日中戦争から戦後の時代まで、自力で人生を切り拓いていった勇気と知性ある女性の物語。
ヴケリッチはゾルゲ事件で知られるクロアチア出身のジャーナリストだが、
この本では日本人の妻とその家族の目から、
私人としてのヴケリッチが描かれているのも新鮮です。
彼女が生まれ育った時代と環境、家族の肖像が描かれ、
自分が生まれる前の日本の姿が、
まるでそこに生きていたかのように感じられました。
彼女の母がどんな人だったか、とか
実家の家族など、
彼女という人を作った環境が具体的に描かれています。
夫の処刑や敗戦戦後の激動期、周囲の偏見・・・
何重もの試練を生き抜いて、
女手ひとつで息子を育てあげ、
愛を守った勇気と知性と力強さ、
その源についてヒントが散りばめられています。
息子さんがザグレブに移住し、
世代を超えて愛が引き継がれるのにも感動します。
生きていくことは困難の連続だけど、
女として母として
できることは沢山あるんだな~
と勇気をもらいました。
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ゾルゲ事件ヴケリッチの妻・淑子: 愛は国境を越えて 単行本 – 2006/12/1
片島 紀男
(著)
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- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社同時代社
- 発売日2006/12/1
- ISBN-104886835945
- ISBN-13978-4886835949
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登録情報
- 出版社 : 同時代社 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 211ページ
- ISBN-10 : 4886835945
- ISBN-13 : 978-4886835949
- Amazon 売れ筋ランキング: - 739,143位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2019年5月2日に日本でレビュー済み
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かねてより、この二人のこと知りたかったので。ようやく、読むことができました。時代の背景を考えると、なんと強く
はかなく激しく純粋な深い愛に感動。ニコライ堂の結婚式の写真美しく、本当にお似合いの二人。けれども、前妻のこと、スパイのこと、共産主義者であること、それでもそれを超えての深い愛情。ブランコは、残念だったけれども、その意志は、息子が継いでゆく。愛の完結と私は、思う。あの時代にあのように生きた知的な女性がいたこと、今の女性にもっと知ってほしいとおもいます。
はかなく激しく純粋な深い愛に感動。ニコライ堂の結婚式の写真美しく、本当にお似合いの二人。けれども、前妻のこと、スパイのこと、共産主義者であること、それでもそれを超えての深い愛情。ブランコは、残念だったけれども、その意志は、息子が継いでゆく。愛の完結と私は、思う。あの時代にあのように生きた知的な女性がいたこと、今の女性にもっと知ってほしいとおもいます。
2019年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゾルゲ事件そのものを扱うというよりはその背景・推移がゾルゲの側近の妻の立場で書かれているのが興味深い。また、彼女の夫に対する愛情の深さ、また自分の至ら無さを厳しく律する姿が偽りなくそのまま描かれているのは読む者に感動を与える。たった一度しか父親に対面したことのない息子が(しかも拘留されていた網走刑務所の中で)大学卒業後留学で父の祖国に渡りそのままそこに骨をうずめて生きているのは父親の魂を受け継いだ歴史への貢献としか言いようがない。