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酔いがさめたら、うちに帰ろう。 単行本 – 2006/11/1
鴨志田 穣
(著)
酒はやめられるのか!?その時、家族がとった行動は!?そして、待っていた意外な結末…。強制入院したアルコール病棟で起こる珍奇な騒動。別れた元妻と子どもたちとの優しい時間。情けなくも笑えて切ない脱アル中私小説。
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社スターツ出版
- 発売日2006/11/1
- ISBN-10488381047X
- ISBN-13978-4883810475
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登録情報
- 出版社 : スターツ出版 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 228ページ
- ISBN-10 : 488381047X
- ISBN-13 : 978-4883810475
- Amazon 売れ筋ランキング: - 170,977位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,256位日本文学
- - 35,805位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの西原様の元旦那 そしてがん 高須院長と子ずれ再婚 本当の成熟した大人とアル中 子供たちと仲間 親兄弟 人間関係 心の病 仕事 人生の複雑さ すべて自分次第なのに 鴨志田さんのために描いた 西原さんの作品を破り捨てる著者 それがアル中の本質本性 憎めないけど そしてそれは だれにでも ほんの身近に潜んでいる。
2023年10月25日に日本でレビュー済み
2007年にガンで世を去った「カモちゃん」こと鴨志田穣が、その早すぎる晩年に書いた私小説。東陽一によって映画化された。
西原理恵子の夫でもあったカモちゃんだし、タイトルの印象から、この小説もサイバラ(作中では、主人公の妻はマンガ家ではなく画家という設定になっているが)とのラブストーリーが主軸なのだと思っていた。だが、実際に読んでみたらそうではなかった。
ラブストーリーとしての側面もないではないが、主軸はむしろ、主人公が入院するアルコール依存症治療病棟の人間模様であり、依存症治療をめぐる悲喜こもごもなのだ。アルコール病棟の狂騒の描写は、吾妻ひでおの傑作『失踪日記』を彷彿とさせる。
アルコール依存症の恐ろしさも、これでもかとばかり描かれている。と同時に、依存症患者が酒を飲んだときに感ずる、一瞬だけの心地よさまでが伝わってくる点がすごい。たとえば――。
《最初のビール一口でかならずと言っていいほど吐き出すのに、一休みしてあらためて飲み出すと、するすると喉を流れてゆく。
胃のあたりがほんわり温かくなる。
起き上がるのもやっとの状態で立ち上がっているのに、酒が入ると何だか元気になる。
買ったもの全部を飲み干すと、すたすたと家に帰る》
もっとドラマティックに、泣かせる内容にしようと思えばできただろうに、カモちゃんはそうしなかった。淡々としたユーモアとペーソスを全編にちりばめて、自らが死に向かう日々を客観的に観察して(!)小説化しているのだ。
アマゾンのカスタマー・レビューを見たら、カモちゃんの文章について「相変わらずヘタ」などと酷評しているものが散見された。だが、本書の文章には心地よいリズムがあって読みやすいし、けっしてヘタではないと思う。
本書を「泣ける本」にすることを注意深く避けていた感のあるカモちゃんだが、それでも、ラストシーンだけは泣ける。
それは、末期ガンで余命一年を宣告された主人公を、一度は離婚した妻が家に迎える場面。次のように結ばれている。
《目が覚めると見なれたベッドの上だった。
「お帰りなさい、先生から聞いたわ、あなた。これから一緒に生きてゆきましょうね」
ハスの花が咲いたような妻の顔があった》
西原理恵子の夫でもあったカモちゃんだし、タイトルの印象から、この小説もサイバラ(作中では、主人公の妻はマンガ家ではなく画家という設定になっているが)とのラブストーリーが主軸なのだと思っていた。だが、実際に読んでみたらそうではなかった。
ラブストーリーとしての側面もないではないが、主軸はむしろ、主人公が入院するアルコール依存症治療病棟の人間模様であり、依存症治療をめぐる悲喜こもごもなのだ。アルコール病棟の狂騒の描写は、吾妻ひでおの傑作『失踪日記』を彷彿とさせる。
アルコール依存症の恐ろしさも、これでもかとばかり描かれている。と同時に、依存症患者が酒を飲んだときに感ずる、一瞬だけの心地よさまでが伝わってくる点がすごい。たとえば――。
《最初のビール一口でかならずと言っていいほど吐き出すのに、一休みしてあらためて飲み出すと、するすると喉を流れてゆく。
胃のあたりがほんわり温かくなる。
起き上がるのもやっとの状態で立ち上がっているのに、酒が入ると何だか元気になる。
買ったもの全部を飲み干すと、すたすたと家に帰る》
もっとドラマティックに、泣かせる内容にしようと思えばできただろうに、カモちゃんはそうしなかった。淡々としたユーモアとペーソスを全編にちりばめて、自らが死に向かう日々を客観的に観察して(!)小説化しているのだ。
アマゾンのカスタマー・レビューを見たら、カモちゃんの文章について「相変わらずヘタ」などと酷評しているものが散見された。だが、本書の文章には心地よいリズムがあって読みやすいし、けっしてヘタではないと思う。
本書を「泣ける本」にすることを注意深く避けていた感のあるカモちゃんだが、それでも、ラストシーンだけは泣ける。
それは、末期ガンで余命一年を宣告された主人公を、一度は離婚した妻が家に迎える場面。次のように結ばれている。
《目が覚めると見なれたベッドの上だった。
「お帰りなさい、先生から聞いたわ、あなた。これから一緒に生きてゆきましょうね」
ハスの花が咲いたような妻の顔があった》
2013年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
家族としては、本人を理解するのに読みたかった。
映画を観た後なので、物足りない気もしました。
もっと愛情表現が欲しかったけど、それが本人の表現なんでしょうね。
映画を観た後なので、物足りない気もしました。
もっと愛情表現が欲しかったけど、それが本人の表現なんでしょうね。
2014年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サイバラファンなのでカモちゃんの存在は知ってました。
その流れで購入。
アル中は自分には関係ないと思っていました。
しかし潜在意的アル中なのかも・・・。
色々身につまされる内容で勉強になります。
酒を飲む人はモチロン・飲まない人にも是非!!
その流れで購入。
アル中は自分には関係ないと思っていました。
しかし潜在意的アル中なのかも・・・。
色々身につまされる内容で勉強になります。
酒を飲む人はモチロン・飲まない人にも是非!!
2015年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画にもなった本作品。とても良かったです。
ひとつの事実を 周りに迷惑を掛けてきた 鴨志田さんの立場から
元の奥さんの 西原さんの 映画 『まいにち母さん』 は迷惑を掛けられた方の立場から
描かれていますが、どちらの作品も 家族のあたたかさと、病気の怖さを強く伝えてくれるいい作品だと思いました。
鴨志田さんの ご冥福をお祈り申し上げます。
ひとつの事実を 周りに迷惑を掛けてきた 鴨志田さんの立場から
元の奥さんの 西原さんの 映画 『まいにち母さん』 は迷惑を掛けられた方の立場から
描かれていますが、どちらの作品も 家族のあたたかさと、病気の怖さを強く伝えてくれるいい作品だと思いました。
鴨志田さんの ご冥福をお祈り申し上げます。
2014年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お酒に飲まれてしまった人の壮絶な一生。
「どこで」「いつ」「なにを」「どのようにして」「どのくらい」飲むかしか考えられないんですよね。
合掌。
「どこで」「いつ」「なにを」「どのようにして」「どのくらい」飲むかしか考えられないんですよね。
合掌。
2017年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サイバラ、鴨ちゃん、という言葉というか名前を知っていれば、この本でサイバラワールドのいろいろなものがつながるような気がします。
西原さんや鴨志田さんの人柄というものもうっすら伝わってきて良いです。
私小説としてですが、誤字が多い気がしますが、全体的にわりと読みやすかったです。
アルコール依存症の体験や告白などがある本の多くからは、もっと悲壮な雰囲気が伝わってくるのですが、この本はなぜかそういう暗さがあまりなかったです。
明るいわけではありませんが、楽観的な雰囲気が漂っているので、苦しくならずに読めると思います。
西原さんや鴨志田さんの人柄というものもうっすら伝わってきて良いです。
私小説としてですが、誤字が多い気がしますが、全体的にわりと読みやすかったです。
アルコール依存症の体験や告白などがある本の多くからは、もっと悲壮な雰囲気が伝わってくるのですが、この本はなぜかそういう暗さがあまりなかったです。
明るいわけではありませんが、楽観的な雰囲気が漂っているので、苦しくならずに読めると思います。
2013年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな酒飲みもほんとにいるのかな、小説だからな・・・
と思いながら読みました。
と思いながら読みました。