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国家と神とマルクス: 「自由主義的保守主義者」かく語りき 単行本 – 2007/4/1

4.1 5つ星のうち4.1 63個の評価

日本国家、キリスト教、マルクス主義を考え行動するための支
柱とする著者の「多元性と寛容の精神」とは何かが明らかになる評論、コラム、
書評およびインタビュー集。
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商品の説明

出版社からのコメント

左右両翼の活字メディアでの精力的な言論活動によって論壇の
寵児となり、4月12日に『自壊する帝国』(新潮社)で第38回大宅壮一ノン
フィクション賞を受賞した著者の注目の最新刊です。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 太陽企画出版 (2007/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 254ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4884664353
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4884664350
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 63個の評価

著者について

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佐藤 優
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
63グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤氏の著作はいくつか読んできましたが,すごい人だと
改めて思いました.

まさに天佑.
佐藤氏の存在をそのように思わずには居られません.

これまで読んだ中でも好きなのは『交渉術』ですが,
この本も知的向上心を持つ方すべてにお勧めできます.

左右の幅広い論点について,思わずはっとさせられる記述に
たくさん出会えました.
特に,これまで食わず嫌いのところも大きかった
マルクス経済学の可能性について大いに啓蒙されました.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は官僚ではないので、彼ほど国家にはこだわれない。国家の悪い面の方が主に見えてきてしまう。彼がキリスト教を信じていなかったら、とても怖いオジサンだと思う。マルクス主義が世界を理解するための方法だということには共感する。
2010年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知の怪物が日本国家、キリスト教、マルクス主義という
並存しえない概念を絶対的なものとして様々な考察を行っている。

「絶対的なものはある、ただし、それは複数ある」
「左派、右派の垣根を越えて」
という点に関して深く共鳴する。

経済学・哲学に疎い理系出身者にとってはやや難解。
だが、佐藤氏の文章から思考を追うことによって
なまっている脳味噌を鍛える作業ができると思う。
本書で挙げる彼の推薦図書を読んでみてから
もう一度この本を読んでみようと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は佐藤氏が各新聞・雑誌で寄稿した文を一冊にまとめたものです。

主なテーマは国家、官僚、ナショナリズム、「寛容の精神」です。

国家に関しては、国家の恐ろしさとその生存本能について語り、

「必要悪」という立場を明らかにしています。

そして国家の収奪の機能(暴力性)を支える官僚を資本家、地主、労働者

と並ぶ一つの階級であるとしています。

ナショナリズムに関しては、エリートが自己保全のために作られたとした場合、

その暴走をとめることができない現実を説明できていないと指摘しています。

さて佐藤氏は北畠親房の『神皇正統記』から「威・力分離」と「寛容の精神」

を導き出しました。

「威・力分離」とは権威と権力を分離のことであり、それが皇室を今日まで

存続させたとしています。

そして日本国憲法が「威・力分離」を最高の形で現出しているとして

憲法改正不要の立場を取っています。

「威・力分離」はとても興味深かったのですが、問題は「寛容の精神」です。

これは簡単に言えば、自分に危害を加えない限りは相手の価値観や信仰などを

尊重することであり、これは日本の古き良き伝統であると佐藤氏は提唱しています。

権力者(天皇、大臣ら)はあらゆるものを受け入れなければならない(145頁)、

と佐藤氏は述べています。

他者との協調・連帯であり問題ないように見えますが、

佐藤氏は楽観的に構えすぎのように思われます。

万が一「寛容の精神」が日本国内から外へと出た場合、

日本が中心・盟主となって世界のあらゆるものを

吸収していくということになりかねません。

下手をするとかつての「大東亜共栄圏」を構築する

という方向に向かう恐れがあります。

他者を尊重するということで「寛容の精神」を許容し、無批判になると

日本はかつての失敗を再び犯してしまうと思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 佐藤の本は 新刊が出る度に買ってしまうようになってしまった。同じ方も多いのではないかと思う。

 佐藤を巡る 今の 状況にはいささか異様なものがある。「余りにも高い評価と 余りにも少ない批判」に いささか驚く次第だ。僕自身は普通のサラリーマンなので 普通に佐藤の本を読んで 感動したり感心したりしているだけだが それ以上に 今の言論界での絶賛振りには違和感すら感じる。

 そう 昔の長島茂雄みたいだ。

「みんなが長島の味方をしているわけではない。長島がみんなの味方なのだ」

 草野進というペンネームでプロ野球批評を行った元東大総長の蓮見重彦は かつて そう「喝破」したことがあったが それを思い出した。

 本書は 右派と左派の雑誌に掲載された記事を一冊に盛り込んである。その融通無碍が楽しいし 佐藤自身が一番楽しんでいる。結局「右派でもあり 左派でもあり そのどちらでもある」という佐藤の「立ち方」なのだと思う。それが みんなをして「佐藤は俺らの味方だ」という印象を醸し出しているのではないか。

 それが読後感である。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤優さんのとても独特な国家論、神論、そしてマルクス経済学がどんなに理想的なのか等々独自の理論が展開されていました。
それをどう採るかは読者の自由に任されていることを、とても幸せな事だと感じました。
2009年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤優のバックボーンは神である。
本書を読んで彼の得意な言論活動の軸はキリスト教神学であることを改めて確信した次第である。彼の神学部大学院卒という経歴やこれまでの著作を読めば佐藤優の言説の中で神の占める位置の大きさはある程度理解できるだろう。それでも私の中では保守主義やマルクス主義といった要素との絡みで何が最も重みをなしているか定かでなかった部分があった。しかし、本書を読み終え、その疑問は氷解した。佐藤優の中心には神がいる。

キリスト教神学から派生している要素であるが、寛容という思想も佐藤優の中で大きな位置を占めていることも始めたわかった。それだけでなく、寛容という思想の大きさと深さも思い知らされた。私の神とあなたの神は違うかもしれない、私にとって絶対的なものとあなたにとって絶対的なものは同じではない、そして相手のそのようなあり方を絶対無条件で受け入れる。寛容とは表面的な意味のごとくに容易なものではない。相当の覚悟を求める思想であり、また佐藤優はそのような覚悟を持った人物であることが本書の至る所から感じることが出来る。

多彩な文筆活動を繰り広げている佐藤優の著作の中で本書が持つ特色とはどのようなものだろうか。
本書で展開されている論説や対談の内容も十分に興味深いが、佐藤優が何をどのように考えるのかという過程を伺うことが出来ることができるというところにあると言えよう。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知識人の多くは左右を問わず、資本主義を非難する。しかしそのほとんどは本気でない。資本主義に対して的外れな攻撃を繰り返しながら、資本主義の恩恵を手放すつもりはさらさらない。なかには、恩恵に気づいてすらいない人もある。

著者は白井聡との対談で、資本主義の弊害をどう克服するかが重要だと強調し、「商品経済に巻き込まれない領域を自分で、個々の人が少しだけ作っていく」よう提案する。そして自分が日常生活で定めている原則なるものを披露する。

その原則とは、「本のやり取りに関して、自分から特定の本を薦め、相手がその本を読みたいと言ったときは、代金を取らないで送る」というもの。欧州のインテリもやっているという。さすがインテリ。庶民は平凡にプレゼントと呼ぶ。

プレゼントは資本主義社会で珍しいものではない。インテリが嫌うバレンタインデーのチョコレートはその代表だ。デパートでチョコを買って贈るのは、本屋で本を買って贈るのと何ら変わらない。著者の考えをあてはめれば、バレンタインデーのチョコ売り場は反資本主義の砦になってしまう。

色とりどりのチョコのように、専門書から文庫本まで多彩な書物が普通の市民にも買えるのは、資本主義の恩恵である。その恩恵に気づきもせず、あるいは気づかないふりをして、著者は資本主義を「ろくでもないシステム」と謗るのだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート