西沢大良は今をときめくSANAAの西澤立衛の実兄である。華々しく海外へと活躍の場を広げる弟に比べるとやや地味ではあるが、それでもギャラリー間の個展を開くという栄誉を得た。この本はその展覧会に関連して出版された初の作品集である。
西沢大良によれば、世界はすべて立体の集まりととらえることができて、建築はそれらの立体を収めるさらに大きな立体である。歴史は立体の変遷史としてもとらえることができるが、特に近代以降の社会とは立体の種類と数が途方も無く膨張する過程であり、現代建築のプログレマティークはそれらをいかに収納するかということに還元することができる...
まるでヘーゲルのように?壮大な体系を見据えた究極の形式論は他の若手建築家にはない凄みがあり、今後の活躍が期待される。
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西沢大良1994-2004: TAIRA NISHIZAWA ARCHITECTS ペーパーバック – 2004/5/1
英語版
西沢 大良
(著)
- 本の長さ131ページ
- 言語英語
- 出版社TOTO
- 発売日2004/5/1
- ISBN-104887062370
- ISBN-13978-4887062375
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
若手実力派建築家・西沢大良の活動をまとめた初の作品集。処女作「小平のハウス」から最新作「砥用町林業総合センター」までの全作品を紹介。書き下ろしエッセイ、詳細図も収録。
登録情報
- 出版社 : TOTO (2004/5/1)
- 発売日 : 2004/5/1
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 131ページ
- ISBN-10 : 4887062370
- ISBN-13 : 978-4887062375
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,072,135位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 559位建築家・様式
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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2005年7月12日に日本でレビュー済み
~西沢大良。事務所を設立してから、ちょうど10年の節目の年に刊行された作品集である。記載されている作品数は多くはなく、ページ数も少ない。しかし、それだけで購読しないのはもったいない。内容は一貫して、現代という時間の中でモノとヒトとがどうある(存在する)べきかを、問うている。決して目立つ作品達ではないが、見れば見るほど、作品の魅力に取り付~~かれてゆくだろう。流行の中で現れては消えてゆく様なものではなく、地に足をつけた、確固たる建築がここにはある。~