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246 単行本 – 2007/4/7
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執筆のあいまの一息つくのは、幼い娘とのかたらいのひとときだった。
作家沢木耕太郎、三十代最後の一年の<疾走>を描いた日記風エッセイが、つい
に単行本化
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社スイッチパブリッシング
- 発売日2007/4/7
- ISBN-104884182782
- ISBN-13978-4884182786
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商品の説明
著者からのコメント
いま読み返してみれば、「年代記」というほど大袈裟なものではありませんが、
間違いなく私のささやかな「歴史」が記されてように思います。
ーー沢木耕太郎
出版社からのコメント
国道246号線ーーここから始まる。
ひとりの作家の「歴史」が深く刻まれた日記風エッセイが、
20年の時を経て、遂に単行本化!
『深夜特急 第一便 黄金伝説』上梓直前の日々は、作家にとって多忙きわまるも
のだった。連合赤軍事件裁判の傍聴、『血の味』執筆の苦渋、『キャパ』の
翻訳、そして数々の取材旅行......。ひと息つくのは、眠る間際の幼い娘
に創作童話を語って聞かせるひとときだった。
<『深夜特急』の舞台裏にせまる!>
著者の三十代最後の一年を描いた日記風エッセイが、遂に単行本化。
(「SWITCH」連載:1986年~1987年」)。幼い娘に創作童話を話し聞かせたりす
る(30頁)など、作家の素顔がかいま見られます。また『深夜特急 第一便 黄金
宮殿』最終章に載せなかった文章(52頁)について語った部分には、「せっか
く入った会社を一日で辞めて作家になった理由」が書かれていると同時に、「な
ぜ、その文章を削除したのか」の理由も示されていて、興味がつきません。作
家・沢木耕太郎の「歴史」が記された一冊です。
レビュー
国道246号線ーーここから始まる。
ひとりの作家の「歴史」が深く刻まれた日記風エッセイが、
20年の時を経て、遂に単行本化!
『深夜特急 第一便 黄金伝説』上梓直前の日々は、作家にとって多忙きわまるも
のだった。連合赤軍事件裁判の傍聴、『血の味』執筆の苦渋、『キャパ』の
翻訳、そして数々の取材旅行......。ひと息つくのは、眠る間際の幼い娘
に創作童話を語って聞かせるひとときだった。
<『深夜特急』の舞台裏にせまる!>
著者の三十代最後の一年を描いた日記風エッセイが、遂に単行本化。
(「SWITCH」連載:1986年~1987年」)。幼い娘に創作童話を話し聞かせたりす
る(30頁)など、作家の素顔がかいま見られます。また『深夜特急 第一便 黄金
宮殿』最終章に載せなかった文章(52頁)について語った部分には、「せっか
く入った会社を一日で辞めて作家になった理由」が書かれていると同時に、「な
ぜ、その文章を削除したのか」の理由も示されていて、興味がつきません。作
家・沢木耕太郎の「歴史」が記された一冊です。 --出版社からのコメント
抜粋
に向かうのに常にこの246を使う。タクシーやバスはもちろんのこと、地下鉄
に乗るときでさえ、246に沿って都心に向かっていくことになるのだ。いまの
私にとっては、この246が「うち」から「そと」の世界につづく唯一最大の道
であるのだ。
ーー本文より
著者について
1947年東京生まれ。1970年「防人のブルース」を発表、ルポライターとして注目
を集める。1979年、『テロルの決算』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション
賞を受賞。『敗れざる者たち』(文藝春秋)、『一瞬の夏』『深夜特急』『血の
味』『凍』(以上、新潮社)等、フィクション、ノンフィクションの枠組み
を超えて、時代の相貌を映し出す作品を多数刊行。写真集に『天涯』(スイッ
チ・パブリッシング)、訳書に『キャパその青春』『キャパその戦い』『キャパ
その死』(文藝春秋)、作品集成に『沢木耕太郎ノンフィクション』(全9巻、
文藝春秋)がある。
登録情報
- 出版社 : スイッチパブリッシング (2007/4/7)
- 発売日 : 2007/4/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 269ページ
- ISBN-10 : 4884182782
- ISBN-13 : 978-4884182786
- Amazon 売れ筋ランキング: - 873,182位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,077位エッセー・随筆 (本)
- - 81,247位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。
ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年には『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。常にノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995(平成7)年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表。
2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2002年から2004年にかけて、それまでのノンフィクション分野の仕事の集大成『沢木耕太郎ノンフィクション』が刊行され、2005年にはフィクション/ノンフィクションの垣根を超えたとも言うべき登山の極限状態を描いた『凍』を発表、大きな話題を呼んだ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
体裁やところどころ手書き風のイラストなどなど。。。
図書館で断腸亭日乗を借りて読んだですが、すぐに挫折…。まだ読むには早すぎました。。。
沢木ファン→永井荷風へのステップアップとして日記物の入門編として楽しめます。
※沢木さんのお父さんも確か断腸亭を持って長い旅路に出たはず(うろおぼえですが)
…またこの当時は小学生の自分、どんなこと考えてたのかなあーと考えるのも一興でした。
それは、本書が丁度深夜特急の1便と2便を書き上げたあたりの日記だからだ。なので、「沢木氏はこう言う状況の中で書いていたのか」とか「当時はこう言う考えを持っていたのか」とか、「この様な人達と交流があったのか」と、楽しませてくれると思う。
自分は深夜特急と本書の間にそれなりの数の沢木氏の著書を読んだので、どうしても「あぁ、また深夜特急の話題か・・・」と感じてしまった。
それ以外にも別のエッセイで取り上げられている内容も多々有り、既読感があった事も否めない。
それにしても若き沢木氏、多数のの著名人と交遊し、頻繁に寿司屋を始めとする色々な店で食事をし、酒を飲む。
30歳前後でこんな生活出来たら楽しいだろうな、と感じさせる本でもあった。
通勤電車で読むことが多いので、このような大判の本は敬遠していた。しかし、日記風の本書にパラパラっと目を通してみて、娘さんを寝かしつけるときに即興のお話をするという話を見つけたときに、これはぜひ読まなきゃと思った次第だ。
僕の中では沢木耕太郎のイメージは「深夜特急」の香港の安宿の占いで出た<孤寒>である。実は、この言葉自体はオチのある意味の中国語なのだが、字面から受ける印象が当人の印象と重なるのだ(作品の中でも当人がそう感じて納得していたりする)。だから家族の話が出てくるような、ほのぼのとした内容にすごく違和感があったのだ。ただ娘さんのエピソードに比べて奥さんの話はほぼ皆無で、<孤寒>の印象を再認してしまった面はある。
内容は作家としての日常を中心に、時事的な話や読んだ本や観た映画のレビュー、出会った人のエピソードなど、ファンとしては作家の趣味や考え方や交友範囲が分かってお得な感じの内容だ。本としては大判ではあるが、ソフトカバーで装丁やイラストのカジュアルさも気に入った。
ところで、娘さんを寝かしつけるのにお話をするエピソードが再三登場するのでだが、そのお話がきわめて「村上春樹的」に感じるのには驚いた。ムラカミハルキは童話か? そうかもしれない、と思った。
ノンフィクション作家という肩書きも概念も全然信用していないが、沢木の誠実さらしきものがメロドラマ風に滲みだす本書の企みは成功している。造本もうまい。
下手な漫画を読むよりも、おもしろい出来に仕上がっている。
その欲求に半ば応えてくれたが、もともと発表されることを前提にした日記だけに、
そこここに作為的な視点、整えた体裁が見えるのが惜しい。
ただ、沢木作品の生まれてゆく過程、生まれぬままになっていく過程を、
作者の生活や趣味、育児と平行して眺めていくのは生々しくてとても興味深い。
娘に聞かせる創作童話は、自分もやってみようかなという気にさせられた。