日ロの狭間で過酷な運命をたどった千島アイヌの歴史を多様な言語の資料を駆使して、分かりやすく、そして詳細に伝えています。「結論として、彼らの歴史にはロシアと日本の両国の都合で実施された同化政策が重なり合っており、彼らは日露両国の政治の犠牲者となったと言っても過言ではない」という言葉に尽きる。そして深く考えさせられます。北方領土問題を考える際に「どちらが先に勢力を広げた」という力の論理合戦だけでは解決に至りません。歴史の過程で何があったのか、そしてどうすればいいのかを考える材料にもなります。
別の視点からみると南極探検家、白瀬矗が千島で会得した越冬技術は、千島アイヌの影響を受けていた可能性があります。そして彼は樺太アイヌの犬ぞりで南極を探検した。関係を明らかにしたいものです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
