においてさえ差別が強く残っている理由
★ジプシーが非ジプシーと交わらない理由
★ナチス・ドイツのホロコーストでユダヤ人だけでなく多くのジプシーも殺害されたこと
★人間は自分たちの文化を画定するために他文化の民族のイメージを勝手に作り上げることがある
★メディアがいかに差別を広め、根深くさせたか
★ロマニ語には「義務」「所有」「美しい」などの概念・言葉がないという説は完全なる間違いであること
■よかったところ
・文章が平易で、文法的な崩れがなく、読みやすい
・激しくグロテスクな写真が無い
・他の似たような差別現象(黒人差別など)と比較し、教訓を見出している
★差別が起こる特定の状態・心理を指摘している
★ロマニ差別をなくすためにこれからどうすべきか書いてある
★2章で翻訳者が、1章の中で誤りだと思われる箇所を指摘している
■よくなかったところ
・地図があるが簡素なものが一つだけ
……自分でノートに書きました。
■?なところ
★結局、ロマニのルーツを明らかにしていない
総合すると、大変勉強になりました。
より普遍的な、差別が起こる社会・精神構造とはどのようなものか、知りたいと思いました。
民族的なことだけでなく、あらゆるアウトサイダーへの偏見、いじめへの対策になりうると思うからです。
次は本書の翻訳者が出している本を読む予定です。
2013年9月3日に日本でレビュー済み
「偏見と闘うために必要とされる教育の機会をロマニから奪ってきた歴史のために、いわゆるジプシー像が独り歩きをして、現実のロマニはそのジプシー像のフィルターを通して管理され、研究されるようになった。」p.262
本書はロマニ(ジプシー)で言語学者のイアン・ハンコックによる1987〜1997年の著書論文を、訳者水谷驍がまとめたものです。
第1部パーリア・シンドローム―ジプシー差別の歴史 では、
・東欧で人間家畜として扱われた事実
・ジプシー奴隷制の廃止
・ナチスドイツによるポライモス(大量虐殺) 等
ヨーロッパ全土南北アメリカに広がるロマニの受難を描いています。
第2部ジプシー差別の構造 では、第1部をふまえて差別のしくみを明らかにします。
・差別の起源
白黒と善悪の結びつき、社会のスケープゴート役、「非ロマニは穢れている」、
文学上のロマンチックな「ジプシー」像…
・差別の帰結、偏見がもたらす損失
・非ロマニ研究者の二重基準
・アイデンティティの所在
議論の行き着く先は、相互理解の第一歩である教育の必要性です。
訳者あとがき は、本書の議論を簡潔に(2004年時点の公平な知見に基づいて)要約しており、好感触です。
難点は、膨大な参照文献の九割が翻訳されていないことです。せめて英語を頑張ろうか...と思いました。
本書はロマニ(ジプシー)で言語学者のイアン・ハンコックによる1987〜1997年の著書論文を、訳者水谷驍がまとめたものです。
第1部パーリア・シンドローム―ジプシー差別の歴史 では、
・東欧で人間家畜として扱われた事実
・ジプシー奴隷制の廃止
・ナチスドイツによるポライモス(大量虐殺) 等
ヨーロッパ全土南北アメリカに広がるロマニの受難を描いています。
第2部ジプシー差別の構造 では、第1部をふまえて差別のしくみを明らかにします。
・差別の起源
白黒と善悪の結びつき、社会のスケープゴート役、「非ロマニは穢れている」、
文学上のロマンチックな「ジプシー」像…
・差別の帰結、偏見がもたらす損失
・非ロマニ研究者の二重基準
・アイデンティティの所在
議論の行き着く先は、相互理解の第一歩である教育の必要性です。
訳者あとがき は、本書の議論を簡潔に(2004年時点の公平な知見に基づいて)要約しており、好感触です。
難点は、膨大な参照文献の九割が翻訳されていないことです。せめて英語を頑張ろうか...と思いました。