幼少期は自由な想像が出来る唯一の時期。想像の世界では全て自分が正しい。だが、学校に上がるとそれらは「正しくない世界」として否定される。逆柱いみりは「正しくない世界」の創造を楽しんでいる。何度手にとってもマグリットの絵を初めて見た時の感動を思い出す。一方で「正しい情報」に従順な人々にとっては単なる「不要な情報」かもしれない。
また、一般商業誌のように「感動や涙」のようなかっこいいものではなく、「心細さ」をエンターテインメント化しているのがおもしろい。そんな幼少期に知らない場所に行って感じた「心細さ」の再現も楽しい。特筆すべきは、自然の風景が全く登場しない点。主人公は、隅々まで人の手が加えられた人工的な世界を進む。それなのに人間らしい人間に出会うことが無い。人物もみな人工的で作られたように見える。その不気味さが良い。
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赤タイツ男 コミック – 2004/10/1
逆柱 いみり
(著)
摩訶不思議幻想的景色大量流出漫画!! 一度はそこに行ってみたい、どこかブキミで懐しい夢の中のような世界をめぐるロードコミック。風景大増量描き下ろし最新作品集。 解説/唐沢俊一
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社青林工藝舎
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104883791688
- ISBN-13978-4883791682
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登録情報
- 出版社 : 青林工藝舎 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 210ページ
- ISBN-10 : 4883791688
- ISBN-13 : 978-4883791682
- Amazon 売れ筋ランキング: - 471,129位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編三作収録。
エロスも少しありです。
『MaMaFuFu』に収録されている「道楽者の海」と展開がほぼ同じ「箱の男」という作品があります。
しかし、こちらはページ数が倍増し、警察や住人?に追われ微かなストーリー性もプラスされたり、世界観も多少変更されたりと、全体的にはボリュームアップした様に思います。
けれど「道楽‾」に比べると一コマ毎の書き込み方が寂しくなっている様に感じ、コマの隅々までじっくりと楽しむには少し物足りなく感じました。
それでも全くの別作品と考えられないことも無いので、比較しなければ相変わらずの良作と言えます。
本タイトルの赤タイツ男もほとんど喋らない割にはなんとなくその人となりが見えるようで良いキャラクターでした。
自分の中ではとても満足ですが、他の著者の漫画と比べることにはあまり意味が無いように思えます。
なので評価の星は敢えて逆柱さんの他のタイトルと比べれば、ということで限りなく5に近い4。
この方の作品に初心者向けも何もないと思いますが、エログロ&どこかのほほんとした夢の様な世界を覗きたい方には是非手に取って欲しいと思います。
エロスも少しありです。
『MaMaFuFu』に収録されている「道楽者の海」と展開がほぼ同じ「箱の男」という作品があります。
しかし、こちらはページ数が倍増し、警察や住人?に追われ微かなストーリー性もプラスされたり、世界観も多少変更されたりと、全体的にはボリュームアップした様に思います。
けれど「道楽‾」に比べると一コマ毎の書き込み方が寂しくなっている様に感じ、コマの隅々までじっくりと楽しむには少し物足りなく感じました。
それでも全くの別作品と考えられないことも無いので、比較しなければ相変わらずの良作と言えます。
本タイトルの赤タイツ男もほとんど喋らない割にはなんとなくその人となりが見えるようで良いキャラクターでした。
自分の中ではとても満足ですが、他の著者の漫画と比べることにはあまり意味が無いように思えます。
なので評価の星は敢えて逆柱さんの他のタイトルと比べれば、ということで限りなく5に近い4。
この方の作品に初心者向けも何もないと思いますが、エログロ&どこかのほほんとした夢の様な世界を覗きたい方には是非手に取って欲しいと思います。
2013年3月2日に日本でレビュー済み
坂柱いみり作品をご存知の方であれば 毎度起承転結や物語性が無い事をご存知かと思われる。
今回の赤タイツ男もそうであるが今作品に至っては得に台詞が無い物が多く
1コマ1コマの独特な世界観が描かれている。
1番最初に載っている伸縮赤タイツ男に至っては台詞が無く
赤タイツ男のタイツをいみり作品に頻繁に出没するネコカッパが
ひっぱり道をvのろのろ歩いて行くだけである。
その不思議な世界を背景で細かく描かれている。
夢の中をさまよっているようだと表現していた人もいたが正にその感じ
背景をじっくり見るだけでも楽しかった
以前インタビューで背景が描きただけ!とおっしゃってたのが頷ける様な作品だった
全3作品収録でラストの漫画はエロあり。
今回の赤タイツ男もそうであるが今作品に至っては得に台詞が無い物が多く
1コマ1コマの独特な世界観が描かれている。
1番最初に載っている伸縮赤タイツ男に至っては台詞が無く
赤タイツ男のタイツをいみり作品に頻繁に出没するネコカッパが
ひっぱり道をvのろのろ歩いて行くだけである。
その不思議な世界を背景で細かく描かれている。
夢の中をさまよっているようだと表現していた人もいたが正にその感じ
背景をじっくり見るだけでも楽しかった
以前インタビューで背景が描きただけ!とおっしゃってたのが頷ける様な作品だった
全3作品収録でラストの漫画はエロあり。