カトリック厳律シトー会所属で,
函館にあるトラピスチヌ修道院の四季を追った美しい写真集です。
とりわけ野外で働いている修道女さんたちの何枚もの写真に
心が揺さぶられました。
そこでは麦藁帽子?をかぶり,
顔が判別できない修道女さんたちが
黙々と畑仕事や牧草干しなどの野外作業を行っています。
ミレーの「種まく人」を彷彿とさせるような風景です。
一見,宗教性や神秘性などとは縁遠い風景なのですが,
「ただ一事を成す」という感じで働いている様が写真によく出ています。
その「一事」とは何かと想いをはせると,
そこにやはり篤い信仰を感じるのです。
この修道女さんたちの顔がほとんど写っていないというのが
非常にいいですね。
そのほか,雪の中放牧されている牛たちや,
6月下旬黄色い花で覆われた,帰天した修道女たちのお墓の写真も印象に残りました。
お勧めです。
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トラピスチヌ修道院: 天使の聖母 単行本 – 1998/4/1
野呂 希一
(著)
- 本の長さ142ページ
- 言語日本語
- 出版社青菁社
- 発売日1998/4/1
- ISBN-10488350008X
- ISBN-13978-4883500086
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
天使の聖母トラピスチヌ修道院が函館に創立されて100年。起床は午前3時半、夜明け前の空に鐘の音が響きわたる。復活祭から始まる一年間の四季折々の修道院と修道女の姿を美しいカラー写真で紹介。
登録情報
- 出版社 : 青菁社 (1998/4/1)
- 発売日 : 1998/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 142ページ
- ISBN-10 : 488350008X
- ISBN-13 : 978-4883500086
- Amazon 売れ筋ランキング: - 436,667位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 321位キリスト教史 (本)
- - 814位写真家の本
- - 64,762位趣味・実用
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月5日に日本でレビュー済み
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2017年5月7日に日本でレビュー済み
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この写真集、図書館で見つけたんです。即、買いました。日々の慌ただしさに疲れてたのですね、癒されました。日本にもこんな生活があるんだ、って。こんなふうに暮らしたら、どうかなあ~と夢想してしまいます。
2016年12月4日に日本でレビュー済み
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函館に旅行で行くときは必ずトラピスチヌ修道院に行くようにしています。私にとって修道院敷地内にある売店で買い物をしたり写真撮影をしたりしている間は至福のひとときです。修道院内を見れないことは仕方がないこととはいえ残念に思っていました。そんなときこの本の存在を知って購入を決めました。買って良かったです。ただ、他の方のレビューにもありましたがキリスト教に興味がない人には関係ないと思います。この本の評価はキリスト教に興味があるかないかで変わってくると思います。
2021年6月11日に日本でレビュー済み
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トラピチヌス教会には行ったことがありますが、観光地としてでした。
観光地として眺めただけでは、ほとんど何もわからないなと思いました。
この本の出来は出色です。知らない方も多いかもしれませんが、写真を撮っているのは、風景写真家として一流の野呂希一さんです。私は、野呂希一さんの写真のファンです。写真集を探していて、この本に出会いました。野呂希一さんは、教会から撮影を頼まれたのだそうです。男子禁制の世界ですが、撮影当時は、女性カメラマンはまだほとんどいない時代だったし、野呂さんに撮影を頼んだのは正解だったと思います。
不自然でなく顔をぼかしてあり、修道女の生活が精細に描かれています。修道院の中が公開されることはほとんどないと思います。極めて貴重だと思います。修道院に興味を覚えたので、他の修道院についても調べてみましたが、ほとんど情報が得られませんでした。
ただ、一点、写真としては、踏み込み不足だと思いました。遠くから眺めているような写真です。これは、修道院の写真ということで仕方ないのかもしれません。類書はないし・・・・
観光地として眺めただけでは、ほとんど何もわからないなと思いました。
この本の出来は出色です。知らない方も多いかもしれませんが、写真を撮っているのは、風景写真家として一流の野呂希一さんです。私は、野呂希一さんの写真のファンです。写真集を探していて、この本に出会いました。野呂希一さんは、教会から撮影を頼まれたのだそうです。男子禁制の世界ですが、撮影当時は、女性カメラマンはまだほとんどいない時代だったし、野呂さんに撮影を頼んだのは正解だったと思います。
不自然でなく顔をぼかしてあり、修道女の生活が精細に描かれています。修道院の中が公開されることはほとんどないと思います。極めて貴重だと思います。修道院に興味を覚えたので、他の修道院についても調べてみましたが、ほとんど情報が得られませんでした。
ただ、一点、写真としては、踏み込み不足だと思いました。遠くから眺めているような写真です。これは、修道院の写真ということで仕方ないのかもしれません。類書はないし・・・・
2012年8月24日に日本でレビュー済み
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野呂希一さんの写真集に、外れは絶対にありません。
それに加え、この写真集は、ほとんど公開されていないトラピスチヌの内部、見ることのできない修道女たちの生活や素顔に迫っています。
函館には3年住んでいましたが、トラピスチヌがこんなに素晴らしいところだっとは、普通の見学コースを訪ねるだけでは全くわかりませんでした。
今回は、修道院にあこがれを抱いたことがあるという年配の女性に、誕生日のプレゼントで送りました。
価格はそれなりですが、買って後悔はない内容だと思います。
それに加え、この写真集は、ほとんど公開されていないトラピスチヌの内部、見ることのできない修道女たちの生活や素顔に迫っています。
函館には3年住んでいましたが、トラピスチヌがこんなに素晴らしいところだっとは、普通の見学コースを訪ねるだけでは全くわかりませんでした。
今回は、修道院にあこがれを抱いたことがあるという年配の女性に、誕生日のプレゼントで送りました。
価格はそれなりですが、買って後悔はない内容だと思います。
2014年2月17日に日本でレビュー済み
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いいもんですねえ 心が晴れ渡るようです 教会 修道院いいもんです 有難う御座いました
2013年11月30日に日本でレビュー済み
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普段秘密のベールに隠れていて修道院生活を垣間見ることができないが、この本は霊的世界までを写真にて表現されていると思います。カトリックの信者だけでなく多くの人がこの本を読んで心を温めると良いと思います。素晴らしい本です。野呂さんが真摯に取り組まれ苦労して生まれた内容の本だと思います。
2020年3月17日に日本でレビュー済み
2009年11月、16~19日、家内と3泊4日のバスツアーで、北海道旅行に出掛けた。函館、登別温泉、札幌泊で、五稜郭、大沼、洞爺湖、富良野、小樽等を見物した。その中の1つが函館の「トラピスチヌ修道院」だ。もう11年前になる。
家内の遺影は小樽の倉庫街で写したものだ。ツアーなので詰め込み過ぎの感があり、暖かい頃1~2ヶ所をゆっくりと思っている中に、月日は電光の如くである。
この旅行で、彼女が一番感銘を受けたらしいのがこの修道院だ。此処は途中迄は入れて、修道女達の居る所はその奥。土産物を買う。
彼女は物静かで無口な性格とて、色々人に誤解されたり、嫌われたりだったらしい。成績表は何時も、人ともう少し話すようにと書かれている。母親とも上手くゆかず、私と結婚の時は、家を出られるなら誰とでも良いの心境だったらしい。
一生世に出ない修道女の生活を目の前にして、何と言ったか忘れたが、凡そ感想を述べない人が、感動していたのを思い出す。この本を見付けたので、遺影に今置いてある。修道女達の静謐な日常が表現され、如何なる名文も要らない作品集だ。
家内の遺影は小樽の倉庫街で写したものだ。ツアーなので詰め込み過ぎの感があり、暖かい頃1~2ヶ所をゆっくりと思っている中に、月日は電光の如くである。
この旅行で、彼女が一番感銘を受けたらしいのがこの修道院だ。此処は途中迄は入れて、修道女達の居る所はその奥。土産物を買う。
彼女は物静かで無口な性格とて、色々人に誤解されたり、嫌われたりだったらしい。成績表は何時も、人ともう少し話すようにと書かれている。母親とも上手くゆかず、私と結婚の時は、家を出られるなら誰とでも良いの心境だったらしい。
一生世に出ない修道女の生活を目の前にして、何と言ったか忘れたが、凡そ感想を述べない人が、感動していたのを思い出す。この本を見付けたので、遺影に今置いてある。修道女達の静謐な日常が表現され、如何なる名文も要らない作品集だ。