・全体像
軍を運用し、勝利を得るための技術は、実ははるかな昔
およそ2300年遡った頃に、ほぼ現代と同様の水準に達していた。
戦車戦、攻城戦、各騎兵戦術に章分けし、戦術の転換期となった戦いを各種
図示を交えながらの丁寧な説明。
また、武器や兵站などの基礎、時代背景も欠かさず説明をした一冊。
・感想
戦略関係の専門書としてはよく体系化されており、読みやすさもさることながら
決して浅くないところが良書の香りを匂わせます。
日本からは「鵯越えの戦い」源義経の巧みな奇襲戦術。
他の大多数は西洋の名将が采を振った戦からの説明となります。
カルタゴ「戦略の父」ハンニバル。マケドニア「征服王」アレクサンドロス大王。
英雄中の英雄が残した一縷の狂いがない精練された戦略は目を見張るものがあります。
各戦いの図示も簡潔に記されていて、図示だけでも十分に高度な戦略の全貌が
わかるようになっています。
後、嬉しい点としては武器についても詳しい説明がされていることです。
飛び道具の精度やその時代における槍の長さ、など文献によってまちまちな
所まで踏み込んでいただいております。
本書はアウトレンジ戦法についての記述が大半なので、そこは留意してもらう
必要があります。(敵の攻撃が届かないところからの一方的な遠距離攻撃)
最後に、過去の戦においての事実無根の逸話や従軍総数ははっきりしないところがあるので
この本でも小首をかしげるところがありましたが、真偽の程は専門家にまかせて
この良書を十分に楽しみましょう。
・抜粋文
武田騎馬隊の必勝戦術は、周囲を固める徒歩武者とともに進撃して、
まず徒歩武者が持つ弓や鉄砲で攻撃、敵の反撃を封じておいて長槍を持つ歩兵を攻撃し、
敵陣の乱れに乗じて騎馬隊が突入して、敵を蹂躙するというものだった。
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覇者の戦術: 戦場の天才たち (Truth in Fantasy 13) 単行本 – 1996/11/1
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- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社新紀元社
- 発売日1996/11/1
- ISBN-104883172783
- ISBN-13978-4883172788
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
戦車戦、攻城戦、少数騎兵による迂回機動戦、巨獣を利用した戦術、大規模な騎兵戦、近代戦術の萌芽など、古代から中世における戦術を、それが使われた戦いとともにわかりやすく紹介する。
登録情報
- 出版社 : 新紀元社 (1996/11/1)
- 発売日 : 1996/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4883172783
- ISBN-13 : 978-4883172788
- Amazon 売れ筋ランキング: - 342,771位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年8月10日に日本でレビュー済み
戦術とは何かについて知るための入門書としては最高だと思います。説明も簡潔だけど丁寧。
2017年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んで初めて知った歴史は、少なかった。やや期待はずれ。
2015年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦術の本質をシンプルに説明した良書だと思う。他の詳細な関連書の理解が一気に進みました。著者に感謝!
2008年1月25日に日本でレビュー済み
武器や戦術などの変遷が分かりやすく書かれていて、初めて読んだ時はとても詳しくて面白いと感じた。しかし、読者がこの分野に多少なりとも詳しいなら満足できる内容ではないと思う。例えば、「地上戦の戦術の完成」を扱う章でアレクサンドロス大王とナポレオン1世を紹介しているのはいいとして、その戦例としてなぜワーテルローの戦いを引用しているのかがわからない。ナポレオンの戦術を述べるならば他に好例があるだろう、と思った。また、トラシメヌス湖畔の戦いの解説の中で、ローマ軍の前方のガリア人部隊が突破されかかったことが書かれていなかったりで、ハンニバルの用兵が一方的優位なもののように述べられている。レビューのタイトル通り、入門書としてはいいと思う。
2014年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに惹かれて買ったが、「商業書物としてどうなんだ?」という箇所がいくつかある。
作者というより編集者がきちんとチェックしたのか怪しいレベルである。
例えば、図と本文の記述がアベコベになったりしている。
私自身、こういう間違いがあると、書いてある内容も信じられなくなる。
そのため 資料としては不合格である。
しかし、読み物としてはおもしろい。
たぶん 作者も楽しんで書いてるし、愛も感じる。
オタク性をくすぐる記述もある。
調べてみたら、架空戦記やライトノベルの原作も書いているらしい。
読みやすさはそのあたりからきてるのかもしれない。
ある程度の知識があれば、「そういう見方もあるか」という発見はあった。
戦史研究家とは言えないが作家としては評価したい。
作者というより編集者がきちんとチェックしたのか怪しいレベルである。
例えば、図と本文の記述がアベコベになったりしている。
私自身、こういう間違いがあると、書いてある内容も信じられなくなる。
そのため 資料としては不合格である。
しかし、読み物としてはおもしろい。
たぶん 作者も楽しんで書いてるし、愛も感じる。
オタク性をくすぐる記述もある。
調べてみたら、架空戦記やライトノベルの原作も書いているらしい。
読みやすさはそのあたりからきてるのかもしれない。
ある程度の知識があれば、「そういう見方もあるか」という発見はあった。
戦史研究家とは言えないが作家としては評価したい。
2014年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し、事例とされる戦いが、紀元前のものが多く、今の常識が当てはまらないのではないかと思います。
2005年10月5日に日本でレビュー済み
昔から近代まで、戦術を詳しく説明しています。
戦術の進化や、その時の情勢、そこからの更なる進化など
書き方も丁寧で飽きさせません。
戦術の進化や、その時の情勢、そこからの更なる進化など
書き方も丁寧で飽きさせません。