アート誌の評価を見て試しに買ってみました。
こちらの評価のほうが私の感想に近いですね。
絵は同人誌レベル(技能の高い同人誌の皆さん済みません。)です。
アートとして見ても面白くない。
取り合えず絵は、ジャンプの新人デビュー作みたいに、第一話よりも最後のページのほうが上手くなっています。
この作者のテイストが特別好きな人以外にはお勧め出来ません。
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KITEKI 奇的 コミック – 2004/4/25
大久保 亜夜子
(著)
青春の不安、自己の不在の焦慮をピュアな筆致で描いた女子大生の自己成長譚。走る青春の早さにあわせて、闇もまた重くのしかかり時間を刻む。そこにむき出しのふるえる生がある。わたしのふるえに共鳴える心が一つあればそれが世界だ!
- 本の長さ234ページ
- 言語日本語
- 出版社青林工藝舎
- 発売日2004/4/25
- ISBN-104883791564
- ISBN-13978-4883791569
登録情報
- 出版社 : 青林工藝舎 (2004/4/25)
- 発売日 : 2004/4/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 234ページ
- ISBN-10 : 4883791564
- ISBN-13 : 978-4883791569
- Amazon 売れ筋ランキング: - 335,197位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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美術家、キャラクターデザイナー。コンシューマーゲームの原案やアートディレクションなど。著書は死生観と日常が交錯するエッセイ漫画が中心。2004年、漫画のワンシーンを再現したインスタレーションが東京藝術大学美術館の収蔵作品となる。2006年東京藝術大学大学院修了。
主な受賞歴: NOKIA Arts Awards-AsiaPacific 2000 日本グランプリ、安宅賞、国際瀧冨士美術賞など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年10月22日に日本でレビュー済み
本作は作者の大学生活を描いたもので、心理描写が随所に溢れている。
例えば対象の動きが夢は幻覚のように描写されていたり、
カメラワークから映像的な感覚を覚えるが、そのカメラの焦点がズレているなど。
ストーリー性・テーマ性はあっても極めて個人的・内面的なので、
読者へのエンタメ性は端から意識していないように思う。
やはりどちらかと言えばアートであり、パフォーマンスに近い感じ。
絵については一見誰でも描けそうなだけど、極めて少ない特有の線で的確に描写され、
独特のキャラクター造形や黒ベタの表現から上手い人だとわかる。
実験的な遊びが多く見られるけど、これは表現したいイメージを描くために
マンガ的な表現を用いただけな気がする。特に最初の頃は描き慣れていないようで
コマの大きさ・構成が単調で画面も退屈だが、後半は視点の流れもスムーズになっていく。
例えば対象の動きが夢は幻覚のように描写されていたり、
カメラワークから映像的な感覚を覚えるが、そのカメラの焦点がズレているなど。
ストーリー性・テーマ性はあっても極めて個人的・内面的なので、
読者へのエンタメ性は端から意識していないように思う。
やはりどちらかと言えばアートであり、パフォーマンスに近い感じ。
絵については一見誰でも描けそうなだけど、極めて少ない特有の線で的確に描写され、
独特のキャラクター造形や黒ベタの表現から上手い人だとわかる。
実験的な遊びが多く見られるけど、これは表現したいイメージを描くために
マンガ的な表現を用いただけな気がする。特に最初の頃は描き慣れていないようで
コマの大きさ・構成が単調で画面も退屈だが、後半は視点の流れもスムーズになっていく。
2006年8月22日に日本でレビュー済み
東京芸大先端芸術表現科の主席卒業だとか、芸大初のマンガ買上げ作品だとかいう噂に惹かれて読んだ。で、面白かったかと聞かれたら、まあ…。
いや、つまんないワケじゃない。特に「ぼっつ」が発病し、画面に黒の面積が増え始めてからは最後まで死の影が漂い続け、ハラハラしながら読み進んだ。
じゃあ独特か、と聞かれたら、これも…。私には絵柄を適切に形容するだけの素養が不足しているのだけれど、たぶん佐々木マキとか、とり・みきとか、赤瀬川源平とか、ひさうちみちおとか、つげ義春とか、高橋葉介とか、「こーちゃん」は佐藤さとるのコロボックルみたいだし、いろんなものを連想した。
商業的なマンガ作品としてみたら、成り立たないと思う(ま、成り立たなくてもかまわないケド…)。これで採算が採れたとしたら(だって第2作も出てるんだし)、私が買ったのと同じ理由でじゃないか。芸大主席。マンガ初買上げ。
作者はあとがきで「奇的の発行は、事件です」「作品そのものよりも、現在に至るまでの経緯に評価が下された」と記しているが、とても正確な認識なのじゃないか。つまり、芸大のマンガ初買上げ、作品出版、大久保の売り出しという一連の出来事が、作者の師匠・日比野克彦の仕掛けた一種のパフォーマンスというか社会彫刻というか、つまりはアート(or商売)だと考えるべきじゃないか。また東京芸大新設学科の所信表明演説みたいなモンでもあるんじゃないか。
だって日比野は言ってるじゃない、大久保の、「外在する世界においての運動神経が問われる時が近づいている」(p219)って。打ち込んだ人間魚雷の戦果を祈る船長みたいな気持ちじゃないかな。
私としても、コトのゆくえは気になる。
いや、つまんないワケじゃない。特に「ぼっつ」が発病し、画面に黒の面積が増え始めてからは最後まで死の影が漂い続け、ハラハラしながら読み進んだ。
じゃあ独特か、と聞かれたら、これも…。私には絵柄を適切に形容するだけの素養が不足しているのだけれど、たぶん佐々木マキとか、とり・みきとか、赤瀬川源平とか、ひさうちみちおとか、つげ義春とか、高橋葉介とか、「こーちゃん」は佐藤さとるのコロボックルみたいだし、いろんなものを連想した。
商業的なマンガ作品としてみたら、成り立たないと思う(ま、成り立たなくてもかまわないケド…)。これで採算が採れたとしたら(だって第2作も出てるんだし)、私が買ったのと同じ理由でじゃないか。芸大主席。マンガ初買上げ。
作者はあとがきで「奇的の発行は、事件です」「作品そのものよりも、現在に至るまでの経緯に評価が下された」と記しているが、とても正確な認識なのじゃないか。つまり、芸大のマンガ初買上げ、作品出版、大久保の売り出しという一連の出来事が、作者の師匠・日比野克彦の仕掛けた一種のパフォーマンスというか社会彫刻というか、つまりはアート(or商売)だと考えるべきじゃないか。また東京芸大新設学科の所信表明演説みたいなモンでもあるんじゃないか。
だって日比野は言ってるじゃない、大久保の、「外在する世界においての運動神経が問われる時が近づいている」(p219)って。打ち込んだ人間魚雷の戦果を祈る船長みたいな気持ちじゃないかな。
私としても、コトのゆくえは気になる。
2008年4月2日に日本でレビュー済み
あおり文句に引かれて買ってしまったが・・・
まだ、うちのお母さんの方が絵が上手い。
まだ、うちのお母さんの方が絵が上手い。