この本を書くに当たって、本部の植芝守央道主らの許可が下りず大変だったと関係者から聞きました。
きっと、『昔は良かったというのが、今はダメだという揶揄に聞こえる。今こそ素晴らしいと書け』と言われたのでしょうか。
戦前の合気道、戦後の合気道、昔は種々の分野で元々強い人達が、もっと強くなりたくて
合気道の門を敲いた。みんな凄い人達だった。彼らを指して、「群雄」と呼び、彼らの
武勇伝を集めたのがこの本なのでしょう。
ただし、間違えてはいけない。
『昔はみんな強かった!合気道などやらなくても強いやつがたくさんいた!』ということなのですね。
『えー。合気道は今や海外から「動く禅」と呼ばれ』という挨拶を全日本合気道演武大会で
聞いたことがあった。つまり、合気道はもはや武道ではないと自ら公言しているのと同じでありましょう。
禅がやりたければ永平寺に行け。本部道場のどこに禅師がおるのだ?
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戦後合気道群雄伝: “世界の合気道”を創った男たち 単行本 – 2008/5/1
加来 耕三
(著)
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社出版芸術社
- 発売日2008/5/1
- ISBN-104882933462
- ISBN-13978-4882933465
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登録情報
- 出版社 : 出版芸術社 (2008/5/1)
- 発売日 : 2008/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 268ページ
- ISBN-10 : 4882933462
- ISBN-13 : 978-4882933465
- Amazon 売れ筋ランキング: - 513,470位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
星3つの理由。
この本を読めば吉祥丸先生の凄さがわかります。凡庸とした2代目という評価は間違いであることがわかります。
筆者はおそらく、吉祥丸先生が大好きなのだと思います。その分、合気会を離れていった人の書き方にとげがあります。
そこで星−1
著者の力量の問題だと思うが、登場人物が多すぎて整理仕切れていない。そのためか、時代がさかのぼったり、進んだりで読んでいてかなり混乱する。また、かなり前に出てきた話を前掲としてはしょるものだから、忘れていると読み返して大変。
これで星−1
合気道を習っている人なら、先生の先生の先生ぐらいの人。言ってみればひいおじいちゃんくらいの人達の話だから、先生から聞いたことがあるエピソードと比べる位の、ミーハーな気持ちで読むとちょうどいい。そうでないと、自分の師範がこき下ろされている気がして気分がわるくなるかもしれないし、著者が推理している部分が多分にあるので、事実は違うと突っ込みまくることになると思う。
この本を読めば吉祥丸先生の凄さがわかります。凡庸とした2代目という評価は間違いであることがわかります。
筆者はおそらく、吉祥丸先生が大好きなのだと思います。その分、合気会を離れていった人の書き方にとげがあります。
そこで星−1
著者の力量の問題だと思うが、登場人物が多すぎて整理仕切れていない。そのためか、時代がさかのぼったり、進んだりで読んでいてかなり混乱する。また、かなり前に出てきた話を前掲としてはしょるものだから、忘れていると読み返して大変。
これで星−1
合気道を習っている人なら、先生の先生の先生ぐらいの人。言ってみればひいおじいちゃんくらいの人達の話だから、先生から聞いたことがあるエピソードと比べる位の、ミーハーな気持ちで読むとちょうどいい。そうでないと、自分の師範がこき下ろされている気がして気分がわるくなるかもしれないし、著者が推理している部分が多分にあるので、事実は違うと突っ込みまくることになると思う。
2012年10月13日に日本でレビュー済み
合気道というと古くからある古武道のように感じますが、植芝盛平翁が創始者の「合気道」の歴史は100年にも満たしていません。
その意味では、戦後の合気道の発展の経緯を「人」を中心につづった本書は、歴史を知る上での大きな資料となるでしょう。
盛平の子であり戦後の合気道発展の礎を築いた植芝吉祥丸はもちろんのこと、高弟の塩田剛三や阿部正の人となりも描写されています。
著者の別の書籍でも出てくる阿部正は、合気道の世界にもおいても一際攻撃的な存在というのも、普段の合気道を知る方には新鮮かもしれません。
ただ、著者自身が歴史研究家であると同時に、合気道を習っている身であるからか、若干主観じみた見解も多くあります。
それを差し引いても、貴重な資料であることは間違いないと思います。
その意味では、戦後の合気道の発展の経緯を「人」を中心につづった本書は、歴史を知る上での大きな資料となるでしょう。
盛平の子であり戦後の合気道発展の礎を築いた植芝吉祥丸はもちろんのこと、高弟の塩田剛三や阿部正の人となりも描写されています。
著者の別の書籍でも出てくる阿部正は、合気道の世界にもおいても一際攻撃的な存在というのも、普段の合気道を知る方には新鮮かもしれません。
ただ、著者自身が歴史研究家であると同時に、合気道を習っている身であるからか、若干主観じみた見解も多くあります。
それを差し引いても、貴重な資料であることは間違いないと思います。
2008年10月3日に日本でレビュー済み
戦後の合気道の歴史を知るならこれを読むべきであると思う。大先生から技を受け継いだ道主や師範の方々があっていまの合気道が存在することが理解できる。合気道を学ばれている方には読んでいただきたい一冊である。
2013年4月15日に日本でレビュー済み
戦後の合気道を、主に吉祥丸先生にスポットを当てながら描いたものです。
合気道を世に出すための組織化や独立していく有力な弟子たちとの狭間に立ちながら苦悩する人としての姿、知られざる武道家としての実力、一旦組織を離れた者も受け入れる懐の深さなどが生き生きと描かれていました。
私の師は開祖と吉祥丸先生のお二人に教えを受けた人ですが、カミソリのように鋭い吉祥丸先生の技の切れと思いやり溢れる過日の姿を今も懐かしそうに語ります。
その師自身も開祖の死後に合気会を離れた出戻り組ですが、温かく受け入れてくれた吉祥丸先生に深く心酔した一人でした。
本書は物語を読むようにおもしろく、合気道を実践されている方はもちろんそうでない方も楽しめる好著だと思います。
合気道を世に出すための組織化や独立していく有力な弟子たちとの狭間に立ちながら苦悩する人としての姿、知られざる武道家としての実力、一旦組織を離れた者も受け入れる懐の深さなどが生き生きと描かれていました。
私の師は開祖と吉祥丸先生のお二人に教えを受けた人ですが、カミソリのように鋭い吉祥丸先生の技の切れと思いやり溢れる過日の姿を今も懐かしそうに語ります。
その師自身も開祖の死後に合気会を離れた出戻り組ですが、温かく受け入れてくれた吉祥丸先生に深く心酔した一人でした。
本書は物語を読むようにおもしろく、合気道を実践されている方はもちろんそうでない方も楽しめる好著だと思います。