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ITプロジェクトの危険予知訓練: 100の失敗事例に学ぶ!! 単行本 – 2009/11/1
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- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトリサーチセンター
- 発売日2009/11/1
- ISBN-104883732770
- ISBN-13978-4883732777
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商品の説明
著者からのコメント
特に昨今の不確実性の高いITプロジェクトを成功裡に進める上で、
早い段階からリスク・アセスメント(抽出・分析・評価)した上で、
適切な事前・事後対策をとるべく、リスク・マネジメントが重要です。
しかし、先々を見通す危険予知能力が無ければ、効果的にリスク
を抽出することが困難です。危険感度といっても良いでしょう。
これこそが実践的なプロマネ力として重要となる能力です。
本書は、産業界で事故防止対策として実践されている危険予知
訓練を、ITプロジェクトに応用し、100の失敗事例から擬似的に
失敗経験を積むことで危険感度を高め、危険予知能力の獲得を
目指すものです。
著者について
大手製造業のシステム部門にて、25年以上、生産管理システムを中心に、
多数のシステム開発・保守を手がけると共に、システム開発標準策定、
効果的なレビューの研究と実践、ファンクションポイント法による見積り基準
の策定、プロマネ育成、IT投資効果など企業システム戦略に取り組んでいる。
趣味は、空手道、速読、乗馬。
・経済産業大臣認定情報処理技術者
システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、システム監査技術者
・日本システムアナリスト協会会員
・日本プロジェクトマネジメント協会会員
・日本システム監査人協会会員
About this Title
プロジェクト管理において最も重要なポイントは何かと問われたら、あなたはなんと答えますか?プロジェクト管理の知識体系でしょうか、それとも綿密な計画立案でしょうか。あるいは、コミュニケーションでしょうか。もちろん、これらはいずれも重要な要素であることは間違いありません。しかし、私は迷わず"危険予知"だと答えます。
知識や管理技術は、プロジェクトマネジメントの力量としては基礎を成すものです。そういった基礎的な力を持つことは非常に大切であるには違いないのですが、基礎的な力を身につけただけで成功できるほどプロジェクトマネジメントは甘くありません。
特に昨今は不確実性の時代といわれているように、プロジェクトの遂行中においてもさまざまな計画外の事象が発生します。初期に計画したとおりにプロジェクトが進行することは、ほとんど無いと言っても過言ではないでしょう。
ですから、現実のプロジェクトをマネジメントして成功を収めるには、この計画外の事象、すなわち将来の危険をできる限り事前に予知し、危険が現実のものとなる前に回避策をとる、あるいは、現実のものとなっても最小の損失で切り抜けるためには、危険予知能力が重要なのです。
1.1 ITプロジェクト
さまざまなプロジェクトの中でも、特にITプロジェクトは失敗の確率が高く、調査機関によれば、70%ものITプロジェクトが失敗に終わっているといいます。この数値は、ここ数年での大きな改善は見られません。また、欧米と日本での違いもありません。
なぜ、ITプロジェクトは失敗の確率が高いのでしょうか。その原因を探るために別の調査を紐解いてみると、失敗原因の多くが不十分な目的や要件定義、新技術の採用などにあるようです。まず、不十分な目的や要件定義ですが、それでは解決策として単純に目的や要件定義をしっかりすればいいではないかということではないようです。かつてのIT化といえば、すでに手作業などで実施している決まった提携業務を自動化するのが主たる目的でした。ですから、目的や要件はわりあいと明確にすることができたのでした。ところが、近年のIT化では、業務改革や新しいビジネスと密接に絡んでいるため、どうしても目的や要件が不十分にならざるを得ないという状況にあります。つまり、手抜きをしているからではないのです。
もともとITは、他の創造物とは異なり最終製品を形に表すことが難しく、どうしても抽象的になりがちであるという性質があります。これに加えて、先のような状況が拍車をかけ、いっそう事態を難しくしています。
つぎに新技術ですが、これもITの世界は進歩が早く毎年のように新しい技術が生まれてきます。そして、消えてゆく技術も少なくありません。新しい技術は、未成熟で不安定なものですが、これを採用することのメリットもあります。しかし、苦労して採用した新技術であっても、一年もすると陳腐化したり新しい技術に置き換わってしまったりします。
このようにITプロジェクトをとりまく状況は、まさに不確実性との戦いの様相を呈しているのです。この不確実性を受け入れ、プロジェクトをうまく適合させ、危険を回避していかなければ成功を手に入れることはできません。
ここで重要となってくるのが不確実性からくる将来の危険を予知するための「危険予知能力」なのです。例えば、スケジュール管理においても計画どおりに進捗しているから安心するのではなく、品質に危険が潜んでいるのではないかと予知し先手を打つか、危険が現実のものとなったときの回避策(例えば、安全余裕日を設ける等)を考えておくのです。
プロジェクトマネジメントのさまざまな管理ツールや技法を熟知していても、それらが示す数値情報やグラフなどを鵜呑みにせず、常にどこかに危険が潜んでいないかとアンテナをめぐらせて予知できる能力が必要なのです。
ITプロジェクトでは、この危険予知能力を鍛えることがプロマネ力を鍛えることになります。管理ツールや技法は、多くの教科書が存在し、それらから学ぶことができますが、鍛えるという性質のものではありません。逆に危険予知能力は、教科書から学ぶことは難しく、また、そのような教科書も見当たりません。そこで、過去の失敗事例などを元に訓練して鍛える必要があります。教科書で学んだ管理ツールや技法を、訓練で鍛えた危険予知能力を持って使うことで、不確実性の高いITプロジェクトを成功させる確率を高めることができるのです。
登録情報
- 出版社 : ソフトリサーチセンター (2009/11/1)
- 発売日 : 2009/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 4883732770
- ISBN-13 : 978-4883732777
- Amazon 売れ筋ランキング: - 315,675位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
「企業システム戦略家」(企業システム戦略研究会代表)
・ホームページ:『企業システム戦略研究会』
http://www.kigyo-systems.com
・メルマガ:『企業システム戦略家』養成講座
http://www.mag2.com/m/0000122052.html
博士(経営情報科学)
Doctor of Business Administration and Computer Science.
研究テーマ
「BRMS* によるスマート・エンタープライズ実現と企業価値最大化に関する研究」
*Business Rule Management System
Research theme
「Study on the Smart Enterprise Implementation and Maximize Corporate Value by BRMS」
製造業(航空宇宙メーカ)のIT部門にて、30年以上、宇宙ロケット、戦闘機、ジェット旅客機、 ヘリコプターなどのBOM、生産管理システムを中心に、年間20~30、通算で500を超える業務改善 とIT活用のプロジェクトに従事。データ量1000万件を超える統合部品表(BOM)の設計・開発を自ら 手掛けるなど多数のシステム開発・保守、システム開発標準策定、効果的なレビューの研究と実践、 ファンクションポイント法による見積り基準の策定、守破離によるプロマネ育成、IT投資効果の評価方法、 アジャイル開発など『企業システム戦略』に取り組んできた。
同時に100を超えるプロジェクトで、大小さまざまな失敗を経験した。その失敗経験と改善により、 プロジェクトの工期達成率は80%を超え、投資対効果(ROI)は常に100%を超える。 失敗事例を拙著「ドキュメント・レビュー!!要求仕様書・設計書のレビュー実践とチェックポイント」 「100の失敗事例に学ぶ!! ITプロジェクトの危険予知訓練」にまとめ、セミナー研修と大学での講義 を通じ、自身の経験値を広く後進に伝えることでIT経営の促進に貢献する。 この『企業システム戦略』を学術的に研究するために、システムエンジニアとしてグループのIT企業に 移籍従事する傍ら、大学院の経営情報科学研究科を修了、博士(経営情報科学)の学位を取得。
日本ITストラテジスト協会会員
日本生産管理学会会員,標準化研究学会会員
愛知工業大学 非常勤講師「システム監査論」「システムマネジメント論」
経済産業省認定
システムアナリスト,プロジェクトマネージャ,システム監査技術者,ソフトウェア開発技術者
特技:空手道二段(元、主将), 乗馬3級, 4級小型船舶操縦士, SRS速読