経済学者植草一秀氏と、ジャーナリスト斎藤貴男氏の
3日間延べ10時間にわたる対談を本にしたもの。
本書は2012年に出版されたものだが、両者もトマ・ピケティ氏同様、
富裕者への累進課税と法人税を強化するべきであると主張する。
なぜ政府・官僚は消費税を増税したいのか、
また増税のシナリオがどのようなプロセスで実行されていったかを、
事情をよく知る両者ならではの情報を踏まえて論じている。
両氏は、財政を立て直すためには経済成長は必要であるが、
問題は成長したパイの「分配の仕方」にあると考えている。
つまり、新自由主義的に社会の上層や多国籍資本に富を集中して独占し、
そのあとでトリクルダウンで貧しいものに「おこぼれ」がいけば良いとする
考え方は機会均等でも何でもなく、狂ってさえいると断ずる。
「頑張った人が報われる社会」とは、
法律の抜け穴を潜るような金融テクニックを駆使し、
不労所得を得るような不心得者のためにあるのでは決してない。
しかし本書を読んで、世の中が既にそのように支配されていることを
嫌というほど知らしめられた。
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消費税増税 「乱」は終わらない 単行本 – 2012/9/25
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購入オプションとあわせ買い
気鋭の論客による増税法廃止への道筋
消費税増税法をめぐる政治の混乱、原発再稼働、オスプレイ配備――。
官僚・米国・資本に隷従する政治を許さず。
悪魔の税制=消費増税を許さず。
今度は、生きるか死ぬかの選択だ!
消費税増税法をめぐる政治の混乱、原発再稼働、オスプレイ配備――。
官僚・米国・資本に隷従する政治を許さず。
悪魔の税制=消費増税を許さず。
今度は、生きるか死ぬかの選択だ!
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社同時代社
- 発売日2012/9/25
- ISBN-10488683731X
- ISBN-13978-4886837318
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登録情報
- 出版社 : 同時代社 (2012/9/25)
- 発売日 : 2012/9/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 488683731X
- ISBN-13 : 978-4886837318
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,406,869位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,073位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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2015年3月16日に日本でレビュー済み
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2012年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年8月10日に参議院本会議で、消費税増税などの法案が民主、自民、公明三党などの賛成多数で可決された。このままいけば、14年4月には8%、15年4月には10%へと引き上げられてしまう。マスコミは消費税増税を既定路線とし、次期総選挙での争点外しを狙ってか、維新の会や尖閣・竹島問題の報道にうつつを抜かしている。消費税増税の影響については、法案可決後に政府などが影響についての評価をコッソリと出してきている。それによれば、年収500万円世帯で年12万円の消費税負担増のほか、住民税・所得税・社会保険料等も合わせると33万円の負担増に及ぶ。これでは、景気が冷え込み、税収の落ち込みで財政再建どころでないことは明らかである。
本書は、消費税に関する論客2人が、消費税増税の胡散臭さを徹底議論し、まだ増税を潰すチャンスがあることを説く。植草氏は、すでに『消費増税亡国論』で論じたように、シロアリ退治なき増税の演出者が財務省であることを余すことなく論証し、学会やマスコミの主要人物を増税賛成派に陥落するための手段を選ばない謀略を暴き出す。一方、斎藤氏は、『消費税のカラクリ』で明らかにしたように、日本の消費税には制度的な欠陥があり、消費税の新たな負担は、製品価格に転嫁できない中小企業者を押し潰すことを熱く説く。
次の総選挙で、消費税増税が最大の争点となるかどうかは予断を許さない。しかし、今回の消費税増税決定の非民主的プロセスと、増税の恐るべき悪影響が広く知られれば、逆転のチャンスはある。本書は、消費税がそもそも一体何かを改めて学び直し、財政再建はどのような手順で行われるべきかをじっくり考え、政治選択の参考にするための最適な本である。
本書は、消費税に関する論客2人が、消費税増税の胡散臭さを徹底議論し、まだ増税を潰すチャンスがあることを説く。植草氏は、すでに『消費増税亡国論』で論じたように、シロアリ退治なき増税の演出者が財務省であることを余すことなく論証し、学会やマスコミの主要人物を増税賛成派に陥落するための手段を選ばない謀略を暴き出す。一方、斎藤氏は、『消費税のカラクリ』で明らかにしたように、日本の消費税には制度的な欠陥があり、消費税の新たな負担は、製品価格に転嫁できない中小企業者を押し潰すことを熱く説く。
次の総選挙で、消費税増税が最大の争点となるかどうかは予断を許さない。しかし、今回の消費税増税決定の非民主的プロセスと、増税の恐るべき悪影響が広く知られれば、逆転のチャンスはある。本書は、消費税がそもそも一体何かを改めて学び直し、財政再建はどのような手順で行われるべきかをじっくり考え、政治選択の参考にするための最適な本である。
2012年10月23日に日本でレビュー済み
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消費増税を現状の取り巻く環境で進める必要のない事を強く再認識させる。また、頑張れば報われる社会という言葉に誤魔化されてはならない。
2013年4月11日に日本でレビュー済み
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野田政権で突如として決定した消費税増税法案。これほど国民の期待を裏切った施策はない。
メディアではあまり取り上げられない要点をわかりやすく対談形式で述べている本書は稀有な存在であろう。
一人でも多くに読んでもらいたい一冊である。
メディアではあまり取り上げられない要点をわかりやすく対談形式で述べている本書は稀有な存在であろう。
一人でも多くに読んでもらいたい一冊である。