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個独のブログ―ある法律学徒の英語と読書な日々 単行本(ソフトカバー) – 2010/2/24

3.6 5つ星のうち3.6 12個の評価

■嫉妬するほど豊かな知性
2009年3月29日、愛知県に住む21歳の若者が急逝しました。
名古屋大学法学部法律政治学科の3年生で、進級目前のことでした。彼が、本書の著者である伊藤康祐さんです。

康祐さんの死後、知人から彼のブログの存在を知らされた両親は、
「息子が生きた証を形にして残し、少しでも多くの方々に読んでいただければ」と願い、三五館に相談しました。
我々がブログを読んでみたところ、そこには知的好奇心の赴くままに縦横無尽に思考を巡らす康祐さんがいました。
「国際弁護士になる」という高い志に向かって英語や法学の研鑽に励み、漲る知識欲を読書や映画鑑賞で発散させ、
旅や留学生との交流をとおしてバランスの取れた政治思想を養おうとする姿が描かれているのです。

それらは若者らしい熱気と感性に溢れ、一方で同世代と比較して飛び抜けた知性に圧倒されます。
彼は「同世代にとって"誇り"となり、後輩にとっては"目標"となり、
親世代にとっては"希望"となる」存在だと我々は確信しました。

■“ゆとり世代”の一側面
康祐さんは1987年生まれの、いわゆる「ゆとり第一世代」。
順当にいけば、今年の3月には大学を卒業して社会に出る若者たちです。
この世代は「学力が低い」「打たれ弱い」などとバッシングされていますが、
康祐さんのような優れた知性と社会性を持ち合わせた若者がいたという事実に、私たちは未来に希望を見ることでしょう。
下記は康祐さんが生前に残した「ミッション・ステートメント」の一節。ぜひ彼の言葉に耳を傾けてください!

「私の使命は、知性と勇気によって世界をプラスの方向へと変革することである。人を憎まず、常に誠実たれ」

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商品の説明

出版社からのコメント

2009年3月29日、21歳の青年が逝った――
名古屋大学法学部法律政治学科3年。
夢は国際弁護士、卒業後は米国ロースクールへ留学予定……。
しかし、ブログに綴られた彼の言葉は永遠に生き続ける。

著者について

伊藤康祐(いとう・こうすけ)
1987年11月27日、愛知県岩倉市生まれ。愛知県立明和高校を卒業後、名古屋大学法学部入学。
国際弁護士になるという夢を抱きながら学業に励み、法律や英語などに関する論考の数々を
ブログ「一法律学徒の手記」「一法律学徒の英語と読書な日々」などに残す。
2009年3月29日、21歳の若さにして突然の死を迎えた。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 三五館 (2010/2/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/2/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4883204928
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4883204922
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 12個の評価

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伊藤 康祐
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カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕は著者を少しだけ直接知っています。
だからあまり中立的な感情でレヴューを書くことはできません。
以下書評風に書きますが、でもひとつだけ間違いないのは、これが才気と優しさに満ちた若者の記録として、すべての人にとって読むに値するものだということです・・・

まず何よりも、著者の好奇心の広さと深さ、そして思考の粘り強さには、本当に驚嘆する。
年齢を強調するのも著者に失礼かもしれないが、なぜ21歳でここまで良質な批判性と緻密な論理を組み立てられるのか、驚きなのだ。

この残されたブログ記録のなかで著者は、自分の思考技術と語学を研ぎ澄ますための方法論を整理し、専門である法学の視点も交えてさまざまな時事問題を論じ、また伊坂幸太郎をはじめ、小説や映画、評論についても縦横に論じる。
ベーシック・インカムについても法律的観点から吟味するという、目配りの広さだ。
そしてそこにはつねに、軽さとユーモアもあふれている。
クスッと笑ってしまうところもたくさんある。
文章を学ぶために本書を読んでも、とてもいいのではないかと思う。

「人々は「孤独」ではなくとも「個独」なのではないか。オンリーワンは、分かり合えない個独の叫びなのではないか。」
そう彼は問う。
同質的な者たちが固まり、互いにシャットアウトし攻撃するこの世界に対して、彼はとても優しくあきれながら、どうしたら変えられるのかをいろいろな方向から考え続ける。
そして「もう少し、「理解不能な他者に対する配慮」というものがあっていいと思うのです」と言う。
この価値観が彼の土台として、しっかりと据えられている。

そして留学生とのたくさんの交流を通じながら、それをグローバリゼーションや他者と共生の問題につなげていく。
コミュニケーションのなかで思考を重ねていくという、理想的な対話的知性を、若き著者は自然に体現しているのだ。
それは、彼がこれから進もうとする道だったはずだ。

彼は旅立っていったが、彼がこの世界にとどまってくれていたら、たくさんの光を与える大人になっていたはずだ。
「私の使命は、知性と勇気によって世界をプラスの方向に変革すること」と彼はメモに書き残した。
その言葉と意思を受け取るのは、僕たちだ。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブログという誰かに読まれ様というよりも
記録性が強く、記憶を留めるための日記を書籍化したことから
正直、文体は退屈だし、心躍るものではない。

が、
若き青年が意思を持ってその生を謳歌し、
若くして命を絶ったという事実が痛々しいほど伝わってきます。
同じ長さを生きていても、知識量や好奇心は全然違うし、
命の重さは平等ではないのではないか、と思わされました。

なんとなく生きている自分にとっては
目的を持って生きるいい刺激になりました。
2013年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通の人のブログを書籍化したにすぎません。

遺族の方には大切なものかもしれませんが、通常の書籍としては、買うほどのものではありません。
故人の知人、関係者等は読まれると良いかもしれません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて気持ちのよい本ではありませんでした。なぜなら、故人の潜在的な心の闇を感じたからです。
ネットで人と繋がることにはエネルギーを注ぐのに、近隣の住人には関心がないと明言する彼。
個独という言葉を生み出す彼の心理的状況が表していると思います。勉強熱心、向上心・好奇心旺盛で好青年。それはわかるのですが、なんだか混沌としていて・・・。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブログから選り出したエントリを、項目別に整理して載せたのが本書。元となったブログよりも断然読みやすく、著者の関心や思考の在り方が理解しやすい。 

仕事の関係上、子どもの闘病記を読むことが多い。驚くべきことに、子どもといえども病気と向きあい過酷な日々を生きることで、いつしかそこいらの大人よりもよほど深い理会を得るようになり、それを借り物でない自分の言葉で語ることのできる子たちがいる。その魂の丈の高さに、背筋が伸びる。

21歳という若さで急逝した著者の遺した本書をその流れで読み始めたが、すぐに間違いだと判った。この本には死の影がまるで無い。ここに在るのは、両親に深く愛されて健やかに成長した青年ののびやかな知性と、大学生らしい軽みと、未来に向かって羽ばたこうとする(そしてそのための努力を惜しまない)向日性だ。
その彼に突然訪れた悲劇を思うと胸がつまるが、それでもやはり読後感は爽やかで、明るい。

残念ながら、時間と場所がクロスせず、著者と生前に知り合うことはできなかった。話すことができていたら、きっと楽しかっただろう。いろいろな刺激も受けただろう。著者とは違う意見も無いわけでは無いが、著者ならきっとその意見の相違もむしろ面白がってくれただろう。そう思わせてくれる人だ。

巻末の手記に詳しいが、ご両親は、著者のブログの存在を著者急逝の後に初めて知ったと言う。息子さんの遺した言葉の数々を食い入るように読み、それが生きる支えともなったと言う。
ご両親に遺された言葉がこのように明るいものであって、本当に良かったと思う。
たとえそのことによってさえ、ご両親の悲しみは変わらないであろうけれど。前途洋々たる未来が突然断ち切られてしまった事実の重さは変わらないけれど。

この本もまた、きちんと生きよう、と思わせてくれる本だった。あの子どもたちと同じく。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「私の使命は、知性と勇気によって、世界をプラスの方向へと変革することである。人を憎まず、常に誠実たれ」(ミッション。ステートメントより)
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼のミッションステートメントを読んだときの衝撃を忘れない。
21歳にしてこういうことを考え、実践していたなんて。
若者らしい伸びやかな文章を読むと、彼の笑顔が浮かぶ。
そこには確かに彼の健やかな青春があり、こうして彼は私
たちの心の中に生き続ける。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年1月10日に日本でレビュー済み
もう、この人がこの世にいないということが惜しまれてならない。
ユーモアと知的好奇心にあふれた、まさに、将来を嘱望される青年だったと、
この文章から感じられた。
きっと、そばにいたら、「今の若いもんも捨てたもんじゃないな」と
中高年に思わせたであろう。
私は、この人の英語の速読法をブログで読んで、
他の文章も読みたくなったのだが、
買って損はない。
若い人たちに読んで、触発されてほしい。
(若くない私も触発されました。
とりあえず、ここで勧めてもらった勉強法で英語をがんばってみます。)
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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