著者は八丈島の漁師で、ダイビングの企画運営も行っている人物。
豆南諸島とは、伊豆諸島の南にあるベヨネース列岩、須美寿島、鳥島、孀婦岩などのこと。小笠原よりは北にあたる。
本書は、豆南諸島をめぐるダイビング企画を紹介しつつ、これまでの特筆すべき体験を語ったり、地形図つきでダイビングのポイントを解説したりしたもの。写真や地図も多数。
とにかく豆南諸島の魅力が前面に押し出された本で、実際に行ってみたくなる。ただ、きわめて行きにくい場所で、船酔いや嵐、サメといった危険もある。本で楽しむのが正解なのかも。
漁師として、魚の旨さや食べ方を語った章も。
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東京都・豆南諸島まるごと探検 単行本 – 2001/3/1
山下 和秀
(著)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社三五館
- 発売日2001/3/1
- ISBN-104883202224
- ISBN-13978-4883202225
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
八丈島のさらに南のほうにある、殆ど人に知られていない無人島。その島々を「豆南諸島」という。ベヨネーズ列岩、須美寿島、鳥島などの周辺情報を初公開した海洋冒険記。写真・地図・イラストを多数収録し、漁師の料理も掲載。
登録情報
- 出版社 : 三五館 (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4883202224
- ISBN-13 : 978-4883202225
- Amazon 売れ筋ランキング: - 635,469位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月5日に日本でレビュー済み
伊豆諸島と小笠原諸島に挟まれた海域にあたる豆南諸島について、この海を良く知る著者による解説が行われた一冊です。
定期船はなく、現住民もいないためミステリアスな海域でありますが、本書はまとまった情報を得る事が出来る貴重な内容になっています。また、漁師でありダイビングインストラクターでもある著者の豊富な海や魚に関する知識も必見です。
非常に行きにくい場所にあるため、実際に訪れる事は出来ないかもしれませんが、この本から得た豊富な情報を元に思いを馳せるのも良いのではないかと思います。
定期船はなく、現住民もいないためミステリアスな海域でありますが、本書はまとまった情報を得る事が出来る貴重な内容になっています。また、漁師でありダイビングインストラクターでもある著者の豊富な海や魚に関する知識も必見です。
非常に行きにくい場所にあるため、実際に訪れる事は出来ないかもしれませんが、この本から得た豊富な情報を元に思いを馳せるのも良いのではないかと思います。
2003年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私自身、パラオ、モルディブ、グアム、小笠原、沖縄、伊豆諸島を潜った経験があります。どこも、もう一度行きたくなるような素晴らしい場所でした。
が、この本を読み、自分の体験は箱庭の中での経験だったかのような錯覚を覚えました。
死ぬまでに一度はソウフ岩に行きたいです。
が、この本を読み、自分の体験は箱庭の中での経験だったかのような錯覚を覚えました。
死ぬまでに一度はソウフ岩に行きたいです。
2010年10月10日に日本でレビュー済み
伊豆諸島の南にある無人島や岩…
いつもは大して関心持つこともないそんな地図上の点に
こんな豊かな世界があるなんてとても不思議です。
おそらく行くことはないでしょうけど、この本を読むだけでも
なんだかワクワクしてきますね。
いつもは大して関心持つこともないそんな地図上の点に
こんな豊かな世界があるなんてとても不思議です。
おそらく行くことはないでしょうけど、この本を読むだけでも
なんだかワクワクしてきますね。
2021年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「秘境」と呼ばれる場所は数あれども、現在では金と時間さえ掛ければ大抵の場所に観光で行けるようになった。そんな時代にあって、東京に世界有数の秘境のダイビングスポットがある。それが伊豆諸島の遥か南の無人島群・豆南諸島である。
交通手段はチャーター漁船のみ。海況が安定する絶妙なタイミングで出航。船倉で寝起きし、過酷な揺れと船酔いに見舞われる。荒波の中でも他人の助けを借りずに潜れるだけのダイビングの技量、船上での共同生活をこなす協調性、その試練を乗り越えた者だけが到達出来る、究極の野生の海がそこにある。
遮蔽物が無く周囲数百キロに人が居ない外洋での、僅かな天候の悪化の恐ろしさ。透明度は高いのに全く海底の見えない外洋の海の深さ。本当に身の危険を感じるようなサメとの遭遇。そこには美しいを通り越して、畏怖を感じさせる自然の姿がある。
文章はやや生硬だが、それだけに一切の脚色を感じさせない臨場感に富んでいる。実際にその場を訪れ、素晴らしい経験と修羅場とを経た者でなければ語れない、生々しい迫力が伝わって来る。
筆者の本職が漁師なだけあって、魚をただ紹介するだけではなく、食べ方の解説までしてくれているのが嬉しい。ダイビングというと、魚は見るだけというパターンも多いが、やはり魚好きとしては、魚は見るだけでなく味わってもみたくなるものだ。豪快な漁師料理の数々はとにかく旨そうで、レシピも記されているので、すぐにでも実践したくなる。
また筆者は、若い頃から荒くれ漁師たちの中で揉まれてきただけあって、愛想の良い一般のガイドとは一味違った、なかなかアクの強い人物なのが文中から窺える。このアクのある人柄も、穏やかなリゾートとは違う野生の海の気分を盛り上げるのに一役買っている。
リゾートダイビングとは一線を画す、大海原の真っただ中の真の野生の海でダイビングと、豪快な漁師料理が追体験できる。地形派、大物派、魚を食べるのも好きなダイバーには必読の一冊である。
交通手段はチャーター漁船のみ。海況が安定する絶妙なタイミングで出航。船倉で寝起きし、過酷な揺れと船酔いに見舞われる。荒波の中でも他人の助けを借りずに潜れるだけのダイビングの技量、船上での共同生活をこなす協調性、その試練を乗り越えた者だけが到達出来る、究極の野生の海がそこにある。
遮蔽物が無く周囲数百キロに人が居ない外洋での、僅かな天候の悪化の恐ろしさ。透明度は高いのに全く海底の見えない外洋の海の深さ。本当に身の危険を感じるようなサメとの遭遇。そこには美しいを通り越して、畏怖を感じさせる自然の姿がある。
文章はやや生硬だが、それだけに一切の脚色を感じさせない臨場感に富んでいる。実際にその場を訪れ、素晴らしい経験と修羅場とを経た者でなければ語れない、生々しい迫力が伝わって来る。
筆者の本職が漁師なだけあって、魚をただ紹介するだけではなく、食べ方の解説までしてくれているのが嬉しい。ダイビングというと、魚は見るだけというパターンも多いが、やはり魚好きとしては、魚は見るだけでなく味わってもみたくなるものだ。豪快な漁師料理の数々はとにかく旨そうで、レシピも記されているので、すぐにでも実践したくなる。
また筆者は、若い頃から荒くれ漁師たちの中で揉まれてきただけあって、愛想の良い一般のガイドとは一味違った、なかなかアクの強い人物なのが文中から窺える。このアクのある人柄も、穏やかなリゾートとは違う野生の海の気分を盛り上げるのに一役買っている。
リゾートダイビングとは一線を画す、大海原の真っただ中の真の野生の海でダイビングと、豪快な漁師料理が追体験できる。地形派、大物派、魚を食べるのも好きなダイバーには必読の一冊である。