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カルカッタ染色体 単行本 – 2003/6/1

4.1 5つ星のうち4.1 613個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

マラリア感染のメカニズムに隠されたもう一つの「意味」とは? そして「カルカッタ染色体」とは? 過去と現代と未来、インドとニューヨーク。医学史、SF、ミステリの要素を織り交ながら描く、壮大な陰謀と歴史の物語。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ディーエイチシー (2003/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 348ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4887243227
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4887243224
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 613個の評価

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アミタヴ・ゴーシュ
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カスタマーレビュー

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613グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年4月20日に日本でレビュー済み
SFの高名な賞を取っているが、作者の意図はSFとして読まれたのは偶然で、恐らくは、歴史小説(近未来が舞台なので、正確には歴史小説とは言いがたいだろうけれど)のつもりで、そしてカルカッタという都市(混沌としていて謎に満ちていて、歴史が身近にありながら省みられない町)を軸に、インドの近世史、英国支配の歴史、マラリア発見にまつわる歴史を横糸として、とても興味深い物語を紡いだという感じか。

時間が飛ぶこと、インドの歴史や都市の混乱を知らないと、少々ぐったりさせられるかもしれない。

翻訳は読みやすく、内容の難しさに対して分かりやすく、最後まで飽きさせず、一気に読まされる力作。

インドについて近づくための好著。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年8月2日に日本でレビュー済み
マラリアの媒体に一役買っているのは「蚊」であった。その程度の話なら誰でも耳にしたことがあるだろう。しかしその背景にまで細かく目を通す人はなかなかいない。作者はそんな盲点を上手く突いてきたのだろうか、表向きに成功したかのような研究者の裏側にうごめく疑惑・虚実・カルト的な世界を精巧に描いており、過去から未来にまで交錯する舞台は眩暈すら感じるほどの疾走感が溢れている。
主人公の一人アンタールは退職を間近に控えた元プログラマー。いつものように国際組織が世界各地で回収したガラクタどもの目録整理を行なっていたところ、「偶然」にもマラリア研究の謎を追いかけてカルカッタで行方不明になった同僚ムルガンのIDカードを発見する。ムルガンは、マラリアには全く素人同然の軍医ち?感染ルートを解明するのはあまりにも不自然と考え、ほとんど強引にカルカッタへ現地調査へ乗り出した好奇心のかたまり男だった。
物語はムルガン主体で描かれる場面も多く、読者はマラリアにまつわる裏の裏まで迫っていく彼の足取りに同行する興奮を体感することができる。「偶然」巻き込まれる登場人物も数多い。しかし彼らが謎に迫れば迫るほど、それは全くの「偶然」ではなく仕組まれたシナリオだった、と薄々感づいてくるうちに迎えるラストの衝撃は非常に大きい。サスペンス、SF、歴史読物といった単一分類では到底くくれないような驚き連続の眩惑ツアー。カルカッタの謎がここにある。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 本書は、アーサー・C・クラーク賞の受賞作である。また、訳者あとがきによれば、「一級品の「SF」であることは間違いない」そうだ。
 ほんとに? そうだろうか?
 評価というものは人さまざまであるべきだと思うし、ラベリングにとらわれず自分なりの評価を正直に出すべきなのだろうと信じているから、まあ、SFといわれればSFなのだろう。
 しかし、一読後して感じたのは、不愉快な気持ち悪さだけだった。これが、「名作」たるゆえんなのだろうか? 読んでいる人間に吐き気をもたらすことが?
 本書は、「SF」というよりも「怪談」と呼ぶべきものだと思う。インドの雑多で不潔なめくるめく雑踏の中でめまいを感じながら気絶する瞬間に感じる、恐怖に満ちた不条理な怪談である。
 センス・オブ・ワンダーやロジカルな結末を期待すると、バカを見る。「カルカッタ染色体」という題名から、バイオロジカルなハードSFなり陰謀顛末記を想像してしまうが、それは完全な勘違いである。
 もちろん、文学として面白くない・・・というわけではない。謎が謎を呼び、そして、謎のまんま壁に衝突する展開と結末は、ページをめくる手ももどかしいものがある。ストーリテリングが、おせじにもうまいとは言えないにもかかわらず。
 そして、私のような勘違い読者は思うのだ。「結局何なのだ? 自分が読みたかったジャンルとはかけ離れてるじゃん。 紛らわしい紹介するなよ!」と。
 だから、「ダーウィンの使者」とか「フレームシフト」とか、そういう流れの作品だろうと誤解して買ってしまわないように、そこだけ注意すべきと考える。
 幻想文学が好きな人には私のような見方は当てはまらないと思うが、その手のものが苦手な人間とている。 よって、好き嫌いのわかれる作品だと思う。
 
 
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月30日に日本でレビュー済み
 1997年度のアーサー・C・クラーク賞を受賞した作品…と言うことで、SFの傑作だと思って読んでしまう人が多いかも知れませんが、この作品はSFではありません。確かに、科学史、医学、コンピュータなどが作品の重要なポイントになっていても、それはあくまでも道具立て。むしろハリー・クレッシングの「料理人」あたりが、この作品に近い作品と言えます(ゴシック・ホラーの系統ですね)。
 作品としては、すごく面白い作品で、翻訳も丁寧です。マラリアの原因を巡る科学史上の調査を糸口に、思いがけない(強引な?)結末に到るまで、小説を読む面白さを堪能できます。ただSFだと思って読み始めた人にはつらいかも…。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート

他の国からのトップレビュー

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Amazon Customer
5つ星のうち5.0 Fascinating and compelling story
2023年8月17日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
One of Amitav Ghosh’s best books: an intricate plot, great characters, and a compelling story. This is a great read.
Placeholder
5つ星のうち5.0 What a book
2023年7月1日にインドでレビュー済み
Amazonで購入
After probably 30 years from its publication this book had all the elements that is going to nail you till the end. The author has cleverly woven the story and have taken the reader through a wondrous journey of time. The narrative is a perfect combination of science, nihilism, myth, philosophy and superstition. A unique reading experience.
Prashali
5つ星のうち5.0 A good read
2014年9月11日にドイツでレビュー済み
Amazonで購入
Interesting plot woven around discovery of malarial parasite. The mystery keeps you gripped throughout.
Book in good condition. Quick delivery. Recommended!
Mrs. M. Wallace
5つ星のうち5.0 Good as always
2013年3月27日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
This author is really worth reading. Hi written English is a pleasure to read and you instantly become part of the story
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
M. Paine
5つ星のうち4.0 Confusing
2020年7月13日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
I was confused by the plot, which left me the reader a little too much work to do - to imagine. Nonetheless, the book was rescued by Ghosh's masterful storytelling; it was just that there were many storylines that never really joined up.