「児童相談所」という言葉は聞いたことはあるが、どういった場所か具体的なイメージをもっていなかった。本書を読んで、少しずつ「児童相談所」の仕事の内容と役割が分かってきた。
児童相談所に一時保護所があるということを初めて知った。子どもを預ける場所というと、児童養護施設、児童自立支援施設だけだと思っていたが、緊急を要する場合にはたしかにこういった場所が必要である、と思った。
ゾッとしたのが、保護者が一時保護解除をしたいために何人かで押し掛けるということである。保護者は、子どもが大事、手元に置いておきたいという気持ちはあるのだが、子どもの養育環境として適切でないと判断しているから一時保護している、それについてなかなか理解できないようだ。職員は、子どもたちのために考えて仕事をしているのに、こういった対応もしなければならないのは大変だと感じた。
「児童相談所」という機関がどういったものか、じゅうぶんに知っている人は少ないと思う。一般の人々がもう少し「児童相談所」について知っていたら、利用する機会ももう少し増えて、子どもに対して適切に対処できるかもしれないと思った。そういうことを知るのに、この書は有用だと思う。
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児童相談所汗と涙の奮闘記 単行本 – 2001/6/1
児童相談業務研究会
(編集)
- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社都政新報社
- 発売日2001/6/1
- ISBN-104886140696
- ISBN-13978-4886140692
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
キレる子、ひきこもり、行為障害、学習障害など、対応が難しい子供たちの問題。多くの子どもたちやその家族と触れ合い、喜怒哀楽をともにしながら、汗と涙の日々を繰り返している児童相談所の職員の日常を綴る。
登録情報
- 出版社 : 都政新報社 (2001/6/1)
- 発売日 : 2001/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 294ページ
- ISBN-10 : 4886140696
- ISBN-13 : 978-4886140692
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,836,921位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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