![強運をつくる干支の知恵[増補版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/815nvBvTnFL._AC_UL165_SR165,165_.jpg)
１ 生き方の問題として、心掛けておきたいお話が多数ありました。「はたらく」は「傍の人を楽にしてやるのではたらくと言う」働くは、何か、人のために貢献することにある、この覚悟がないと、生き甲斐がない。
2 小さなことを積んで大となす。大を一気に望む人は、一気に出来る事ってたかが知れている。
３ 天命の話も、そうか、すごい人ですねぇと驚いた。失敗しても天命、天がチャンスを与えてくれたってなかなか思えませんが、失敗は好機の到来とめげないところがすごい。師範です。手本です。頑張ります。
４ あと、どんなに新米社員の時でも、自分が経営のトップ、責任者だったらどう判断するかと問いを投げかけて生きてきたという、これも、爪の垢でも煎じて飲んだ方が良い、すごい人だ。
結論 この本の指南通りに生きたならば、すごいことになる予感がする。
５ 作者は現役の大企業の経営者であり、幼児期に儒教の素養をたたきこまれると言う、恵まれた環境の中で生育した。そのためか、この本は取り分け「易経」の実践版、実地に用いるにはどういう展開になるのかを解説してくれているような気がします。
６ 「はたらく」が傍を楽にさせるためと言う時、幻冬舎版「易経」の中の地山謙の九三「労謙す。君子は終わりありて吉」「快く苦労を背負って貢献し、恩を着せずにへりくだることは、ふつう困難な事である。等々」とあり、同じく岩波版は「九三は卦中の独陽でしかも居正、衆陰の心服を得、等々」・明徳版は「苦労して謙遜するものである。等々」周りを助けて働きしかも、謙虚に過ごし、自慢話をしない人とあります。
７ 天命も、「易経」の考え方のように思える。山地剝の次のは一陽来復、地雷復の卦が来る。一事が万事、五経のなかでも、とりわけ易経の精神が反映している。
８ 易の実践版としても参考になると勝手に思いました。易と合わせるとさらによく易が分かる気がする。何故かと言うと、この本は非常に分かりやすいので、分かりにくい「易経」が分かりやすくなるのです。「易経」の実践版を読みたい人にもお勧めです。
９ 他の感想文を読むと、 ちょっと自慢話の羅列と感じる人があるかもしれません。私はすごい人と感嘆しています。自分もこんな人生が過ごせたら良いと憧れます。
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