言語教育の置き換わりについて「配電システム」という考え方をわかりやすく教示してくれた画期的な一冊。
近代教育の歴史を通時的に考える上で、その視座を教えてくれた。
拡大解釈すれば、組織の置き換わりが成功するとしたら、それは新しいシステムが成功したのではなく、古いシステムがすでに新しいシステムを置き換えることができる要素があったことによる。考え方を変えれば、古いシステムを使って新しいシステムに変えることができると言うことも言える。ではその根底にあったシステムとは何なのか。その研究がされていないことを示唆してくれた。
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統合原理としての国語 近代日本言語史再考 (3) 単行本 – 2006/6/1
安田 敏朗
(著)
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- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社三元社
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104883031780
- ISBN-13978-4883031788
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登録情報
- 出版社 : 三元社 (2006/6/1)
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- 言語 : 日本語
- 単行本 : 372ページ
- ISBN-10 : 4883031780
- ISBN-13 : 978-4883031788
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2021年1月27日に日本でレビュー済み
江戸時代までの日本にはいまだ「国語」という概念はなく、
従来通りの日本語が漠然と話され、また書かれていたようです。
多くの一般庶民は仮名文字は一応は読めるものの、
文語体の漢字仮名交じり文は書かないことが多かったと思います。
ところが、近代に至って政府・文部省が国民国家(ネーション・ステート)の新たな統合原理として、
日本語を「国語」として再編成したことから事態は一変します。
ときあたかも文学方面では言文一致運動も展開されるなど、
一般庶民と言語との距離は如実に縮まりつつありました。
さて、そうした動きは本邦における何度目かの(あるいは初の)本格的な国家形成運動と重なります。
即ち、日本の国際化は「内憂外患」によるものであり、幕末維新期に外圧が急速に強まったがために、
これまた急速な国際化とともに中間的な国民階層の形成にも迫られた形でした。
なんらかの統合原理が必要になったわけで、そこに日本語があてがわれたものとみることができます。
そうなのです。未曾有の状況に瀕した日本は急いで有為な国民階層を育てるとともに、
政府の要人として取り込んでゆく必要に駆られたのです。
本書は国語概念の成立を近代の開闢(かいびゃく)に見出し、
日本語の国語としての再編成を近代国民国家形成の動きと重ねて捉えています。
日本語から国語へ。それは文化ナショナリズムの一形態なのです。
ユニバーサルデザインに対置されたナショナルデザインとしての国語に関心の向きに、
とりあえず本書のご一読をおすすめしておきます。
従来通りの日本語が漠然と話され、また書かれていたようです。
多くの一般庶民は仮名文字は一応は読めるものの、
文語体の漢字仮名交じり文は書かないことが多かったと思います。
ところが、近代に至って政府・文部省が国民国家(ネーション・ステート)の新たな統合原理として、
日本語を「国語」として再編成したことから事態は一変します。
ときあたかも文学方面では言文一致運動も展開されるなど、
一般庶民と言語との距離は如実に縮まりつつありました。
さて、そうした動きは本邦における何度目かの(あるいは初の)本格的な国家形成運動と重なります。
即ち、日本の国際化は「内憂外患」によるものであり、幕末維新期に外圧が急速に強まったがために、
これまた急速な国際化とともに中間的な国民階層の形成にも迫られた形でした。
なんらかの統合原理が必要になったわけで、そこに日本語があてがわれたものとみることができます。
そうなのです。未曾有の状況に瀕した日本は急いで有為な国民階層を育てるとともに、
政府の要人として取り込んでゆく必要に駆られたのです。
本書は国語概念の成立を近代の開闢(かいびゃく)に見出し、
日本語の国語としての再編成を近代国民国家形成の動きと重ねて捉えています。
日本語から国語へ。それは文化ナショナリズムの一形態なのです。
ユニバーサルデザインに対置されたナショナルデザインとしての国語に関心の向きに、
とりあえず本書のご一読をおすすめしておきます。